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2021年08月10日14:51

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『ナイト・オン・ザ・プラネット』

ジム・ジャームッシュ・レトロスペクティブ2021に行ってきました。
全部で12作品を2週間で上映していますが、古い作品を中心に選んで観ることにしました。

まずはもっとも印象に残っていた『ナイト・オン・ザ・プラネット』、1992年公開の作品です。ロサンジェルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキで同時刻にタクシーの車内で繰り広げられるストーリーを紡いでいきます。
車の整備工を目指す若い女性運転手と映画のキャスティング・ディレクターの女性客、コートジボワールからの移民の男性運転手と盲目の女性客など、会話がとても面白いです。時差があるので、それぞれの現地時間を時計で示し、一つの物語が終わると時計の針が戻り同じ時刻から次の物語が始まります。このアナログ的な発想がこの映画のユニークさを感じます。

この作品のオリジナルタイトルが"Night on earth"であることを再見して知りました。「オン・アース」という言いにくいから「オン・ザ・プラネット」に変更したのかもしれませんが、今思うと変なタイトルです。他の作品が原題をカタカナにした邦題なので、変更してもよいのに思いました。
この作品はサントラがでていて、公開当時に購入しました。トム・ウェイツの音楽とヴォーカルなかなかの雰囲気で、探すとネットにもありました。45分あたりの"Good Old World"がラストに流れ、当時を思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=sU_w3xQFxXo

3作品観ると、非売品のポストカードとチラシのプレゼントがあります。毎回盛況で終わり間近にようやく3本観たので、ポストカードは残っていませんが、『ナイト・オン・ザ・プラネット』のチラシをゲットしました。30年くらい前に宮城県で初めて映画を観たときのことを思い出します。


写真左:『ナイト・オン・ザ・プラネット』の新しいチラシ
写真右:劇場の特集パネル
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