mixiユーザー(id:12263095)

2021年08月10日01:52

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「余命0年」を生きる

今季のドラマで、いちばん欠かさずに見ているのが、これ。
https://www.google.com/amp/s/www.nhk.jp/p/ts/2GVXYR2MN8/

「ライオンのおやつ」

ホスピスが舞台の、死生観を考えさせられる、ゆったりとしたドラマ。
舞台となる島が原作と違っている関係で、そこいらへんの設定の違いはあるものの、かなり原作に忠実なので、原作を読んだ人にも違和感ないと思う。


自分自身が「余命0年」なので、いろいろ考えてしまう。
まぁ、近々、確実に死を約束されたものではなく、10年前に死にかかって入院したときに、「あと10年、頑張りましょうか」と主治医に言われ、間もなく10年経過する、と言うものなのだが。

既に脳、心臓、癌の「3大成人病」は経験済み。
最初に入院したときは、病棟内の患者の中で一番若かった。しかも、パワハラがエスカレートして倒れた結果、心肺停止まで経験するという展開で、精神的にも最悪な状態。余命宣告は自分にとって、不条理と絶望を受け入れるしかない、残酷なものだった。

それから10年。

2年に1度ぐらいのペースで入院を繰り返し、色々制限事項もあるが、普通に生活して、普通に食事もできている。
余命マイナスまで行けそうになってきた。

でも、体調がおかしくなるたびに、もう普通の生活は無理になるのかな、と思ったり、もうそろそろ命がないのかな、と思ったり。
特にメンタル面でのストレスが大きいときつい。

もう、いつ倒れても仕方のないところまで来ているし、倒れたら、もはや普通の生活に戻れない可能性も覚悟しなければならないのだが。

だからこそ、平穏な時間を過ごせることの大切さを思う。
よく、「死ぬまでにやりたいこと」をリストアップする話もあるが、私はどちらかと言うと、「自分のために使える平穏な時間」を、たっぷり手にしたい。「やりたいことリスト」を作るような人に言わせれば、無駄な時間かもしれないが、これは最高の贅沢だ。「自分のための時間」が「闘病のための時間」になる前の、ささやかだが貴重な時間。これをどう使うかは、手に入れてからのお楽しみだ。あえて具体的な目標は立てていない。

願わくば、入院したときに、「病棟内最年少患者」にはなりたくないけどね……




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