竜とそばかすの姫~歌詞

YOUTUBEなどに巣食ってる素人評論家連中は脚本にケチつけまくり。
確かに脚本は不完全という誹りはあるでしょう。

でも私は吐くほど現実に苦しむヒロインが見た「一夜の夢」ととらえてるのでなんの不満もありません。
むしろ、ああ、夢ってこういうふうに進んでいくよなあって思ってしまう。

歌詞がすごい。
そして歌手も。

世間でうまい歌手とされてるディーヴァって私にはうまいともなんとも思わない人ばっか。
「どや！私の歌唱力！」そんなのばっか。
私って美人でしょ？イケメンだろ？て無理やり見せつけるバカを思い出す。

「それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり」
〜太宰ダス・ゲマイネより〜

でも彼女は違う。
歌詞を真摯に伝えようとする努力を感じる。

我々オーディオマニアも彼女の努力を最大限に尊重し
「伝える音」を目指すべきだと思いました。

「自分以外みんなうまくいってる。自分だけが幸せじゃない。でも日々は私に関係なく過ぎていく」
一度でもこう考えたことがある人は、身悶えするような強烈な衝撃を受けるはず。