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2021年08月02日04:17

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1960年代前半のビジネススタイル〜無責任シリーズ

ちょっと前、「五輪なんかスルーでも見るものはいくらでもあるわ」的な大口こいちゃったので、一つ二つアリバイが必要かもと思い、とりま書きです。

植木等(正しくはクレージー・キャッツ)の映画です。
金のかかるロケは少なく、主に会社と飲み屋(「バー」で合ってる? だだっ広い店内をママさんが仕切って、席数の割に人数の少ない女の子が愛想を振りまく+ステージで歌謡ショー)でお話が展開されます。

そのお話が、まあ何というか。

会社のいろいろが嫌で脱サラした植木等が、何でも屋(って昔からあるんだね)を始めて大成功、こりゃまたタマランと事業拡張して人を使っていくうちに、自分がうっとうしいかつての上司になってるじゃんみたいな話。

新入社員の植木等のところに直上の係長が来て、「課長が呼んでる」課長席に行くと「部長が話があるそうだ」部長を訪ねると「重役室に行きたまえ」行ってみると「社長がお呼びだ」。なんで最初から偉いさんが来ないんだよ、みたいな。

専務と常務が犬猿の仲で、社長に万一があった時、どっち側にいるかでサラリーマン人生が終わるから、業務そっちのけで全社員必死。両方を股にかけたカメレオン男の植木等がうまくやり切るかどうか、とか。

それもこれもバカらしいので、植木等がヨイショの腕一つでガンガンのし上がっちゃう(その「あがり」が自動車ディーラーの北米支社長とかでヤバすぎww それでいいのかと思う)ゴマすり野郎の話。

どれも昭和テイスト満載。令和の現代ではとても考えられない前時代的なことばかりで、当時とは別の意味で爆笑です(≧▽≦)。

……本当にそうかなあせあせ

風景描写では、東京に高層建築が皆無。霞が関ビルがこの頃あったかどうか不明ですが、描かれてはないです。CGと巨大セットを駆使した「三丁目の夕日」がむなしく思えてくる(^^;。

高速道路に防音壁がなくて左右丸見えなんだけど、すべて更地か田園風景で、どこを走っているのか解析不能。

あと、絶対被っているはずの東京五輪の話が全く出てきません。制作年代の関係でそうなのか、当時さほど話題のイベントでもなかったのか(聖火リレーで火がついた、という検証があります=そこにスガった政権があるとかないとかw)。どうなんでしょうね。

クレージー・キャッツの主題歌劇伴も、なんつーかサイコーです🤣
これこそ昭和テイストで、子供たちには「わっかんねぇだろうなぁ〜〜(by松鶴家ちとせw)」と思う。

これを本気で面白がっていたのは父(物故)年代で、方々に聞いたら超いい話がザクザク拾えると思う。けどそのチャンスはもうないだろうし、そもそも残存クレージーが(知らないけど)いないよね。

ちなみに、俺なりにもっと掘った話はたくさんあります。需要ないだろうし書く時間もないけど(^^;。
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