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2021年07月13日20:16

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三年喪を秘せとか瀬田に旗をたてろとか

 石畑家三大怪奇現象といえば、1「弘法大師の人形」2「割れた花瓶」3「呼び鈴」であり、うちの窓のひびもこれに準ずるものであろう。何が怖いって、この話をするとほぼ凡ての人が「ああ、そういうのってあるよね。うちの場合は……」と体験談を語りだすことだ。
1、うちの仏壇に飾ってある祖父の弘法大師の人形、これを祖父の悪友がこっそり盗んでいったら毎晩その夢枕に立ち「ぼくは帰り道が分からない」と訴え、その悪友が泣きながら返しに来たのだ。
2、祖父が死んでその霊前、あろうことか父を叔父(父の弟)が喧嘩を始めた。家族に嫌な空気が流れた瞬間の「ピシ!」と花瓶にひびが入り、祖母が「守ってくれたんだね」と号泣。今でも鮮明に覚えている衝撃の音。
3、父の従妹が遠方で死にかけているとき、家の玄関の呼び鈴が誰もいないのに鳴った。何度も何度も、そしてご臨終の後には沈黙。
 うちでも親族の最期の時に、割れないはずのセキュリティ窓ガラスにひびが入っていたし。
  
 どうやら死にかけの時にはスーパーパワーを発動できるようだぞ。遠隔地に物理的干渉を及ぼせるみたいだ。いつか私にその時がきたら、知り合いの悉くにちょっとしたいたずらを仕掛けたい。腰椎の歪みを矯正して腰痛を治すとか、脳神経細胞を活性化してボケ防止とか、近所の野良猫が殺到して子供を産みまくるとか、性ホルモンを強化して恋をさせるとか。
 虫の知らせをリアルな虫でやるのも面白そうだ。パラワンオオヒラタクワガタが殺到するとか、ゴライアスバードイーターとか。

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