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2021年07月04日16:21

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2021-07-04 龍鳳(ロンホン)

 今日は誕生日である。しかも60歳。還暦である。還暦?一体何処の誰が?といった感じである。いい年こいて、精神年齢は居間だ19歳程度な気分である。
 そもそも、還暦といったら昔は赤いチャンチャンコ着て、家族から、爺様認定され、隠居生活が保障されていたものだが、今や赤いチャンチャンコどころか、隠居もさせてもらえず、家族を養う為に働け働けと、尻を鞭打たれる時代なのだ。
 それでも奥さんは「還暦なんだから」と、「還暦」という点を強調してまるで自分も何年後かに同じ還暦になることなど無いという顔をしながら、「何か食べに行こう」という。
 まあ、家族が自分の還暦祝いにかこつけて外食したいのだろう。自分一人なら、食べに行きたいラーメン屋が何店もあるのだが、家族と一緒だと店の選別が難しい。
 ラーメンだけは嫌だ、といって○○という店は値段が高い割に量は少なく、味も今一つだ、××はチェーン店のクセに店が汚いといったクレームはガンガン出るので、こちらの希望でラーメンと言っても専門店ではなく、何でもあって店が綺麗で値段もそこそこで、量もそれなりという、無為無体な条件を付けてくる。
 結局、ならばと選択できた店が各務原ロックタウン近くのこの店。以前一回だけ食べたことがある。
 で、今日は家族5人でこの店へ。ラーメンと思っていたが、店のメニューの中に最近できた「海老ワンタン」を使ったラーメンとスープの写真が載っていたので、これに天津飯として注文。
 実はこの時、自分はワンタンスープのつもりで注文していたのだが、指がワンタン麺の方を指していたらしく、天津飯とワンタンスープのつもりがワンタン麺が来てしまった。
 まあ、海老ワンタンを使っているのには変わらないのでどちらでも良いとして受け取ったのだが、お陰で予想外の麺を食べることになり、腹は満杯で天津飯の2割位を子供に助けて貰う羽目になった。
 また、焼餃子を注文したが、1個当たりが少し小さく、また案外と美味しかったので、注文した2人まえは、アッと言う間に食べてしまった。
 追加でもう2人前注文したのだが、これも最後には1個残っただけという感じで家族で食べてしまった。
 海老ワンタン麺はもう清湯も清湯、透き通ったスープに海老ワンタンが4つほどたゆたっており、その向こうには細い縮れ麺が気持ちよさそうに浸っている。
 青い青梗菜が2本麺とスープの間で、まるで鯉のぼりの寒ざらしの様な感じでスープの表面でユラユラしている。
 麺を一口すすると、意外にスープの塩味が強い。天津飯にサービスされた、これも塩味のスープの味が霞んでしまった。これは完飲したら腎臓をやられてしまう。
 海老ワンタンはさすがに美味しい。中の海老のピンクが透けて見えるようなワンタンで、口に入れるとヌラリとしたワンタンから以外としっかりとした歯応えの海老の具が、その海老の味を濃厚に漂わせてくる。
 天津飯は、これは私の好きな醤油系のアンが掛けられており言うこと無し。満足のいく中華飯だった。ご馳走様。
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