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2021年06月30日01:13

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映画や映像作品と1番近いのは音楽

音楽を早送りで聴く人は、よほど変わっている。

歌詞を要約したモノが仮にあったとしても、その要約した歌詞を読んで歌を聴いた事にはならない。

横着と合理的とは、全く別次元の話。

近い将来、人間も「映画を観た記憶そのものを短時間でインストールする」よえになるかもしれない。

けれど、大事なのは、合理的にインストールする事ではなくて、たとえ鑑賞した作品が決してお奥なくても、オリジナルの時間で鑑賞しながら何を考えて何を謂ったかという事ですよ。

同じ作品でも、時を経て歳と鑑賞した時に、前回と同じタイミングで同じ思考、同じ想いしかめぐらなかったとすれば、それは観る側が何の精神的な成長もしていないという事なのではないかしら?

観る事には、読むこと、知ることそのものに意味があるのではなくて、それをどう捉えるかの方が遥かに大事なんじゃないかな?

旅行なども同じで、出掛けた先の数の多さ、観光地の数を競うなんて、むしろ子どもじみた真似であって、旅行した本人にどれどけ有意義であったかの方が遥かに大事なはずなのに。






「推しは等速、他は倍速」 23歳記者から見た“Z世代”の動画視聴
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=6572382

映画やドラマを10分程度にまとめた「ファスト映画」が注目を集める中、動画を高速で再生する“倍速視聴”の是非も、関連して話題になっている。ファスト映画については逮捕者が出て、これから法廷で問題点が争われることになりそうだが、いずれの視聴形式にも共通しているのは「時間の節約」という観点だ。

 短い時間で作品を視聴することについては「演技の間が生む良さを損ねている」「コスパは良い」などさまざまな意見が出ている。中でも注目されているのは、10代や“Z世代”(1990年代半ば〜2000年代生まれ)の若者が、動画の倍速視聴を積極的に行っている、という論調だ。



 確かに23歳男性(つまりZ世代)の筆者は、動画をところどころスキップしながら見たり、1.25倍速で再生したりすることがある。しかしこれは重要度が低い動画の場合だ。自分が好きなエンタメや“推し”コンテンツは等速が基本。年の近い同期や友人、後輩にも聞いたところ、多くが同じ見方だった。



 となると、今度は「なぜ早回ししてまで重要度が低い動画を見るのか」という疑問が出てくる。友人らに詳しい実情を聞いてみたところ、その理由が見えてきた。



●コンテンツ過剰で共通の話題がない



 まず、コンテンツが多様化するあまり「誰もが見ているコンテンツ」がなくなり、若者同士も共通の話題作りに苦労していることが分かった。



 誰でも動画や画像を投稿できるプラットフォームが無数にあるいま、コンテンツは飽和状態にあるといえる。飽和しているということは、それだけ選択肢があるということ。一昔前は「誰もが見ているコンテンツ」だったテレビやドラマも選択肢の一つに過ぎなくなり、若者の間でも「みんな知ってるアニメやドラマ」はなくなりつつある。



 一方、SNSやマッチングアプリの普及は進み「知り合いのフォロワー」「顔とプロフィール文しか知らない誰か」とつながる機会は増えた。この人たちと仲良くなりたいと思うと、共通の話題が必要になる。



 しかし、現代のコンテンツはあまりに多様だ。話題は「あのYouTuber」「あのアニメ」ではなく「あのYouTuberの先週の動画」「あのアニメの番外編」「あの映画のスピンオフ」単位まで細分化される。



 こうなると、話題についていくために映画やアニメ、動画を視聴するには「第1章」「第1期」などは早回しするか、“作業用BGM”のように視聴したりせざるを得ない。「TiKTok」のようなショート動画なら話は別だが、話題がそれだけとは限らない。



●話題についていくためのコンテンツ消費は邪道?



 「話題作りのためだけにコンテンツを消費するなんて」「推しコンテンツが好きな仲間で盛り上がればいいだろう」という声もあるかもしれない。しかし、今はただでさえコロナ禍で「経験の共有」がしにくい時期だ。



 飲み会はおろか、一緒にイベントに行ったり、レジャーに出掛けたりするのは難しい。人と一緒にいることも減ったため「あの人ってこんな性格だよね」とった話題すらない。そうなると、ある程度は動画を共通の話題にせざるを得なくなる。



 こういった経験は筆者にもある。友人間で通話をしていると、知らないYouTuberが話題になる。大して興味はないが、適当な動画を早回しで見ておく。別の機会に友人がまたYouTuberの話をしてきたとき、「そういえばこんな企画もやってたよね」と話を膨らませる──といった具合だ。もし面白ければ、改めて等速で見直すこともある。



 ただ、中には見る動画を推しコンテンツに絞った上でも、早回しで見ざるを得ないという友人もいた。この友人らの推しは、配信者やバーチャルYouTuber。彼ら・彼女らは1日に何時間も配信を行うので、働きながら全てを視聴するには時間が足りないという。



●教材の動画化も背景に?



 早回しで動画を見る理由はもう一つある。何かを学ぶのに動画を参考にする機会が増えたためだ。



 例えば筆者は、趣味であるギターの弾き方を本でなく、YouTubeの動画で学んだ。しかし、何かを学ぶために動画を見ようと思うと、冒頭のあいさつやカットインは邪魔だ。ただでさえ記者というせっかちな仕事をするような人間なので、早く本題に入ってほしくてスキップや早回しを使っていた。他にもある女性の友人はヘアアレンジの動画を、一人暮らしの友人は料理の動画を倍速再生するという。



 コロナ禍により、これまでは対面で行われていた講義や研修、趣味の教室がオンライン化した影響もあるかもしれない。何かを学ぶには本より動画が手っ取り早い時代になったが、若者が自由に使える時間は変わらない。



●「見る・見ない」の後に「早送りする・しない」の基準



 動画が情報発信の手段として広まった今、見やすいサムネイルやSNSでの共有機能、ユニークなタイトルなど、コンテンツを見てもらうための技術は発達してきている。しかしコンテンツが溢れ、それを見るための時間が不足する現状では「見る・見ない」の後に「早送りする・しない」という基準が生まれているといえる。



 動画というメディアの特性上、仕方がない面もあるだろう。しかし、ただ再生数が稼げればいいのであればさほど支障はないが、しっかり中身を見てほしいというクリエイターや発信元にとっては頭痛の種になり得る。ただ見てもらうだけでなく、全編を余さず鑑賞してほしいと思うなら、これまでとは違う形の工夫が必要になるかもしれない。
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