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2021年06月29日23:22

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33年前の自作映画を33年ぶりに観る

某所で密かに「上映するので監督に許可を」という事で、友人を経由して連絡があったのが、昨日。

私の手元には16ミリフイルムはある(ハズ)ものの、観るシステムは無くて、テレシネしてビデオ化された物が今回上映の許可を求めてきたOさんの手元に渡っているとの事。

私達が作った作品だけではなく、随分と前から学生の作った映画の上映をされているのは知っていたのですが、こんなご時世でも今なお続けておられたとは。

過去に上映された作品のサムネイルを見ていると、近年のビデオ撮りと思われる作品が多いようで、フィルム撮りの作品なんて珍しいんじゃないかしら。
ともあれ、某所の数珠繋ぎの一環としてでも役に立つのであれば断る理由は無い。

私達が作ったその映画は卒業製作。16ミリフイルムで撮影した45分程の作品。1989年、つまり平成元年の真夏に撮影していて、その夏の暑かった事だけは今でもハッキリ覚えてるけれど、細かい事はすっかり忘れている。

今日になって、Y君経由で件の映画の動画を通しで観た。

気恥ずかしいとか、自己嫌悪とかに陥るかと思ったら、流石に33年の月日を経て、若い頃の私を今の私達は完全に別人格として捉えているのか、あるいはまた映し出される映像の中に閉じ込められている「様々な失われたあれこれへの郷愁」が私を麻痺させているのかは判らないけれど。

映画としては、真夏の強い日差しの中、学校周辺からウチの田舎から随分と走り回って頑張っていたけれど、事前の準備やら特に演出の頭脳労働が全く為されていない己の浅はかさを感じるばかり。今さら後悔は全く無いけれど。

登場人物が多いので、学生時代の友人や知人、先生まで声をかけて出て貰っていたし、私の祖母や伯母さんにも出てもらっています。
祖母は亡くなったし、友人知人の中にも何人か若くして旅立った人達の元気な姿を久しぶりに見ることができました。
音信不通になっている人達、縁遠くなった人達、何もかもみな懐かしい。

そんな、2021年6月29日。
更に33年後となると、もし生きていたら私は88歳、米寿だよ。

早いなぁ、33年って。
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