かに座には素敵なものがある

「蟹座ってちょっと嫌なんだよねー…」　自分の星座が好きになれない女子高生と、なぜか蟹座が気になってしまう女子高生の漫画がエモい
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毎年，かに座が見える時期を楽しみにしています。

確かにかに座は黄道十二宮の中でもショボいほう。
神話もショボいし，明るい星も無い(一番明るいのが4等星で，しかも4個）。
面積で言うと，黄道十二宮の中でしたから4番目(それでも，さそり座より広い)。

でも，ここには素敵なものがある。



かに座の真ん中にある，散開星団，M44(プレセぺ)。
メシエ天体の中で「すばる(M45)の次に美しい」と言われる，大きな星団。
空のきれいな場所なら，肉眼でもちぎれ雲のように見え，双眼鏡で見ると，圧巻。
これが見たくて，毎年，かに座の見える時期になると，M44に双眼鏡を向けています。
写真を撮っても，なかなかいい感じです。

かに座には，M67と言う，小さな星団もあります。

そして，黄道十二宮の強み……それは，月や惑星が，頻繁に通りかかること。
プレセぺと，月や明るい惑星のコラボは，なかなか見応えがあり，写真を撮っても綺麗。

2018年1月の皆既月食の時は，プレセぺのすぐ近くで皆既食になり，それはそれは素晴らしい光景でした。

そんなわけで，星の好きな人は，かに座をしっかり眺めているのでした。