昨日は岐阜県可児市にある
桜ヶ丘地区センターに行ってきました。
このお話は昨年いただいたものなのですが、
コロナの影響で中止となり、一年の延期を経て、やっと実現したものです。
男女共同参画に関するイベントであり、
『落語に見る、男と女』というタイトルで、1時間半の独演会でした。
ただ可児市では感染者が増えている事から、対面での会を断念、
リモートでの落語会という事になってしまいました。
1階の視聴覚室に組まれた高座で私が落語をやり、
それをパソコンのカメラで撮影して、2階の会議室で見ているお客さんたちが
画面で私の落語を見るという事に。
ちょっとした【家庭内別居】みたいな落語会になりました。
コロナ禍になってから、動画撮影とかは随分やりましたが、
このパターンでの高座は初体験です。
お客さんたちが見られる会議室というのが、私の楽屋の隣にあるんですね。
ですから着替えを済ませた私は『落語をするために、お客さんから遠ざかっていく』という、
初めての経験をしました。
スタッフの方が3名、私の目の前で聞いてらしたんですが、
私の目の前には、会議室の客席を映したパソコン画面があり、
その画面にはお客さんたちが映ってるわけです。
目の前のスタッフの方目がけて落語をすればいいのか、
パソコン画面に向かって落語をすればいいのか、
1時間半の独演会中、最後まで感覚がつかめませんでした。
『地球最後の日』『出産のかたち』『熟女たちの宴』と創作を3本やりましたが、
会議室のお客さんたちは、とても楽しんでらしたという事です・・聞いた話ですけど(笑)
微笑亭さん太
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