貧乏一品（792

出頭命令があったので出向くと
　　　　　泊っていけと飯が出た。
　　　　　　　　米が非常に不味い。
翌日、何も悪いことしていないのに
　　拘束され、注射を打たれた。

意識が遠のき気がつくと
薄暗い部屋に寝かされ寝返りもできないまま
一昼夜天井を眺めていた．．．．．

　　翌日、独居房から雑居部屋へ移されたが
牢名主に挨拶して寝かされる生活になる。
女性の看守が入れ替わりやって来て熱や血糖値、血圧
採尿器具のチェックをされる。
　体からは管が何本も繋がれている。

俺が何をしたというのだ！無実を訴えていると
しだいにわかってくれたのか歩き回れるようになった。

管が徐々に取れていったので庭を散歩できるようになる。
　大粒のヤマモモが収穫できた。
　　　　毎日両手にいっぱいありついた。

何とか出所できたが利用代金を７万弱取られる。
年金が吹っ飛んだ。あんな不味い飯に金取られて悔しいワ。

帰り着くと黒いお客さん10数名が出迎えてくれる。
全員にスプレイでご挨拶してゴミ箱に入っていただく。
非常用食糧のシャムの雑種もやってきたが
　　　調理する気力がなく見逃す。

いつもの生活に戻れるのは遠そうだな。

　　とりあえず近所の庭先にヤマモモを採取に行く。
これは飽きないなあ。