もうこんな物には騙されないぞと思いつつ、つい買ってしまった「昭和39年の俺たち・7月号」。その中に、ちょっと興味深い記事がありました。ウルトラマン本放送当時、「ゾフィー(ゾーフィ)」について誤った情報が多くの出版物で掲載されたというもの。けどこれは、単なる「とんでも勘違い」という話ではないと思います。
こういうミスは、準備段階の企画書が資料として流出した場合によく起こります。設定を見ると、どうやらこれは完成作品にゼットン星人(本編ではその名は語られず、頭部はケムール人を流用)として登場した宇宙人の事らしく、おそらくその名が(当初の予定では)「ゾーフィ」だったのでしょう。(ゾーフィが)ニセウルトラマンになるというのも最初はそいうストーリーにするつもりだったのでしょうが、それを止めたのはすでにザラブ星人の回にニセマンが登場しているからかな。
ゾーフィはゾフィーとして、大幅に立場とストーリーが変更されました。けど光の国からきた使者なら「私の名はウルトラ○○」と名乗りそうなものですが、それが「ゾフィー」とは何とも不自然な名前。当初はゼットン星人の名として予定していた名前を、使者の名としてそのまま使ったのでしょうね。
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