ワンパク番外地

　しばらく前に購入し、保留していた「ワンパク番外地」。ようやく観たんですが、結構面白いし、思っていたよりよく出来ているドラマですね（前番組の「ハレンチ学園」がやっつけ仕事的で酷かったから、それよりは、ですがｗ）。石立鉄男がレギュラー出演しているのは予め情報を得ていたのですが、放映時期を見たら「おくさまは18歳」と被っているんですね。レギュラーといっても出演シーンは少ないのですが、「おくさまは18歳」人気に便乗した特別出演かもです。

　約50年ぶりに見た（目にした）のですが、ストーリーは全く憶えていません。子供たちが屋敷で暮らしているのは記憶にあるし、主題歌も「わーい　わーい　わーい　わーい」やサビの「日向ぼっこの野良猫ふんじゃった・・・」以降の部分は覚えていたので、一応は何回かは観た事があるのでしょうね、当時。

　この「ワンパク番外地」、荒唐無稽だし、安っぽいストーリーも多いのですが、起承転結は一応成り立っています。けど、中にはぶっ飛んだ展開もありますね。一番酷いのは第5話のオチ。スパイ組織に命を狙われている二人を助ける為に、組織に偽の設計図を渡し、爆弾を作らせる。その爆弾が爆発して、組織のメンバーは木っ端みじんで全滅。ワンパクたちは「やれやれ、よかった、めでたしめでたし」という感じなんですが、これって殺人ですよね。やりすぎというか、やりすぎをやりすぎと思ってないのが怖いです。

　ところでこのドラマを観て、思い出した別のドラマがあります。昭和42年頃に放映され、子役時代の火野正平が出ていた事でも知られるドラマ、「わんぱく砦」。子供たちが一緒に暮らし、様々な困難に立ち向かうというフォーマットが似ているんですよね。タイトルからして「わんぱく・ワンパク」だし、「番外地」の最終回なんて「決戦！ワンパク砦」という、そのものズバリのサブタイトル。これって「アイデア流用リメイク」なのかなぁ・・・。