先日、自動販売機で買ったPETボトル入り宗田節だしを使ってみた。
前々回の日記に書いたアレだ。
そうめんをゆでて、出汁を2倍程度に薄め、つけ汁にしてみる。
・・・しょっぱい
2倍希釈ではかなり濃い。
そうめんの尻をちょっとだけつけ汁に接触させて食べる。
江戸っ子のそばの喰い方だ。
一度でいいからそばをどっぷりつけて喰いたかった・・・ガクリ
という粋ややせ我慢の世界ではなく、しょっぱすぎるからやむを得ないのだ。
ということで次はかつ丼に使用。
かつ丼と言ってもとんかつは使わない。
豚のあばら骨の先端の軟骨と肉が一体化している部分は用途がなくて捨てられていたが、青森県三沢市ではこの部分をパイカと呼び、煮込んで食す文化があるという。
4年前に現地で食べて知った。
最近は東京でも売っており、これを昨夜から煮込んでいたわけだ。
バクテーのように八角、ショウガ、ニンニク、ネギ頭と一緒に煮込むのだ。
このパイカをとんかつの代わりにしてかつ丼もどきを作る。
今回は途中で味見をしながら丼つゆをつくる。
宗田節出汁に砂糖、みりんを加えて甘辛にする。
宗田節出汁は薄めても旨味が濃い。
これが丼つゆのたれ。
丼つゆの出汁ははパイカ出汁なのでコラーゲンまみれで濃厚。
脂もあるが冷えて固まるほどの量ではない。
パイカは肉だけでなく出汁も楽しみたいので、今回のかつ丼もどきはつゆだくで作成。
つゆだくのかつ丼もどき というかパイカ丼を食べるが普通にうまい。
大手牛丼チェーンの牛丼と比べると丼つゆがしつこい。
脂ではなくコラーゲンでギトギトなのだ。
伝わらない例えで申し訳ないが、近所の鶏料理屋のお通しで出てくる鶏がらスープ並みのしつこさだ。
自分で作っているから脂やコラーゲンの状態もわかっているし、おじさんは濃い味が好きなのでしつこくてもうまい。
今回は宗田節の濃度をうまく調整できた。
まだかなり余っているので次回はうどんかそばで試してみよう。
ログインしてコメントを確認・投稿する