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2021年06月15日19:27

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岩橋山・大和葛城山縦走

ポン延期。腹いせに前々から計画していた縦走を決行することにした。
毎日見ている二上山から岩橋山を経て大和葛城山へと連なる稜線。あそこをいつか縦走してみたいと以前から思っていた。屯鶴峯に車を停めておいて葛城山ロープウェイの駅からタクシーで戻るのが賢いやり方だろうか。
今回、11ポン延期となり、当日に縦走を決行する予定だと話していると、司会や写真係のために予定を空けてくれていた義妹と残念さんも行くという。義妹が来るなら車2台で行って片方を下山口にデポできる。これはありがたい申し出であった。

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今回歩いたところ。堺市から望む二上山から大和葛城山へと連なる山脈。

朝5時半に丹南のマクドで待ち合わせをして朝メシ。そこから南阪奈で奈良へ向かい、葛城山ロープウェイ駅の駐車場に義妹の車をデポする。元々の計画は屯鶴峯から二上山を経由しての縦走だったのだが、登山初心者の残念さんが同行&葛城山ロープウェイが点検で運休中&雨の予報という条件が重なったため、無理せずふたかみパーク當麻より岩屋峠を経由して向かう計画に変更した。
7時すぎにふたかみパーク出発。45分ほどで岩屋峠に上がり、竹内峠へ向かう。麻呂子山への分岐をすぎたら下りとなり、急坂の激下りを経て竹内峠へ至る。

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祐泉寺から岩屋峠へ向かう。

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45分ほどで岩屋峠到着。ここからダイトレに合流。

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車のビュンビュン通る竹内峠。

そうこうしているうちにポツポツと雨が降り始め、9時前くらいにはまあまあの雨量となってきたのでレインウェアを装備する。こんな天気の中ダイトレを縦走する物好きもそうはおらんやろと思っていたが、トレランの兄ちゃんや単独登山のお姉さまなどそれなりに人がいる。岩橋山の手前で抜いていったパーティーは金剛山まで行くのだという。うへえ。水越峠から登り返すの大変そう。

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ダイヤモンドを模ったダイヤモンドトレールの石標。

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10:00、岩橋山(658m)到着。
山名を記したプレートが地面に埋め込まれているだけで特に眺望もない山頂。休憩用のベンチは整備されているが、雨でボトボトなので座る気にはならず、先へ進むことにする。

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岩橋山から少し進むと、「久米の岩橋・胎内くぐり」などと書かれた標識がある。葛城山系はご存じ役小角と縁の深い修験道の霊場でもある。ここにも行場があるのだろうか。調べてみると、ある時おづぬんが葛城山から大峯山に橋を架けたら行場から行場の行き来がラクになんじゃね?と思い立ち、神々を使役して岩橋の建設にあたらせた。一言主という神が自分は醜いので明るい昼間は働きたくないでござるとダダこねるも、激オコおづぬんから呪術で縛られた挙句に谷底へ突き落され、仕返しに小角が天皇の命を狙っていると告げ口し、おづぬん伊豆へ島流し、岩橋建設も宙ぶらりん、橋だけに・・・ということなったという伝説があり、それが岩橋山の名の由来なのだそうな。ほへー。いつか時間がある時にまた行ってみたい。

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ここは登りでは使いたくはないと心底思うような激下りの階段を下って下って岩橋峠へ。
岩橋峠から先は比較的ゆるやかで歩きやすい登りが続く。

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土留めで防護されたV字登山道。

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休憩に適したベンチなどもところどころに整備されていて、途中にはバイオトイレなんかも設置されている。

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雨も11時くらいには上がり、時々木々の間から陽が射し込む。小鳥のさえずりもα波の出そうなBGMを奏でてくれる。まあ雨上がりで虫どもが飛びはじめるのは萎えポイントではあるが、義妹の用意してきてくれたハッカ油をスプレーして先へ進む。スニーカー履きの残念さんも快調なペースで登っていく。

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標高が800mを越えたあたりからダイトレ名物階段フェスティバルが再開する。登り切ったと思ったらまた目の前に壁のように階段が現れるというパターンが連続し、こちらの心をボッキボキ折りにかかってくる。ご丁寧に道標にも「階段多い」などとありがたい情報提供がなされている。
「もうやめて、ライフはゼロよ!」「ウソだと言ってよバーニィ!」「おかしいですよカテジナさん!」と文句のレパートリーも出尽くしたころ、巨大な電波中継塔が出現して足元は林道に変わる。もうここまでくればすでに山頂の一角といってもよかろう。

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12:20、葛城山キャンプ場へ到着。もうお腹がペコリンなので山頂へ行く前に昼メシにしよう。おあつらえ向きにちょうど屋根のある休憩所もある。
ザックを降ろしレインウェアを脱ぐ。うっ、自分の服が酸っぱい。

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まず4人分のコーヒーを淹れ、体が冷えないように啜りながらホットサンドを焼く。火力が高すぎたのか一枚目はちょっと焦げたので義妹と残念さんに押し付ける。まあ美味かったようだが。
天気はみるみる回復し、さっきまでまあまあ降ってたのがウソみたいな日差しになる。後からやってきた夫婦のダンナさんの方がメシ食い終わってテントサイトで大の字になって昼寝してた。気持ちよさそうだが焼けそう。

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1時間ほど休憩して山頂へ。13:35、大和葛城山(958m)到着。山頂ガラガラ。ロープウェイ止まってたらこんなもんか。

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上は晴れているが、下界は雲に遮られて眺望はなし。金剛山も雲がかかっていて姿を見ることはできなかった。
そして白樺食堂お休み。うそ〜ん、ソフトクリーム楽しみにしてたのに。

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本当はロープウェイでスピード下山といきたかったのだが動いてないので歩いて下りる。櫛羅の滝コースを経由して下山する。ここは9年前に登ったことがあるのだが、どうも記憶の中にある道と違う気がする。どうやら何年か前の台風でかなりの被害を受けてあちこちが通れなくなっているようだ。迂回路もまあまあ荒れていて、前に来た時は初級者向けのコースといった感じだったのが全体的に難易度が上がっているように思う。

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下界とロープウェイの駅が見えた。

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最後に櫛羅の滝を見学して、15時すぎに葛城山ロープウェイの駐車場まで下りてきた。

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義妹の車でふたかみパークまで戻る。紫蘇ソフトクリーム美味ぇwww
帰りは太子温泉に立ち寄って汗を流す。超サッパリした。

晩はひるね実家で珍ビールや美味い物を持ち寄って家飲み会。
ふたかみパーク當麻から葛城山RWまで約15km、標高差850mの道のり。なかなかタフでハードだったが充実した山行となった。
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