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2021年06月06日16:51

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エルシードの野望 人間エルフか計画 潰えた野望

彼女はずっと考えていた。
実は、人間全てを皆殺しにしたのだが、その中で、運よくかなりの人間が生き残ってしまったのだ。
この時か彼女は、
「自分は甘い。もっと力を出さなければ!」
と。つまり、本来の彼女の計画では、人間全てをエルフにしてやれと思っていたが、地球上を幻想生物にしたのだが、元々が人間だった為、殆ど人間とやっていることが変わらなかったのだ。
これを知ったエルシードは、ついに、人間の脳をエルフにしてやる!
と、その力を使おうとした。

彼女は、天使界でもかなりトップの成績を誇る為、人間に、自分はエルフだと洗脳する事も可能だった。

だが、偶然にも、それを後輩に見られ、パニクった矢先、ついにその計画が知られ、彼女は言った。
「人間なんかがいるから、地球は汚れる。人間なんて大嫌い!! 私はミランダとは違う。私は幻想生物が好き。だから、幻想生物とエルフだけの世界にして、本当に平和で美しい世界にしたかった。ただ、それだけだった。

後はどうなろうと見守り、そして……私も仲間に、入りたかった。

私は神だけど、人間は洗脳できれば、全部の計画が終わりだったのに、どうして 邪魔をするの!?」
「せ、先輩! ごめんなさい。私、クッキー焼いたから、食べてもらいたくて行ったら、まさかあんな事してるなんて思わなくて、ついびっくりして、全部……ごめんなさい!」
「ヤハタ! あなたノックもせずに入るなって言ったでしょ!」
「スイマセン。半分扉が開いていたので、中を見たら、映像に映っているのが見えちゃって、すぐに元の先輩に戻って欲しかっただけだったんです!!」
「え?」
「元のエルシード先輩は、幻想生物について楽しそうに語っていた先輩が好きでした。でも最近は全然お見掛けしなくて、忙しいのかな? と思っていたのですが、こんな事をしてたなんて、夢に思わなっかったから、私、私……ウ、ウ、ウアアアアアン」
と、彼女は泣きながら、エルシードに抱き着いた。
「お願いです。戻ってください。いつもの優しくて楽しい先輩に! お願いします!!」
「ウ、ウウウ」
と、泣く、ヤハタに、皆がシンとなり、エルシードは、決意した。
「ヤハタ。ごめんなさいね。まさかあなたが、そんな風に、私の事見ていたなんて、トットも知らなかった。あの時の私の頭には、幻想計画の構図映っていて、他の事はどうでも良い風にしていたの。本当にごめんなさい。罪をつぐなったら、また一緒にお話ししましょう……」
「はい。待ってます。先輩が帰って来るのを」
すると、エルシードはこくりと頷くと、一緒に来ていた警察に連れていかれ、今度の事件が明るみになり、人間への憎しみの事が公になり、全てとは言わないが、少しずつ直していく。それが、エルシード課せられた罰だった。

こうして、長かったエルシードの野望は消えた。
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