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2021年05月29日11:03

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アルコール燃焼を考える。

例によって人様を置き去りにした趣味の話です。

今日は、給排気について必要な開口面積を計算します。最初に吸気と排気の面積比を出しましょう。

アルコール(正確にはメタノールですが以下略)の燃焼の化学式は下記の通り。
2CH3OH+3O2→4H2O+2CO2

1molあたりの容積は普通の気体なら同一と考えて良いので、3の酸素を吸い込み、4の水と2のCO2を排出することになります。単純計算では、吸気が1に対して1.67の排気があることになります。

ところが実際には空気中には大量の窒素が含まれるので、吸気が5に対して排気は5.67とするのが妥当ですね。

ところがところが、排気温度がかなり高いのでこれを加味する必要があります。気体の体積は絶対温度に比例します。

吸気が293度K(摂氏20度、以下省略します)とすると、排気は・・・何度なんだろう。一般に薪ストーブなどの煙突が300〜400度と言われているので、これに準ずるとすれば約600〜700K。

5*300 : 5.67*700 → 概算で 1:2.67。

給気口に対し、2.67倍の面積の排気口が最低限必要、ということになります。

一般的にアルコールストーブは、30mlで10分ほど燃焼しますので、1秒あたりの必要吸気量を計算してみましょう。

2CH3OH+3O2→4H2O+2CO2

再びこの式に戻ります。アルコール1molは32.4g、これはほぼ40mlに相当します。このため10分間で0.75molを燃やす能力がアルコールストーブにはあるわけです。

この燃焼の間に必要な酸素量は1.125mol、排気は2.25mol。酸素の4倍の窒素(4.5mol)が一緒に素通りしていきますのでこれを加味して

吸気 : 5.625mol  排気 : 6.75mol

1mol 300度K = 24.6リットル
1mol 700度K = 57.4リットル

なので、吸気 138.375リットル、排気 387.45リットル。これは10分間=600秒間の数字なので、

吸気(秒間)= 0.23L
排気(秒間)= 0.65L

意外と多いと思いつつ、こんなもんかという気もしますね。



次の考察は、アルコールストーブの熱効率です。いろいろな検証ブログを読んでいると、条件が良い場合30mlで1Lの水を沸騰させられるかどうか、という感じですね。個人的な体験でも、かなりギリな数字だと思います。
沸騰までの時間はストーブの能力にも影響されますのでいったん無視して、30mlで1Lのお湯を沸騰というところに着目します。

水 20度C→100度C +80度昇温 → 80000cal = 80Kcal

アルコール30ml →燃焼熱 = 4.2Kcal/ml *30 =126kcal

熱効率は70%弱か・・・ほんまかいな、めっちゃ高い数字ですねこれ。にわかには信じがたいですが・・・計算式が単純なので、そーいうことにしておきましょう。

とりあえず本日はここまで。
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