ＢＢＴシンプルシリーズ（２４２）『悪鬼の見えざる手』

■今回予告

　“羽根”……あらゆる勢力から狙われる“力”の具現。
　それを巡り、過酷な運命に巻き込まれたひとりの少女。
　迫る刺客から、無垢なる者を守り抜け。
　
　ビーストバインド　トリニティ
　　　『悪鬼の見えざる手』

　心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。


■レギュレーション
▼ＰＬ人数
・３〜５人。

▼ＰＣの作成方法
・クイックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・ＰＬの所持する経験点の使用に制限はないが、同じスタイルのＰＣ同士で余り差がつかないように留意するとよい（活躍の場が偏ることを避けるため）。

▼使用を許可するデータ
・公式に発表されているものに限る。ＧＦ誌先行掲載データの使用も可。
・「彷徨える少女」「名探偵」「怪獣使い」「サバイバー」は扱いが難しいため、必ずＧＭに相談すること。
・「モータル」の使用は想定していない。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合、「モータル」の使用は禁止します。

▼大罪について
・『アドヴェント』および該当データを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
・ただし、大罪はデータだけの要素ではないため、必ず事前にＧＭに設定を説明し許可を取ること。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合の目安は、「大罪がキャラクターの人格や行動指針に深く関わっていること」になります。

▼他のセッションで使用したＰＣの持ち込みについて
・持ち込みを可とする。
・元のＰＣを、他のＰＣに合わせて経験点を減らし弱体化させて参加していた場合、減らした分の経験点は返却する。
・同時に、このセッションでＰＣが失われても、元のＰＣには影響しないものとする。（簡単に言えばパラレルワールドのような扱いとする。）
・ただし、このセッションで持ち込んだＰＣが失われた場合、アフタープレイで最終的に得られる経験点を半分（端数切捨て）とする。


■ハウスルール（アーツ）
・「特定のアーツのLVに＋する効果のあるアーツ」の効果が適用される場合、その「特定のアーツ」の上限を超えてよいものとする。


■ハウスルール（判定等の処理）
・処理の簡略化のため、ＮＰＣの判定は、一部を除き「３と４で７」の出目が出たものとし、固定値で処理する。（例：命中判定を２Ｄ６＋７で行う場合、自動的に達成値は１４となる）。ただし、「判定の直前・直後」のタイミングは発生するものとする。
・邪毒によるＦＰの喪失は、ダイス１つにつき３．５が出たものとし、最終的な合計値の端数を切り上げる（例：邪毒３なら３．５×３＝１０．５　切り上げて１１）


■ハウスルール（人間性・絆・エゴ）
・シーンに登場した際の人間性の減少はダイスを振らず、「１」で固定する。
・《資産：堕落》が使用されている場合は、「１」ではなく「３」で固定する。
・本シナリオは大変短いシナリオであるため、「エゴのロールプレイによる罪の獲得は１シーンにつき１回まで」の制限を適用しないものとする。


■シナリオ・ハンドアウト
・共通のハンドアウトを使用する。

●ＰＣ共通：池袋の半魔
絆：妹尾 瑞穂（せお・みずほ）　　関係：庇護、慈愛等ポジティブなもの
▼クイックスタート：血塗られし魔剣、鬼神警官、降りた天使、夜闇の着装者、這い寄る神話生物
▼コンストラクション：指定なし　　推奨カヴァー：指定なし
　キミたちは、池袋で人に紛れ暮らす人ならざる者、半魔だ。
　キミたちの共通の知人であるノウンマンの少女・妹尾 瑞穂（せお・みずほ）は、普通の人間だったはずが“羽根”と分かちがたく結びついてしまったがために夜の世界の戦いに巻き込まれ、家族を失ってしまっていた。
　それでも彼女は、明るさを失わずに懸命に生きていた。
　共通の事件でキミたちに一度救われ、友人となった彼女と、たまたま全員で訪れたショッピングモール。
　そこに現れた刺客……“インビジブル・キラー”。
　人々を支配する見えざる敵から、キミたちは“羽根”を、彼女を、守らなければならない。
※【ＳＡ】は【瑞穂を救う】か【インビジブル・キラーを倒す】のうち、それぞれのＰＬが任意のもの１つを選択する。


■ＮＰＣ

妹尾 瑞穂（せお・みずほ） １６歳女性
ノウンマン
　“羽根”を宿した少女で、現在は癒着を解けない。
　“羽根”を巡る戦いで唯一の家族だった父を亡くしているが、強く生きている。
　性格は明るく、漫画や小説、映画などを愛好する。

“インビジブル・キラー”　？？歳男性
ルーツ：ドラクル＝血族
　ヴラド騎士団に所属する外道の吸血騎士。
　周辺の人間にいかな被害が出ようとも、対象を抹殺することに躊躇はない。
　複数の人間を意のままに支配する能力を持ち、その真の姿を見た者はいないとされている。


■瑞穂との関係表（１Ｄ６　ＲＯＣ）
１：彼女がノウンマンになる前からの友人・幼馴染で、親しみを抱いている。
２：魔獣を恐れない彼女を、フン！おもしれー女、と思っている。
３：家族を失っても明るい態度を崩さない彼女の強さを好ましく思っている。
４：彼女の顔面やスタイルなどが単純に好みである。
５：“羽根”の担い手である神庭美羽、もしくは自分が所属している組織に、純粋に護衛を頼まれている。
６：その他、ＰＬの任意