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2021年05月08日22:11

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大津市の園児死傷事故から2年

2年前に滋賀県大津市で歩道上で信号待ちをしていた保育園児らに軽乗用車が突っ込み園児2名がなくなり、園児や保育士あわせて十数名が負傷する事故がありました。
事故直後から「無理な右折をしてきた車に衝突された直進車が衝突のはずみで歩道に乗り上げた」と報道され、昨年の同時期にもその様な内容で記事が掲載されています。
しかしこの「衝突のはずみ」という部分に疑問が残っています。事故直後の映像で、右折車側は右フェンダー部が大きく破損していますが、ヘッドライトは割れていませんでした。フェンダー部はおそらくプラスチック製の部品が被せてあるので、それが外れて大きな損傷に見えるものの、対向車を弾き飛ばすほどの勢いで激突したわけではないと思われます。直進車側も、ニュース記事の小さな画像では、前面はほとんど損傷が確認出来ない程度でした。
この状況から想像されるのは「直進車は衝突のはずみで歩道に突っ込んだのではなく、急に目の前に右折してきた車をよけようと回避行動をとって、タイヤのグリップを失いコントロール不能になっていた」という可能性です。仮にこの状況だったとすると、「即座にグリップを回復して人のいないところにぶつけて止める」などというのはレーシングドライバー級のスキルが無いと無理でしょう。
直進車側にはドライブレコーダーが設置されていたという報道もありました。警察が一旦は両方の運転者を逮捕したものの、直進車側を翌日釈放したのは、裏付けに基づいて「直進車側が事故を回避することは極めて困難だった」と判断したのだと理解しています。

遺族の方や負傷された方及びご家族にはお気の毒としか申し上げられませんが、「嫌疑不十分」は「過失がゼロ」という意味ではなく「裁判で罪に問えるだけの証拠が得られなかった」ということです。このあたり、弁護士の方はご家族にきちんと説明されたのか気に掛かります。

いずれにしても、交通事故は法的責任の有無にかかわらず誰も気持ちの良い物ではありません。日々運転していても時に「今の行動は十分に安全だったとは言えない」と感じることはあります。運転年数が長くなってくると、色々な状況を経験することでリスクに気づきやすくなる一方で、加齢による動体視力や瞬時の判断力の低下を自覚する場面もあります。近年は色々な安全装備が進歩していますが、当分は人の行う運転を支援するもの、と考えるべきでしょう。
自分自身、何歳まで運転できるか、また運転しなく(できなく)なったらどんな生活スタイルをすればよいのか、など今から考えておく必要があると感じています。

みなさまご安全に。

■直進車の女性不起訴、検審に申し立て 大津園児死傷事故
(朝日新聞デジタル - 05月07日 11:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6509199
朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/ASP573GT5P4ZPTJB00F.html
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