被験者集まんなきゃ治験はできません

まあ、被験者集まんなきゃ治験はできませんわな。

日本は治験に対してのネガティブなイメージが強くて。やはり人体実験だのモルモット（てか、ここは本当は「マウス」なんではないかと思うが）だの。
「刑務所にいる人（受刑者）にやらせればいい」とか「生活保護受給者で医療費優遇されてる奴がやれ」だのの意見が散見されるのも、治験に対するネガティブなイメージがあることの裏返しでしょう。

さらに日本はワクチンに対する偏見というか忌避感が強いです。
ますます被験者が集まりにくそうです。

日本の場合、だいたいの国民が健康保険に加入していて、等しく同じ額で医療を受けられる...ってのもあります。さらには生活困窮者はむしろ医療費が安くつくとか。（無料だったり）
なにも治験に参加せずとも十分な（標準的な）医療を殆どの人が受けることができます。
諸外国、特にアメリカとかでは低所得層は保険に入っていない人もいて、また生活レベルによって受けられる医療が限られてくるので、それを補うために治験に参加するという人が多いです。

国民皆保険制度は素晴らしい...世界に誇っていい制度だと思うんですが、こと、治験に関してはそれが足枷になっている部分も否めません。


■ワクチン接種はいつ？＝日本企業、治験が壁―新型コロナ
(時事通信社 - 05月03日 09:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6505541