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2021年04月29日12:25

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2021-04-28 小塩屋(岐阜市)

 明日の昭和の日の前日の今日、休暇を取って2連休。30日に取って7連休にしたいところだが、月末は各種締めが有って無理。
 銀行で用事を済ませた後、丁度昼少し前。ホントは一宮市の「尾張第一旭 本店」に行く予定であったが、生憎の雨。あの店は駐車場が少し離れたところなので、傘無しでは辛いのと、傘立が常備されているわけでは無いので、ただでさえ狭い店内に濡れた傘を持って入るのも嫌(店前に立て掛けて盗られることを考えると、これも×)だからと諦める。
 スマホの地図アプリで色々検索したが、2週間程前に言った「小塩屋」のランチメニューに「ラーメンセット」というのが有ったのを思い出した。たしか、ラーメン+唐揚げ+白飯+漬物」だったと思ったが。
 あのセットが今日提供されているかどうかは不明だが、ラーメンはあるだろう、小塩屋のラーメンとは街中華のラーメンとはどう違うのか、確認してみたい。
 というわけで、小塩屋。12時30分頃だが、駐車場は何とか1台分空いていたので駐車。運が良い。
 店前のランチメニューには、今日はラーメンセットが無い。だが、セットがあるなら、定番メニューでラーメンはあるだろうから、これに白飯と、単品オカズで良いかと思い店内へ入る。平日の昼休み時間とあって、勤め人達で一杯。中には私服や年配の夫婦といった組み合わせも居るが、おおむねスーツか作業着の客ばかり。
 当方一人だが、満席のためしばし待つ。店内を見回すとあった、「ラーメン定食」。
 ラーメン+白飯+漬物に、小鉢と天ぷらが付いている。小鉢はまあ、サービスで良く付いているものだが、天ぷら??一体何の天ぷらかしらないが、ラーメンに天ぷらとは不思議が取り合わせ。しかも価格が税込み680円とは安すぎないか?
 メニューを見つつ、一品物のオカズ棚を眺める。何の魚か知らないが、照り焼きや煮た切身の皿が並んでいるが、どれも大きい。角皿から溢れんばかりの大きさでしかも分厚い。半身どころか丸々1匹分載って入る皿もある。
 その中でさりげなく小皿に載っている黄色い塊。卵焼きだ。食堂だから恐らく出汁巻きだろう。これも頂こう。
 接客担当はやはり年配の女性が3人程、姦しい声で客と注文を裁いているな、席が空いたので案内(といっても前客の食器を片付けた店の女性が「お兄さん、ココ!奥へね!」と叫んだのだが)されつつ、ラーメン定食を白飯大で注文、ついでに先ほど見つけた出汁巻きを貰うよ、と声かけ。女性からは「少し甘いよ。」と。江戸前ですな。
 席は大きなテーブルの周囲に8脚ほどの背なしの椅子が置いてある。一応アクリル板のようなもので4つには区切ってあるが、横の席からは素通しだ。いいのか?
 卓上に幾つも置いてある昔懐かしの手押しポットから湯飲み(コップでは無く!これもまた昭和の食堂の雰囲気が出ている。)に暖かい番茶を注いで飲み、出汁巻きを少しずつ食べながら待つこと10分。
 お待たせ。の言葉と一緒に出てきた定食は、しっかり一人前の醤油ラーメンに白飯、そして小鉢と漬物の小皿。白飯は大にしたら、カツ丼等に使うような丼に満杯の状態である。ラーメンの量と合わせると、とんでもない量の淡水化物だ。食えるか?と一瞬不安になる。うかつに白飯を大にしたことを悔やんだ。
 ラーメンには小さいながらちゃんとしたチャーシュー(これは自家製だろう)2枚と蒲鉾と海苔が1枚、そして薬味のネギ。茶色く麺が透けて見える位のスープは昔のラーメンのイメージそのもの。麺は黄色い玉子入りの中細縮れ麺。一口啜れば、もう昭和の「中華そば」そのもの。「こういうので良いんだよ」と言ってしまうラーメン。
 小鉢には、オカラ、大根、カボチャ、青菜をそれぞれ別に煮たのが少しづつ入っている。小さい割に手がこんでいる。恐らく今日の定食全てに付いているんだろうな。こういうのが嬉しい。
 遅れて提供された天ぷらは、キャベツを敷いてナス、獅子唐、そして竹輪。これには醤油をかけていただく。作り置きで冷めていると思いバッと齧ったら思いのほかに熱くて、唇を火傷しそうに。注文してから揚げているんだね、この店。こんな定食の添え物にも手を抜かないのにはとても驚いた。おかげで余り好きじゃないナス天もサクサクと食べられた。
 大盛の白飯はもう、ラーメンに負けじと勝負に出た量。60歳間近のサラリーマンが食べる量じゃないや。先日食べた時に隣の客の白飯を指さして、大盛だと思って同じ量をくれと言ったが、あれを大盛と思ったのは間違いで、あれは「中」だったのだ。
 全てのオカズとラーメンのスープまで動員して、とにかくバクバクと食べる、食べる、食べ続けて、何とか完食。もう満腹で食後のコーヒーさえ入っていかない気分。
 店も立て込んでいるので、食べたら直ぐ席を立つのが、こういった食堂の心得。さていお値段は、出汁巻き玉子が200円、定食は元値680円だが、白飯を大にしたので、さあ幾ら?と思ったら、同じ680円、併せて880円(税込み)。思わず「安!」と言ってしまったが、ホントに大丈夫か?この店。できれば、ずっと続けて欲しいのだが、高齢の店主や女性らが引退したらどうなるんだろ。行くなら今の内か。本当にご馳走様。
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