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2021年04月28日20:14

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金剛山・妙見谷 / 密さけてアドベンチャールートへ!

快晴予報の夫婦の休日、さりとてこの時期どうすんべえと思っていたら、去年行った金剛山の妙見谷にまた行きたいとひるねが言う。妙見谷なら近場だし人も少なかろうと思い行くことにした。

千早本道登山口前の駐車場に車を停める。600円を無人料金箱に投入して妙見谷出会いへ向かう。

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しばらく進んでいくと妙見谷最初の難所、めっさグラグラ揺れるアルミ梯子に到着、ここを突破して少し行くと落差15m(もないように見えるが)妙見滝が見えてくる。

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左岸からロープに掴まって滝の上に出る。滝上部には右岸に上がる道があるが、おそらくそこを登ってしまうとしばらく沢には下りられないので、沢の遡行を楽しみたいならそのまま沢の中をジャブジャブと進んでいくのが正解。

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去年も来たが、やはりこのルートは変化に富んで楽しい。流れる水は美しく、渡る風は涼やかである。時々スタンスが靴幅しかないような急斜面のトラバースを強いられたり、水飛沫を浴びながら滑滝を中央突破したりとテクニカルでスリリングな場所が連続する。

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へつりなども多々ある。

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滝の横をワイヤーに掴まって岩登り。
妙見谷は地図によっては「沢登り初歩コース」などと紹介されていたりするが、その字面の気軽さだけにつられて安易に足を踏み入れるとエラい目に遭うコースでもある。ルートファインディングに長け、岩場の経験を十分積んだ上級者向けのコースだ。

妙見滝から1時間半ほどで崩壊地の下に到着。一見明るく開けていて、立ち入り禁止の札がなければうっかりそっちへ進んで行ってしまいそうだが、上へ行けば行くほど傾斜がきつくなり進むことも戻ることもできなくなる死のトラップなのだそうな。実際に滑落死亡事故も発生しているらしい。ここは沢の本流に沿って右手の林の中へ履いてい行くのが正解。
ガレた沢を詰めていき、徐々に水量も少なくなっていく。完全に水がなくなると道はさらに急坂となり、やがて左に折れて尾根に乗る。

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左下に千早本道の階段が見えると山頂部はもうすぐそこだ。

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11:30、山頂広場到着。妙見谷では全く誰にも出会わなかったが、山頂にはまあまあ人がいる。

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大阪平野の眺望。

ところで手元の地図には妙見滝から山頂までCT1時間20分とあるが、とてもじゃないがムリだ。どんな健脚の持ち主ならその時間で行けるんだ?田中陽希クラスじゃないとムリなんじゃないか?靴底にフェルトを貼った沢装備ならいけるのか?

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山頂でホットサンドを食い、1時間ほどゆっくりしてから下山開始。
前回はタカハタ道から下山したが、今日はなるべく人の少ないルートにしようということでツツジオ谷を下ることにする(それでも5人くらいすれ違ったが)。
六地蔵から10分ほどで石碑のある分岐に着く。ここから急坂を下りツツジオ谷と合流。

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ツツジオ谷は妙見谷ほどアドベンチャーなルートではないものの、滑りやすいザレザレの急坂あり、高度感のある高巻きありのそれなりに気の抜けないルートである。反面、水はやはり美しく、見事な滝や気持ちの良い杉林を眺めながら歩くことのできるルートでもある。

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砂防ダムを4つほど越えたら丸木橋を渡り腰折滝の上部でタカハタ道と合流。

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腰折滝の下まで来たら黒栂林道までは10分かからない。

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14:15、楠公首塚からの登山口に到着。山の豆腐屋さんでお土産に豆腐を購入して帰路に就く。太子温泉開いててよかった。



動画撮ってみたんでよかったらどうぞ。途中からカメラ傾いてて酔うかも知れんが。


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