増える巨大な陥没穴 干ばつにあえぐトルコの穀倉地帯
2021年4月24日 1:07
【4月24日 AFP】干ばつにあえぐトルコの穀倉地帯に、バス1台がすっぽり入るほど巨大なシンクホール(陥没穴)が幾つもできている。農家らは、穴がさらに増え、民家にも迫りつつあることに不安を募らせている。
米食品大手ペプシコ(PepsiCo)に供給するイモなどを生産している農家の男性(57)は、「干ばつはひどくなる一方だ」と話す。
男性はここ10〜15年間に、かんがい用地下水の過剰なくみ上げが原因で、巨大なシンクホールが出現するのを目の当たりにしてきた。
のぞき込むとめまいがするほど深い穴は、干ばつで地下に空洞ができ、その上を覆う土が沈下して生じる。
農家にとって、地下水以外の水を使うのは高コストで収入減につながる。だが地下水に頼り続ければ、シンクホールの問題は悪化の一途をたどることになる。
中部コンヤ(Konya)にあるコンヤ工科大学(Konya Technical University)シンクホール応用研究センター(Sinkhole Application Research Centre)のフェトフッラー・アリク(Fetullah Arik)教授は、同地の平原にできた穴を調査。昨年確認された数は350個だったのが、今ではすでに倍近い約600個に増えているという。
専門家らは、適切な水管理政策の欠如がこの問題の根底にあるとして、極度の干ばつに対する政府の取り組みの強化を求めている。
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は、先月初めて水に関するフォーラムを主催し、「農業用かんがいシステムを刷新し、改善する」と表明した。(c)AFP/Raziye Akkoc
https://www.afpbb.com/articles/-/3343717
20世紀が石油を争う時代なら、21世紀は水を争う時代です。
水源を確保し、農地まで水を引くのは為政者の仕事ですが、1国では解決しずらい時代です。
トルコは、チグリス・ユーフラテス川の上流に位置するので、自国内にダムを作れば相当に水不足が解決可能です。
しかし、トルコが水を使えば、中流域のシリアで40%、下流域のイラクで80%の水不足が発生すると言われ、いまだに解決していません。
中東は降水量が少ないので、慢性的な水不足から、水争いが絶えません。
中東での宗教上の争いの実態は水争いです。
このところトルコの水不足が深刻になっているので、その内、水利権を巡って中流域のシリアと紛争が起きるかもです^^;
ログインしてコメントを確認・投稿する