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2021年04月19日00:01

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老害を患ってしまう

人は幾つになっても『若く見られたい』というのは本音ですよね。
「昨日、ウチの65歳になる母親が電話してきてさ、
『奥さんお若いですね。とてもそのお年には見えませんわって、今日も言われたの』って
嬉しそうに話してんだよ」
「へえ〜お前のお袋さん、若々しく見えるんだね」
「いやいや、そう言われるのは当たり前なんだよ」
「どういう事?」
「ウチの母親、他人から『おいくつですか?』って聞かれると、
いつも75歳って答えるんだよ」


そんなお茶目な方もいるかと思うと、
若者から煙たがられてしまう高齢者の方もいますよね。
そういう方々を最近では【老害】と呼んだりしますよね。


老害とは若者に【害】を及ぼす【老人】の事で、
具体的には『自分が老いて理性的な判断や正しい行動ができなくなっている事を自覚せず、
若者に口出ししたり、妨害する存在』を意味してましてね。


この老害と言われる困った行動を取る人物は、
あらゆる場所、あらゆる組織に生息していて、どなたの頭の中にも、
具体的な顔や名前が浮かんでしまうのではないかと思いますね。


ここ最近、高齢者による失言や暴力沙汰がしばしば話題になっていますが、
老害かどうかは年齢とは関係ありませんし、そう呼ばれてしまう人の地位や立場も様々です。


年齢を重ねていても、老害に当てはまらない人は山ほどいますし、
『老害は嫌だね〜』なんてんで眉をひそめている自分自身が、
周りから老害扱いされてる場合もあったりします。


『一人の老害を目撃したら、その背後には何十人もの老害が存在している』と言われ、
ゴキブリ並みの気の毒な扱いを受けていたりしますが、
老害の口癖として代表的な物は『私の若い頃はこうだった』とか
『最近の若い奴はダメだ』『君たちの事を思って言うけど』
『○○が好きなら△△ぐらい知っておかなきゃ』なんてフレーズを多用しますね。


そういう方々を無難に扱うため、一言で老害の心を掴むキラーワードがあるそうですね。
例えば何か大きなお世話・・・いや、助言をされたら、
「さすがですね〜。その発想はありませんでした。勉強になります」
なんて言ってみるんですね。


客観的に見ると『白々しいお世辞』と思われるかもしれませんが、
褒め言葉に対して、人は思った以上に無防備ですから、
言われた方は、素直にいい気になってくれる事間違いなしですね。


「こうやって、〇〇さんに色々教えてもらえる僕たちは果報者です」
これも有効ですね。


というのも老害は、面倒臭さを振りまきながらも
『自分は面倒臭い存在なのでは?』という不安も抱いているんですね。
ですから安心させてあげる事で焦りがなくなり、面倒臭さが減る効果が見込めるんですね。


さらに、
「○○さんが僕たちの年の頃には、どうだったんですか?」
老害になってしまう方というのは、若い頃も大した事なかった可能性が高かったりしますから、
こう聞かれると静かになるんですね。


仮に得意気に小さな手柄話を語り出したとしても、
間は持つので、それはそれでOKという事ですね。
「なるほど、それはいい事聞いた。俺も老害に使ってみよう」
なんてんで『さすがですね。その発想はありませんでした。勉強になります。
こうやって、○○さんに色々教えてもらえる僕たちは果報者です。
○○さんが僕たちの年の頃は、どうだったんですか?』と言ったら、
相手の話がメチャメチャ長くなったって話がありますが・・・これはとんだヤブヘビですよね。


↓今日です!

●4/19(月) 午後7時〜
『月例寄席』
豊橋・花園商店街(HANACOYAにて) 木戸銭¥100
出演 春乃家そよ風 微笑亭さん太 鶴橋減滅渡 

毎月第3月曜日に行われている定期公演です。
是非一度お越しくださいませ。


微笑亭さん太
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