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2021年04月04日18:15

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高梁市・・・

 僕は、NHKののど自慢が好きで、時間があれば観ています。
 出場する人の歌を聴いていると、歌の上手さが分かりますね。
 鐘2つとか、合格とか聴きながら自分なりに判断していますが、
 結構当たると思っています。

 今日ののど自慢は、岡山県の高梁市からでした。
 高梁市は、岡山市から、伯備線で入る山間の市です。
 僕は1983年だったと思うのですが、高梁市に行った事があります。
 高梁市は、江戸時代は、備中松山と呼ばれ、板倉家の城下町でした。
 幕末、ここに優れた民政家が出現し、板倉家の財政を立て直し、
 当時の藩主板倉勝静が老中として幕府で活躍するのを支えました。
 彼の名は山田方谷です。
 農民出身でしたが、家老職相当の地位まで昇りました。
 現在、伯備線で備中高梁から3つ目の駅に
 「方谷」と言う駅があり、彼の名前からとったもので、
 駅名に人名が使われているのは、珍しいと司馬遼太郎が書いていました。

 司馬遼太郎の小説「峠」の主人公は河井継之助ですが、
 継之助は越後長岡藩の重臣で、
 明治維新の際に、幕府にも新政府にも付かない、中立を画策して、
 結果的に戊辰戦争中でも北越戦争を惹起した人物です。
 その継之助は、方谷の所に寄宿して教えを受けた事があります。
 そんな事から、山口県に行った帰りに足を伸ばしました。

 山城としては、唯一天守閣が現存する備中松山城や
 小堀遠州が作った庭園のある頼久寺などを巡りました。
 城に登るのが大変で、予定した所を全部回り切れなかった覚えがあります。

 市内を歩いていた時、妙な既視感(デジャビェ)に襲われました。
 その場では全然分かりません。
 もちろん、高梁市に行ったのは最初でした。

 それからしばらくして、
 「男はつらいよ 寅次郎恋歌」をテレビで観て分かりました。
 寅さんの妹さくらの旦那さん、ヒロシ(前田吟さんがやっています。)の
 父親 (志村喬さんが演じていました。)が、住んでいた所が高梁市で、
 寅さんがそこを訪ねた作品でした。
 それを行く前に観ていたのですね。

 高梁市は、とても良い街だったと思っています。
 また行ってみたいと思うのですが、果たして行けるかどうか。


【今日の一句】
 何着も ブランド品を 贈ったが


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