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2021年03月29日18:51

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ダ抜き言葉には2種類あり〈1〉──{名詞/形容動詞}+ダ

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【24】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977236645&owner_id=5019671

mixi日記2021年03月29日から

 下記の続き。
【◯抜き言葉 ◯足す言葉 新種の「ダ抜き言葉」発見】2015-11-03
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12091452071.html
【◯抜き言葉 ◯足す言葉 新種の「ダ抜き言葉」発見】〈2〉2019-04-29
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12457686244.html

【ダ抜き言葉 だ抜き言葉】2021-01-11
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12649656637.html

 この数年のことだと思うが、「ダ抜き言葉」と呼ばれる用法が問題視されている。
 まず正統派の「ダ抜き言葉」に関して。
 これは↑に書いたとおりで、NHKのサイトなどもある。
 個人的には、もう何十年も前から、体言につく文末の「だ」はできるだけ省略することにしている。「である」は基本的に使わない。さほど珍しい書き方とは思わない。身近?な例で言えば、国語辞典の書き方。
 そういう「ダ嫌い」の身としては、「ダ抜き言葉」を批判するのは気が引ける。そりゃ「ダ」を抜かないほうが一般的だし無難とは思うけど。
 NHKなどの用例をあげてみる(少し加工した)。
 
1)フランスは大丈夫(だ)と思って成田まで来たので残念です。
2)誰からも立派(だ)と思われる横綱になってほしい。
3)高齢の母親の面倒が大変(だ)と思い…。
4)これは彼の本(だ)と思います。
5)東京はにぎやか(だ)と思います。
 こうして並べると少しわかる気がする。
 4)のように、「名詞+だ」の「だ」を省略すると異和感が大きい。
「形容動詞+だ」の場合は、もうダメじゃないかな。
 3)を少し変形する。「高齢の母親の世話が大変(だ)と覚悟した。」……これなら「だ」はなくていい気がする。
 もう少し意地悪な例。
「頑固者が認知症になると世話が大変(だ)と評判だ。」
「あいつの妹がきれい(だ)と評判だ」
 直後に「だ」があると、むしろ「ダ抜き言葉」のほうがいいのでは、って気になる。
 こういう区別をしないで、「ダ抜き言葉」を批判するのはどうなんだろう。
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