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2021年03月27日22:44

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自宅で観た映画(ハート・オブ・ウーマン、カサノバ、ハングマン)

今回も前回に続き、アマゾンプライムで見放題終了が近い未見の作品で3本。
3本の内の2本は、普段私があまり進んで観ないような作品にチャレンジした。

3/25(木)
「ハート・オブ・ウーマン」What women want(2000年)
主演 メル・ギブソン ヘレン・ハント 
監督 ナンシー・マイヤーズ 
今の所、今年唯一の劇場で観た「リーサル・ストーム」
それに出ていたメル・ギブソンなんですが、彼の出演作は大半観てるけど、
この作品はいまだに未見だった。
何故かと思えば、ハートフルなラブコメディだったのが大きな原因だった。
別にラブコメが嫌いなわけではないし、このジャンルで何本かは観た事はあるけど、
正直言うと、あんまり好きになれない(好きな人はすいません)
せっかくなんだから、この機会にメルギブのラブコメを拝見しようと思い鑑賞。
広告代理店で働くメルギブが、狙っていた役職をヘッドハンティングで来たヘレン・ハントに奪われてしまう。ある時、謝ってバスタブで感電したメルギブ。
その時から女性の心の中で思ってる事を読み取る能力を得てしまう。
全編、女性とのラブロマンス、軽快で粋な大人なコメディ。
この手の作品が好きなら合格点でしょう。
私も観てて話的にも良く出来てると思う。
画像に載せたこの作品のポスターのメルギブの顔(笑)
なんてキレイなメルギブだ!この顔から「マッド」や「リーサル」なんて言葉がとても似合わない。
確かにアクションのイメージはあるがそれ以外のジャンルにも出て幅のある演技をするメルギブ。
今になって見ると到底考えられないラブコメするメルギブの姿も珍しいかもしれない。
ちなみに監督のナンシー・マイヤーズの他の作品で、「マイ・インターン」はデニーロが出てるから観た事あるけど、こちらも「キレイなデニーロ」が見れる。
悪くはないけど、個人的には正直好きな内容ではない。
「恋愛も仕事もそう何でも上手くいくわけない」と思う捻くれた私の心には刺さらなかった…

3/26(金)
「カサノバ」Il Casanova di Federico Fellini(1976年)
主演 ドナルド・サザーランド 
監督 フェデリコ・フェリーニ 
今でも色んな作品でよく見かけるドナルド・サザーランド。
主役も脇役も出る作品のジャンルは幅広く、悪役が得意でよく演じてる名優ですが、
昔、出演作品一覧を見て気になったのがあった。
カサノバ? 大の女好きな色男と知られる実在の人物をサザーランドが演じる?
あの顔といい、凄いインパクトある役者が演じるとは?
それだけで興味をそそって、いつかは観てみたいと思ってたが、
アマゾンプライムでこの作品が配信されて、観るなら今でしょうとの事で鑑賞。
監督がイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ。
フェリー二作品はかなり昔に「道」と「8 1/2」くらいしか観た事が無い。
やる事が大掛かりで派手な演出をする監督と認識していた。
本作は冒頭のお祭りシーンから圧倒される。凄いセットに衣装にエキストラは豪華絢爛。
内容は、カサノバの数々の女性遍歴のエピソードを面白おかしく描いている。
カサノバのSEXシーンは意外とそんなに、いやらしい感じがしない。
これ、エロコメディだった。
所々、かなり爆笑したw
顔に特徴のあるサザーランドが奇抜なメイクに衣装の姿が、もう何と言うか…それだけでお腹いっぱい(笑)
ちなみに作品はイタリア語なんだが、サザーランドの声は別の方の吹き替えかと思う。
本人はもっと低い声で違うようなので。
全編、この豪華絢爛な衣装に大掛かりなセットは凄く、十分見応えあった。

3/27(土)
「ハングマン」Hangman(2017年)
主演 アル・パチーノ カール・アーバン ブリタニー・スノウ 
監督 ジョニー・マーティン 
アル・パチーノは大好きな役者で、以前に劇場映画の感想で何度か取り上げましたが、
この本作は劇場公開されてるにも関わらず未見だった。
ミニシアター系で「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション」と題して特集上映していた中の1本。
東京の方なんで大阪の方に来てたどうか確認してなかった事もあり観れず。
こうしてアマゾンプライムで配信してくれたのは、パチーノファンからしたら嬉しい。
パチーノ演じる現役引退した元刑事が、犯行現場に自分のバッジの番号が記された事をきっかけに、カール・アーバン演じる相棒の刑事(過去に妻を殺された)と、現場を取材するブリタニー・スノウ演じる女性記者の3人が連続殺人犯を追う話。
内容的には「セブン」に近い感じか。
サイコパスの殺人犯が現場に何かのヒントを残しての連続殺人。
意外とアクションシーンも多く、演出も中々の良い雰囲気で、次々と見せ場のあるテンポ良い内容なんだが…
脚本に難点あり。
その謎解きも最後には一応完結するのだけど、どれも後出しのように「実はこうだった」の連続で、この手のサイコサスペンスで唸らせる「ここが、ここと、こう繋がるんか!」と言った筋書きが後出しだらけで、上手く前に伏線を張ってないのが難点。
それでも最後までスリルある展開の面白さだったのは、主演の役者3人の演技によるところが大きかった。
アル・パチーノはもう言うまでもなく、セリフ一つにも味わいのある演技も見せ、高齢なのに動きのある演技も見せ文句なしに良かった。
相棒のカール・アーバンも上手く絡み、何よりも女性記者役のブリタニー・スノウがその2人に対して相乗的に良い演技を見せたのも大きい。
ただ、最後の締めであるラストのアレは正直いらない。
アレは逆に作品自体を悪くしてる。
この作品、一見練ってるように見えて見せ方が弱い後出しジャンケンのような脚本だが、
それを補うかのように役者陣が頑張っていた作品だった。
パチーノファンは必見であります!

次回も3本レビューします。
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