054【国際】ウイグル問題

日本人のウヨもサヨも本質的に同じである。中国人や朝鮮人を見下している。ウヨは彼らを嘲り、サヨは彼らを劣等と決めつけ、優良たる日本人が譲歩して保護してやらないとならないと驕り高ぶっている。

さて、中国は嘉慶帝以来200年ぶりに強国に返り咲いた。同治帝や光緒帝時代の清朝でも日本よりは格上で軍備も整っていたが、如何せん慢心により実力を発揮できなかった。日清戦争でも日本ごときに負けるはずないと中央は楽観視していた（ただし、打撃を受けることに違いはないので、英国を巻き込んで回避しようとしていた者もいる）。ウヨが浅はかにも中国に負けるはずがないと思い込むのは130年前に中国が犯した失敗である。ウヨこそ当に中国人そのものである。

サヨはサヨで130年間見下して「保護対象」としていた中国の隆盛に周章狼狽して為すところを知らない状態である。日本政府を叩くための棒でしかなかった中国が手に負えなくてもてあましている。これまでの自分たちの日本政府批判がそっくりそのまま中国政府に被っていることに何をどう主張してよいかわからないでいる。どこからか主張が「降りてくる」のを待っているのだろうか。
知中派の私と雖も、今の中国に人権的な面で擁護できる点はない。しかし、日本の人権活動家は無思慮な中国人・朝鮮人擁護によって自らが人権を蔑ろにしていて役に立てない状態でいる。あさま山荘事件前の左翼学生擁護や、90年代までの北朝鮮擁護を掌返しでやってのける厚顔無恥さを発揮したサヨのみが生き残れる時代が来たようだ。


因みに、サヨが信奉するヨーロッパの連中は貴族主義的な部分があるからテリブルである。
彼らは弱者の為に輿から降りて弱者の手を握ることはしても、弱者が自分たちの所まで登ってくることを絶対に許さない。
ヨーロッパ白人はこれができる。日本のサヨや人権活動家はこれができない。この差が歴史なのかもしれない。



■ウイグル人権侵害、EUが中国を制裁へ　天安門事件以来
(朝日新聞デジタル - 03月22日 18:35)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6455653