靴ですよ、靴、登山靴です。登山靴を買い換えました。ホントは前の日記の「装備関連」で書こうと思ってたのですが、日記の文字数制限の関係で別日記とすることにしました。登山靴に関しては過去の日記で結構書いてはいるのですが、都度々々、まばらに書いているだけ(例えばコレ↓とか)
■山登りはじめました＃183「2017年の振り返りとか」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964394017&owner_id=5956264
なので、ここらで一回整理をしてみようかな、と思いましてね。内容的にかなりダブる部分もあるかと思いますが、今年で登山を始めて10年になるので、自分メモ的にまとめてみたいと思います。
【遍歴】
2011年の7月、最初の登山は「うけもち登山部/おとなの遠足」イベントで妙義山に行きました。稜線ではなく中間道のハイキングね。山行に参加表明はしたもののさて、手元に登山に必要な物は何一つありません。部室の面々から「取り合えずは靴だよ靴、まずは何はともあれ登山靴を買え」と言われましてね。で、最初に買ったのが
★Merrell/Chameleon 3 MID
でございます。なぜこの靴なのか。それは見た目がカッコイイから。ただそれだけです。でもま、最初なんてみんなそんなもんでしょ？てかね、登山しなくても「Merrell/Chameleon 3 MID」は欲しかったんですよ、ずっとね。理由はまあ、ミリタリー系の話になるんですが当時、中東界隈でアメリカの特殊部隊がこぞってこれを履いてたんですわ。特にミリタリーモデルってわけでもないんですが、標準のカラーリングがかなりデザートパターンに近い色しててね。コンバットマガジンとかガンマガジンとかアームズマガジンとか、それ系のミリタリー雑誌を見るとまあ、特殊部隊がこの靴履いてる写真がいっぱい載ってるわけ。
そこそもこの靴はビブラムソールとゴアテックスのブーティーを装備してはいますが、登山靴ではなくトレッキングシューズですらなく、ただのハイキングシューズなんですよ。ミドルカットなので足首周りの自由度が高く、ナイロンレザーコンビで軽くて通気性も良く、バスケットシューズほどじゃないけどソールが柔らかいので走ることもできる。汎用性を考えると特殊部隊が私物として持ち込んで戦場に履いて行くのも頷けます。
だってジャングルブーツとかデザートブーツとか、自分もALTAMA社製のやつを学生の頃から普段履きで愛用してましたが、クッション性も防水性も皆無で、安くて頑丈って以外全然メリットないもの。それに比べて「Merrell/Chameleon 3 MID」の履きやすさときたら！ちなみに最近、特殊部隊界隈で人気なのは同じメレルでもカメレオンのシリーズではなく「モアブ」の方です。「モアブ」はミリタリー用の専用カラーがラインナップされていますよ！
それに何よりメレルの靴はおしゃれっすよ。アウトドア用の靴なのに街中で履いていても全然違和感がない。アッパーと一体成型したようなソールはオクトパスパターンとあわせてまるで「タコの足」のようなデザインだし、ブロックの形でソールがツートンカラーになっていたり、とにかく見た目の印象が強烈だったんですよね、当時。
で、山に実際に行くという名目が出来たので、迷わず購入。いやー、あの時は嬉しかったなあ。
そして初めての山。大砲岩エリアへのアプローチの岩場で新品の靴なのにソールのブロックが何箇所も欠けてしまった。消しゴムをちぎったようにね。これはショックだったな。そして初めての富士山。下山の砂走りでアッパーのナイロン生地の部分が鑢をかけたように毛羽立ってボロボロになってしまった。雲取山では右足の親指の爪が当たって、復路はずっと足が痛くなってしまったさ。さらに山行を重ねていくうちに靴の中、ミッドソールだと思うけど、重さがかかると動くような感覚が。一枚の物が割れて二つになっている感覚がする。そしてどこの山かは忘れましたが、雨の日の登山で遂に浸水。どうもゴアブーティーに穴が開いてしまったらしい。
これはそろそろ買い替え時か。ちょうど後継のモデル「Merrell/Chameleon 4 MID」が出ているので、神保町の某アウトドアショップに物色に行ってみる。ちょうど接客してくれたおねえさんが実際に山やってる人でね、色々言われてしまったよ。曰く
「ソールのブロックが欠けてしまったのは岩場のせい。そもそも岩場を歩く用の靴ではない」
「ミッドソールに亀裂が入ったのは重さのせい。重量を背負って歩く用の靴ではない」
「浸水してきたのはもう、靴の中が壊れているから。壊れた理由は登山靴じゃないのに登山に使うから」
「足の指が当たって痛いのはそもそもサイズが合ってないから。見た目で靴を選ぶからそうなる」
いやー、もうボロカスっすよ。山行を重ねて履き潰した、なんてとんでもない！要は用途と全く違う使い方をしてたってだけでした。間違った使い方をして靴を壊した、ただそれだけだったのです。店員さんからは
「もちろんお店としては欲しいと言われれば売りますが、後継の4を買っても使い方が一緒なら結局は同じですよ。それにメレルは2Eが標準ですから、足の痛いのは解決しません。」
と言われてしまう。ではお勧めの靴はどれですか？と素直に聞き直すと、
「登山するんだから登山靴買いましょう。お客様の話を聞いた感じではトレッキングシューズで良いと思います。とにかくハイキングシューズではダメですよ！」
との答えが。何がどう違うのかサッパリなので、違いの説明を求めると
「まず、ソールの固さです。アウトソールが固いのと、靴自体の剛性。試しにこれ、手で曲げてみて下さい。腕の力では曲がりませんよね。そして耐久性かな、靴の外側(がいそく)を見て下さい。レザーの範囲も全然違うし、ゴムのバンパーの面積も違うでしょ。ソールもつま先部分はテクニカルゾーンって言って、岩登り用にフラットになった部分が付いてます。そして基本はミドルカットではなくハイカットですかね、概ね。」
足のサイズを計測してもらい、予算感(Merrell/Chameleon 4 MIDと同価格帯)を伝えると、店員が持ってきたのが
★Caravan/Grand King GK-68/02M
だったのです。
「ハイカットは初めてですか？慣れるまでは踝周りが擦れて結構痛いと思いますが、履いていればそのうち慣れるので。あと、足の裏が全く曲がりませんので、普段町を歩く歩き方じゃダメですよ？」
なぬ？
「フラットフッティング、俗に言う『壺足』が出来ないと。そもそも壺足は登山における歩行技術の基本中の基本。慣れるまでは相当疲れると思うので、足腰ちゃんと鍛えて下さいね。靴自体も登山靴としては軽量な部類ですが、初めて履くなら最初は相当重く感じると思います。これも足腰鍛えれば解決ですね。その代わり重たい荷物背負って岩の山道を歩いても足の裏が痛くなったりしませんよ！」
ほええ。
「この靴は一応、無積雪期の国内の山なら全て対応してますので、お値段もリーズナブルだし、登山靴の最初の一足としてはお勧めですね！」
取り合えず試し履きをして店内をウロウロしてみる。確かに足の裏は全く曲がらない。そして重い。同じ靴でもこんなにも違うのか。自分の無知さ加減が恥ずかしくなってくる。
「色々ありがとうございました。ちょっと検討します。また来ます！」
と、この日は諸々ショックを受けたこともあり、買わずに退店。登山靴に関して色々と調べてから再訪することにした。
そして翌週、検討の結果、お勧めされた「Caravan/Grand King GK-68/02M」を購入。初めて買った登山靴ですからね、色々思い出深いっす。この靴でまずは丹沢の鍋割山に二週連続。続いて奥秩父は甲武信ケ岳、夏には2回目の富士山、そして秋には北アルプスデビューで白馬岳に。3Eの靴なので右足はちょうどいいのだが、左足が少し緩い感じがするも、これと言った問題点も無く、以来、2015年の滑落事故の時まで様々な山に登りました。
ちなみに浸水する「Merrell/Chameleon 3 MID」はキャンプ用の外履き用として、捨てずに使っておりました。
さて、そんな思い出の「Caravan/Grand King GK-68/02M」も約3年、40回近い山行の末、ソールがすり減ってツルツルになってきた。一応ソールの張替えは可能ですが、アッパー部分もかなりボロボロですわ。元々このスペックで2万を切る低価格がキャラバンの魅力だったので、同じモデルを買い換えに、今度は横浜のアウトドアショップを訪ねてみる。すると何だか値上がりしてるやんけ！しかも5千円近くも！ソールの張替えを依頼すると現行版の価格の約半額近くかかるので、買い替えるのは決定事項だったのですが、ちょっと躊躇してしまうなあ。
すると目に入ったのが
「展示品/現品限り、色・サイズの選択不可」
と書かれた
★Caravan/Grand King GK-68/06M
だったのです。値札を見ると何と、ほぼ半額じゃないですか！数万の買い物で半額って、かなりデカくね？しかもサイズもちょうど自分の足のサイズやないの！ただね、これ足幅が2Eなんですよ。試しに履いてみると、足の当たる感じはメレルのカメレオンと大差無い。当たるのは右足だけで、左足はむしろちょうどいい感じ。でもなあ・・・。
「ええーい、ままよ！」
値段に釣られて買ってしまった。早速山に行ってみる。日帰り登山だと、下山の時にやはり靴の中で指が当たってしまって、痛い。同じ2Eでもメレルのカメレオンとは靴の剛性が段違いなので、靴が変形しないのでかなり痛い。これは想定外だった。そして毎年恒例、9月の連休を使った北アルプス山行で北穂高岳にGO！山頂から涸沢小屋に降りる途中で両足の小指の爪が当たって痛くなってきた。そして涸沢から横尾までの区間はもう、本当に足の爪が痛くて痛くて歩けない状態。翌日、横尾から上高地への復路11kmも正に地獄。こんなにも爪が痛くて歩けない経験は初めてです。
ちなみに小指の爪は帰宅後、血豆で真っ黒になってマニキュアをしたように変色、その後剥がれてしまった。新しい爪が生え揃うまで何だかんだで約3ヶ月。北穂の時の原因はアルパイン用の厚手の靴下を履いたことが原因と分かり、爪が剥がれた後も中厚手のトレッキング用靴下を履いてGK-68/06Mを使い続ける。だってまだ新しいのに、勿体無いもの。取り合えず日帰りならギリギリ耐えられる痛さなので、日帰り登山で痛いのを我慢して使用することにした。
とはいえ、そうすると連泊登山で使用する靴が無いのです。これは困った。過去にGK-68/02Mを購入した神保町の某アウトドアショップへ再び赴く。当時接客してくれたおねえさんはいなかったが、別のスタッフに事情を説明する。前回と違い、今回のポイントは買い替えではなく、履き分ける用、ってこと。日帰り山行はGK-68/06Mで何とかなるので、それ以外ね。必然的に北アルプスとかが対象になるので、まずは上位互換のGK-69を出してもらう。ナイロンレザーコンビの68をヌバックのフルレザーにしたのが69、だーたかさんが履いてる靴ね。履き心地は3Eなので、GK-68/02Mと変わらないが、これも値上がりしていて3万超え。最初のGK-68/02Mが2万でお釣りがくる値段でしょ、登山靴に3万かあ、うーん。逡巡していると店員さん
「そしたらこれなんてどうですか？もうこのクラスの価格なら3万も4万も5万も変わりませんよ、折角買うなら良いやつ買いましょう！」
と言って出してきたのが
★Lowa/Ticam �� GT
です。値札を見て税込み約4.5万、有り得ねえとか思いつつ、試し履きをしてみる。
「Lowaはドイツの靴ですが、日本人用の幅広ラストも用意してましてね、これがその日本人向けのタイプです」
履いてみてそのフィット感にビックリする。これが本当に同じ登山靴なのか？キャラバンと全然違うじゃないか！なんだろ、この固めの油粘土で足を固めたような独特の包まれ感は。とにかくベロのフィット感が素晴らしい。シューレースが締めている途中で緩まないような工夫にも目から鱗です。フルレザーなので重いのだが、足と一体になるようなフィット感から全然重さを感じさせない！スゲー、素晴らしいぞ、これが値段の違いか！
「お分かりいただけましたでしょうか？」
店員さんの「ふふん！してやったりだぜ！」感いっぱいの表情が印象的でした。
「わかりました、ありがとうございます。ちょっと検討します。また来ます！」
と言って前回同様、即決はせずにこの日は退店。後日、他のお店も何軒か回り、SCARPAやKaylandの靴なども試し履きしてみるが、欧州の靴はどれもみんな横幅が狭い。2Eでは自分は絶対ダメなので、Lowaの3Eはとても魅力的。ちなみに3Eだとキャラバン以外にmont-bellやSirioなどがありますが、モンベルは靴までモンベルにしたら本当に全身モンベルおじさんになっちゃうし、シリオは幅は良いが甲の高さがあり過ぎて長さと幅がフィットしても、甲がパコパコしてしまうのでダメでした。
で、1週間後にお店に再訪。前回と同じ店員がいたので話しかけてみる。前回と同様、Lowa/Ticam �� GTとGK69を出してもらい、じっくりと試し履きをして比較する。もうね、答えは決まった。キャラバンが悪いのではない。Lowaが良すぎるのだ！ってことでかなり時間をかけて検討した結果、Lowa/Ticam �� GTを購入。おそらく今までの人生で買った靴で最も高価な靴です。スキー靴やスノボのブーツより高いんだもの！
このLowa/Ticam �� GTはとにかく今も絶賛大活躍中です。八ヶ岳(赤岳と天狗岳)、北アルプス表銀座縦走、剱岳、唐松岳・・・3000mクラスの山の縦走は勿論、フルレザーなのである程度の雪も大丈夫ですから残雪期の北穂高岳もこれで行ったし、スノーシューハイクにも使ってます。
うーん、長いなあ、新しい靴のインプレを書こうと思ってたのになんだこの前振りの長さは。少し端折るかぬ。
えっと、「Merrell/Chameleon 3 MID」ですが、これは随分前に廃棄。やっぱり浸水するので正直アウトドアでは使い物にならない。結局2つ後継のモデル「Merrell/Chameleon 5 MID」を購入、ハイキングシューズとして三浦アルプスとかキャンプの時などに今も現役で活躍中。
最初に買った本格的登山靴で色々思い出深い「Caravan/Grand King GK-68/02M」は4回目の富士山で最後の役目を終えて廃棄。元々2015年の滑落の時にかみさんから「縁起が悪いから捨てろ！」って言われて退役したのですが、富士山の下山(須走ルート)の砂走りで使い捨てにするために1年近く保管していてのです。予定通りの役割を果たしての廃棄なので悔いは全く無し。ホント今までありがとう。
そして履く度に足の爪先が痛くなる、問題の「Caravan/Grand King GK-68/06M」。我慢して使い続けた甲斐あって無事ソールも擦り減り、しかも経年劣化で左足のソールが爪先から剥離が始まったので、減価償却完了ってことで2021年2月末を持って退役、廃棄しました。
さて、やっと本題です！長かったぜえ！
【本題】
今回、当初は同じキャラバンのグランドキングのシリーズを考えておりました。初心に帰り、3Eサイズのナイロンレザーコンビです。GK68の現行版でいいかな、と。でも事前に調べたらラインナップが大きく変わっている。ソールの剛性が高い以外はスペックダウンして価格を抑えたモデルと、剛性は低いが全体の仕上がりはまずまず品質良さそうなグランドキング入門者向けね。
正直ベース申し上げますと、どちらも自分のニーズにはマッチしません。ぐぬぬ。まずは実物も見て触って考えるとするか。
今回は神保町の某登山専門店に訪問。神保町界隈はアウトドア系のお店が多数あって、ホント素晴らしい。
早速店員さんに相談をしてみる。
・今までGK68を二足履き潰したので、後継のモデルを考えていること。
・足の幅が2Eではダメで、3Eが良いこと。
・Lowa/Ticam �� GTとの使い分けが大前提であること。
・昨年から変形性関節症になっており、左足首が痛いこと。
その他、山行スタイルや活動山域なども伝える。
「うーん、したらまず足のサイズを計測してみましょうかねえ」
と、両足のサイズを計測。これは登山靴を買う時に毎回やっているのだが、意外な回答が。
「お客さん、自分で思っているほど足の幅があるわけじゃないですよ。足幅に合わせた靴で爪先が当たるのは、単にサイズが合ってないんじゃないですかねえ？」
なぬ？
「まあ、キャラバンでも勿論良いですが、ちょうど今、ピッタリのサイズが在庫無いんですよ。同価格帯、というかちょっと高くなりますが、これがオススメですよ！」
といって白髪初老の店員が持ってきたのがこれ、
★AKU/ALBA Trek Wide GTX
曰く、
・Lowaと同じく、日本人用のラストがあって、幅広にも対応
・標準でインソールを入れた様な作りになっていて、長時間歩いても土踏まずのアーチが崩れにくい
※これは後で調べたら「Elica System」っていうらしいです。
・ソールの剛性は高いが、靴自体は軽い
・ベロのフィット感が秀逸
・キャンバス部分の「Air8000」は非常に通気性が高く、蒸れない
などなど。
昨年からの足首の不具合は、靴をしっかり締めて固定することと、土踏まずのインソール効果でだいぶ軽減されるのではないか、との話です。ベロが厚みがあって非常に柔らかいので、とにかくきつく締め靴の中で足が動かないように固定せい、ってことみたい。まずは何はともあれ試し履き。靴紐の強さはこれくらいですぜ、ってことで店員さんにシューレースを締めてもらう。かなりキツキツだが苦しくない。そう、この固めの油粘土で足を固めたようなフィット感、「Lowa/Ticam �� GT」と同じだ！ベロだよベロ、ベロの厚みと柔らかさですよ！
そして軽い！「Lowa/Ticam �� GT」が片足820gなのに対し、「AKU/ALBA Trek Wide GTX」は片足570gしかない！これは体感出来る重量差です。そして土踏まずの部分のサポート。これは今までの靴にはなかったなあ。自分は基本、インソールはサードパーティ物に交換したりしないので、いつも純正の中敷きだけなんですが、これは！
「これでダメなら社外製のインソールを入れて方がいいと思いますが、どうです？履いた感じは？」
「凄いフィット感ですね。ちょっと歩いてみます」
「あー、したらそこのテスターに乗って、下りの姿勢で直立してみて！」
「あ、はい、これでいいですか？」
「ちょっと待ってねえ、うん。大丈夫。靴の中で爪先は前にずれてない。これなら下りで爪先が当たって痛くなることはまずないと思いますよ！」
ってことで今回は躊躇う要素皆無につき、即決して購入しました。一応試し履きってことで、週末に自宅から横浜駅の方まで山になってる住宅地の方を歩いてみるが、全く問題無し。アスファルトでソールを無駄に摩耗したくないので、試し履きはこの1回のみ。
そして「AKU/ALBA Trek Wide GTX」のデビュー戦が前回の日記の箱根外輪山縦走となるわけです。
インプレとしては
「足が痛くならない」
この一言に尽きます。まあ、足が痛いのを承知でサイズの合わない靴を無理して5年も履いていたのがいけないんですがね。とにかく靴の中で爪先が当たって痛くなる現象は皆無でした。そして例の「変形性関節症」ね。これはここ数ヶ月でだいぶ付き合い方がわかってきて、歩くペースや足の置き方などを変えることでだいぶマシにはなってきたんです。でも、山行中は歩き始めて1時間もすれば必ず関節が痛くなってくる。痛さの大小の違いはあれど基本、山行中は必ず左足首が痛い。
今回もまあ、そうなるだろうな、とは思っていたんですが、いやね、結果的に痛くなっちゃったんですが、痛みが発症するまでの時間がいつもの数倍長かったのですよ。少なくとも登りで足首が痛くなることはなく、下山の途中で痛くなってきた感じ。これは凄いことですよ。痛くなり出すまでの時間がいつもの5〜6倍長いのです。おー、これは良いんじゃないか？全然許容範囲だと思いますよ。
「AKU/ALBA Trek Wide GTX」はソールの張替えも対応しているので、長く使えそうです。履き分けしている3種類の登山靴の中で、最も守備範囲の広い靴なので、今後の山行での活躍に期待ですな！
■写真解説
�〜芦鵑瞭�記の箱根外輪山縦走で初使用の「AKU/ALBA Trek Wide GTX」です。
�△如△海譴�今回退役となるCaravan/Grand King GK-68/06Mです。
��左から
・Lowa/Ticam�� GT
・AKU/ALBA Trek Wide GTX
・Merrell/Chameleon 5 MID
Lowaは北アルプスや八ヶ岳など、無積雪期の岩山登山用。積雪期も一応これで行ってます。メレルは里山のハイキングやキャンプなど、登山以外のアウトドア全般用。で、今回のAKUはそれ以外の登山活動全て用、ってことで、実は一番守備範囲が広い。今後はこの3足の履き分けで登山を楽しみますよ〜！
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