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2021年03月21日12:35

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フロッグ・ウィッチサマー・シェッド観てきたよ

■フロッグ
原題はI SEE YOU。お前を見ているぞ、知っているぞ、既に会っているぞ……と複数の意味を込めた原題で、上手いと思います。邦題は平凡ですね。由来は、裏の主人公が被った仮面と、裏主人公のとある行為を意味するスラングから。これはなかなか面白かったです。始めはホラー風にはじまります。医師である妻が不倫していて、それをいまいましく思いながら黙認している刑事の父親。いらつく高校生男子の子供。彼らの住む街で、子供が消える事件が起こる。それは10年あまりも昔に起こった、解決済みの連続少年誘拐事件に告示しており、真犯人が別にいるのか、模倣犯なのか……。刑事の家では、勝手に付くTV、閉まるドア、ひそひそ声、不気味な気配……と不穏な現象が多発します。これが中盤でひっくりかえり、別視点で何が起こっているのか説明される。そして次々と、殺人や誘拐の真相が展開し……と何度もびっくりさせられました。面白かったです。邦題が内容に負けていて可哀想。

■ウィッチサマー
原題はThe Wretched。知らない単語なので調べてみると、『みじめな、哀れな、かわいそうな、不幸な、ひどくみすぼらしい、(肉体的・精神的に)ひどくみじめな、とても情けない思いをして、あさましい、見下げ果てた、卑劣な』だそうで。強烈に否定的ですね。でも邦訳しにくいので、ウィッチサマーで正解……なのかな……なにせ出てくる化け物は、ウィッチとは言いがたい。高校生男子が主人公で、離婚で離れて暮らしている父親のもとに、夏休みに身を寄せることになります。父親の家の隣に住む男の子と知り合うも、なぜか少年は母親を怖がり、やがて姿を消してしまう。隣家の父親に尋ねると子供などいない、と……。こちらは正当なホラーで化け物も出てくるのですが、正体は森に潜んでいたわけのわからない奴で、女性ぽい姿をしている以外、魔女とは関係なさそうです。由来が魔女だと示されるわけでもないし、もやもやっと。落ちで出てくる造花はなかなか良かったのですが。あとターンエーみたいな記号が悪い印みたいな扱いなのですが、オリジナルなのか他にいわくがるのか、ちょっと調べようが無いかなあ。自分の趣味からすると怪異が物理的過ぎるのですが、まあ悪くは無かったです。

■ホワッツ・イン・ザ・シェッド
原題はTHE SHED。納屋なんですが。邦訳はダサい……これなら英語の原題のままでいいんじゃないの、と思います。SHEDなんてメジャーな単語じゃないんだから、カタカナにしても意味が分かるわけじゃ無いし。これも主人公は男子高校生で、どうも何かやらかして両親は不在(死別?)。少年院帰りで同居の祖父(くそジジィ)による保護観察中。庭の納屋に何かゾンビ的あるいは吸血鬼的な化け物が居座り、入るものを残らず殺してしまうのに気づき……という感じなのですが、まあ全体的にくだらないしつまらない。掘っ立て小屋をぶっ壊して出てくる力すらない怪物が恐いか? 本当に恐いんだったら、夜寝られないでしょ……。特撮も今の時代にしては程度が低く(予算的にCG使えないんだろうな)、メイクだけ。腕が飛ばされるシーンは50年くらい前のレベルで、冗談かと思いました。邦題に釣り合う程度のショボい内容、と感じます。コレが最後とはトホホでした。
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