「バッジ」１

昔は子供の見るテレビ番組といったら、アメリカものが相当ありました。
「ドボチョンドロドロ　ドボチョンドロドロ」「幽霊城のドボチョン一家　ドヒャドヒャバキーン」とか「出ーて来いシャザーン　大魔ー王シャザーン」とか「スーパースリーィはーみんなの仲間ー」とか、目を皿にして見てたなあ。

「バッマーン　ババババババババ　バッマーン」も、これはアニメではなかったけれど、なんかページがめくれるとか、乱闘の音がホーンで作ってあるとか、感覚としてはマンガな感じで、よく見てました。
アダム・ウエストっていう人が演じてるんですが、それを知ったのはずいぶん後でした。

先日、バッジがいくつか見つかって、これは売れるかな、と。


大阪万博博覧会（1970年）のバッジ。売れました。
富士グループのものです。プカプカの素材でできた外観で、これのバッジはその時出てなかった。
これはたぶん、従兄弟からもらったんだろうな。私は行かなかったですから。
東京以外でこんな大きいイベントがあるって、初めて知ったのでした。


大東京祭記念（1969年）のバッヂ。カッパのやつ。
学校で売ったような記憶があります。都立の学校でしたから。
これはなかなか売れなくて、値段を下げました。


ニャロメのバッヂ。
コビトというメーカーのお菓子についていた、おまけだと思います。
相当使ったのか表面がこすれてて、どうかと思ったんですが、売れました。

で、バットマンのバッヂがあったんです。七宝の。
これ、自分で買った覚えもないし、誰にもらったのかもわからない…。
死んじゃったＴさんかなあ？　生きてれば聞けたのに。

ネットでしつこく写真を見たら、同じバッジは見つからなかったけれど、アダム・ウエストが同じ格好をしてる写真がありました。
「こ、これだぁ!?」と、かなりうれしかったですね。
それで、「アダム・ウエスト」ってちゃんと書いて、出したんです。

ところが！
なんとどんどん値段が上がり、6000円を超えたんです。
もう、ビックリ。
買った方から、「貴重なものを、ありがとうございます」というコメントが来ました。

それはもうずいぶん前だったんですが、こないだちょっと見たら、同じバッジが売れていて、でも値段は4700円。
ふふふ。勝ったね！