日本人は、パニックに強いです。
日本で災害が起きて、外国の特派員レポートなどで必ず言われることが、パニックが起きないことです。
非常にリアリストだからでしょう。宗教の組織率が低く、信仰はあっても、西洋のような単純な人格神ではなく、摩訶不思議なパワーの集合体のように考えるというところからも伺えます。
(脱線しますが、多神教、八百万の神、本地垂迹説…という宗教現象は、学校で「無原則」「非論理」のように教えられます、あれは、まずいですね。逆です。権現信仰などは、最初に感得した人がいて、後から理論化していきます。たとえば、白山権現は、泰澄という修験者が白山で感得した神だそうです。本尊と教理のどちらが姿を現すのが早いかというと、本尊です。その本尊がエネルギーやパワーの集合体だと考えれば、本地の十一面観音が、ある場合に白山権現として感得され、ある場合には別の神になって感得されるのは、むしろ自然です。)
産業も、流通が強いです。流通は、現実に起きてくる問題の原因をリアルに解明することが必要です。
朝、ワイシャツを一枚だけクリーニングに出して、夕方、仕上がり、二ドルもしないのは、世界中で日本だけです。
外国の空港など、荷物の仕分けに毎日のように失敗しているのに、システムが変わりません。
…さて…今回の地震は、結構、怖かったです。東京は震度4でしたが、揺れが妙に長かったからです。
揺れるからこそ建物は倒壊しないのだそうです。そういう原理や自宅の耐震等級を知っていて、地震慣れしているはずの身でも、怖かったです。
外国人には、こういう地震は厳しいのではないでしょうか。
建物は倒壊しない。倒壊したとしても、次の揺れが起こっても大したことがない…ということを知らないからです。
あんなに揺れたら、次は、地が裂けて火炎が噴き出すのではないかと恐怖するのではないでしょうか。
オリンピック開催中は、選手村などで、日本を調べた上で観光旅行する人ではなく、日本のことに全く無知な運動選手がかたまって過ごします。パニックは群集心理によって起きますから、
パニックが心配です。
■余震減っても、いつでも起こりうる地震 東大・古村教授
(朝日新聞デジタル - 02月14日 14:13)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6412274
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