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2021年02月15日00:26

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蓼科山 日帰り登山

雪山に行きたい・・・「自身の感染リスクを最低に、現地の方への感染リスクを最小に」という中で出した結論は、天候の安定した平日に初級者コースの山に日帰り・単独、途中どこにも立ち寄らない・・・

という事で、祝日と土曜日の谷間の金曜日、早朝発の日帰りで八ヶ岳の蓼科山へ

蓼科山は一昨年登った同じく北八ヶ岳「北横岳」のお隣り、諏訪富士の別名を持つ美しい独立峰です(一昨年の写真から、一番左から蓼科山、北横岳、縞枯山)

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出発は標高1720mの女乃神茶屋(すずらん峠)の駐車場で、自宅からは車で4時間弱。当初、3時起床の3時半出発の予定でしたが、前夜に別用で寝るのが遅くなり、寝床で目覚ましの時間を変更しました(4時半起床の5時出発)

道は空いていますが安全運転、途中休憩は車中で持参のお握り、PAはトイレ休憩のみ。それでも女乃神茶屋到着は9時近くになってしまい、30台ほど置ける駐車スペースはほぼ満車状態です。

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トイレを済ませ、登山靴、オーバーズボン、スパッツを着用。はじめは樹林帯のゆるやかな登りなのでアイゼンは未着用でバス停(冬季運休)横の登山口から9時半に登山開始。

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天気予報は薄曇りですが、風が無く気温も高めでかなり条件は良いとのこと。薄日が雪面に枯れ木の淡い影を作っていて雰囲気ありますが、歩くとかなり暑くなります。

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駐車場で気温はマイナス1度か2度くらいでしたが、歩き始めて間もなくじんわり汗が・・・

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序盤の急坂!まばらな樹林の道ですが、南向きの斜面のためか、緩んだ雪が多くの登山者に踏み固められザクザクの氷状に。坂の途中でアイゼンを付けるのが面倒で頑張って登ってしまい(ダメなパターン)ひと登るする頃には全身汗だくに。

ザックを下ろして小休止。フリースを脱ぎ、アイゼンを装着し、今回から使い始めるストックを両手に再出発・・・ああ、とても楽です。最初からちゃんと使えば良かった。。尚もしばらく急登を上がると背後に中央アルプスの山並みが見えてきました。

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八ヶ岳ブルーではないですが雲が高いので見晴は良好。標高的には登山の中間地点(2100m)でした。
(駐車場:1720m、中間地点:2110m、山頂:2530m)

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空の色と山肌の色が同化して見えにくいですが、眼前に縞枯れた蓼科山が見えています。

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暫く緩やかなダケカンバやミズナラなどの樹林帯を歩くと、頂上まで続くドMな急登の始まりです。

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写真だと判りにくいんですが、何かを落としたら絶対止まらないくらいの急坂(スキーだと40度に近い斜面)が一直線に続きます。

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この頃になると、早々に出発していたパーティーの下山と行き合うようになります。
「頂上は風あるよ!」の言葉に、上でお昼食べられそうにないので、ここらで軽食を済ませます(木々の間からは車山のゲレンデ・・)

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20分ほど休み、更に一本調子の急坂を登って行くと、樹林がまばらとなり立ち枯れた木々が目立ち始めます。

眼前に頂上に続く森林限界が!

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開けた頂上台地の端にたどり着くと周りに遮るものが無く、見晴も抜群

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一昨年に登った北横岳の堂々とした山体、今年は逆から眺めてる・・・

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山頂へ続く稜線をトラバース気味に進みます(夏は岩があって大変なんですが、雪が上手い具合に隙間を埋めています)

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山頂到着!様々ロスがあったとはいえ、コースタイム3時間のところ、4時間近くかかってしまい、最早頂上には誰もいません。
遅くなってしまったものの、ずっと雲に覆われていた空には青空が拡がり、太陽も顔を出してきました。(今回ばかりは遅い方が天気が良かったようです)

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慣れたルートとは言え、冬山であり、周りには誰もいない、という状況を考え、下山開始リミットを14時とし、頂上台地をゆっくり散策します。

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麓のスキー場(白樺湖周辺)も見えます。

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雪庇もどき!

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中央アルプス方面

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浅間山、菅平方面、上田市街も見えます

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北アルプス。冬型が緩んでいるので日本海側の山並みも良く見えます。
急坂に喘いでいる時に下山中の方から「北アルプスが凄く良く見えますよ」と何度も言われましたがこの日は本当に良く見えました。

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頂上山荘(冬季休業中)側に回ってみます。

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小屋は雪に埋もれていました。

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山頂はずーっと独り占めでしたが、決めていた時間が迫り下山する事に。浅間山にお別れをして・・・来た道を戻ります。
風紋?も綺麗!

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陽が傾き始めたので、薄日でもコントラストが目立ち始め、景色が幻想的になって来ました。

先ほど苦しんだ急坂、帰りはラクラク・・と思ったのですが・・

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年末に痛めた膝の不調と運動不足からか、前太腿の踏ん張りが効かず、登りより苦労するという事態に・・・何度も足を止めては景色(南八ヶ岳)を眺めて息を整えます。

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キノコの山みたいな雪帽子?

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肩で息をしながら中間地点の樹林帯に着く頃には西日がオレンジ色に。

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膝と太腿をかばいながら、下りもコースタイムから大きく遅れてしまいます。
誰もいない風の音も無い無音の森でふと空を見上げると真っ青な空が拡がっていました。

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日没ギリギリ前にやっと駐車場に到着。朝あれほどいた車は一台も残っておらず、その後、整備が入ったのか場内が綺麗に除雪されていました。

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こちらの登山口、冬季は一番右のバイオトイレ一個所のみ稼働ですが、きちんと整備されており(感謝)、登山届を出すポストがトイレ脇に据えられています。

午後5時の駐車場の気温はちょうど0度。冬季としては異例の暖かさでした。

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帰路もゆっくり、安全運転で帰宅しました。
(この冬は特に人気が無いからか、鹿の群れとも何度も行き合いました)
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