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2021年02月07日04:32

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実は明智光秀ファン

小学生時代の私「ねーねー、明智光秀はどうして大河ドラマの主役にならないの?」
親 「主君を殺した裏切り者だから人気がないんだよ」
そんなやりとりをしていた記憶が。

裏切り者・天下獲り損ねの代名詞のように語られていた明智光秀。
昔見た歴史ドラマや書物に登場する明智光秀は、実直だが秀吉ほどは冴えのない中間管理職みたいに描かれることが多かった気がする。
真面目な人が鬱憤をため込んだ上で行動に出た裏切り劇的に。

しかし、本能寺の変の動機として昔は信ぴょう性のある説のひとつとして語られた怨恨説
「敵に人質にだしていた母親を信長の約束不履行がもとで斬殺された」
「信長による、家康接待時の粗相をとがめた暴行をはじめとする各種パワハラ」
これらの多くは現在では後世の作り話とされている。
その代わりに浮かび上がるのは、武芸に長け幾多の戦いで功績を挙げたばかりでなく、領地では善政を施して民から慕われ、学問に通じ和歌も詠む文化人でもあったという、ほとんどスーパーマンなまでに多才で有能な人物である。
浪人あがり中途採用の家臣なのに、次々と手柄を立ててのスピード出世、信長もそれはそれは頼りにしていたことが重臣追放の書面からもうかがえる。実は秀吉よりも上の立場にいたらしい明智光秀。
ではなぜ裏切ったのか? そして敗れ去ったのか? 今となっては解明困難な謎、だからこそ気になる不思議な魅力。

上記のように明智光秀の人物像について再評価もなされるようになり、苦節ン百年の末の大河ドラマ主役ゲット。
しかし、現代の世になってもやはりここぞという時に運に味方してもらえない人なのか、
出演女優の逮捕とそれに伴う撮影し直しにより2週遅れのスタートという前代未聞の珍事にはじまり、世界的な感染病の流行による撮影中断。
女優の逮捕もかなりの搔きまわし要因ではあったものの、こちらについては代役の人が見事な働きを見せてむしろプラスに傾いてもいだのだが、
撮影中断にはより以上のダメージをくらい、再開しても中断前ほどには面白さが伝わらない回が続く。
どうも、役者のスケジュールを確保するのが困難とか、感染回避の為に合戦シーンとかは思い切って描ききれないとかあった様子。
そのせいか、主人公・明智光秀の活躍も、3人の架空キャラの人脈と情報力に頼り切りという何だかなものになり、信長に至ってはその架空キャラ頼りの光秀のみこしに乗ってるだけで、カリスマ然とした知力や先見性や判断力の凄さがほとんど見て取れないという「あーれー?」状態。
それでも最終回近くになって盛り上がってきた。
よく見ると役者さん各人の演技は「さすがプロ」的に力の入ったものになっており、そのお陰で、骨格のぐらついたストーリーや人物描写ながらも何となく説得力を維持したものになっていたのではないかと思われる。
とりわけ、主役の長谷川さんという人がドンと構えて頑張っていることで他の役者さん達も各々の役割を見事にこなすことが出来たのではないかと想像。プロとしてのプライドによってドラマの命脈は力技的に保たれたと。
思うに、本作では明智光秀と織田信長の関係が、単なる主従関係というより二人三脚での「大きな国」作りの同誌として設定されていたところが本作のポイントで、光秀・信長の各々が互いをとても尊敬し、その人となりをお互いい「憎くない」としていたこと、しかしながら信長も変節し両者の距離もかい離してしまうせつなさ、この面においては役者さんの頑張りによってとても伝わるものになっていたのではないかということ。

本日、遂に本能寺の変が起き最終回。変の後の秀吉との戦いに敗れ、敗走時に農民に竹槍で突かれて死んだという通説にも疑問の声があり、実は生き延び、江戸幕府初期に黒幕的に活躍した僧が実は明智光秀だとの説もあるが果たしてどう描かれるのか?
子供のころから一度は見てみたかった明智光秀主役の大河だから楽しみである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a55e0791d52b4927dafb8a8fbad1be757aa7ee
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