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2021年01月26日23:35

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今やるべき「自助」は,「無駄な対策をやめること」。

■菅さん、私たちは今以上に何を自助すれば? 罰金の金額を考える前にすべきこと
(AERA dot. - 01月26日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6390274

こんなこと公言して,ひどいなぁ……コロナのことを全く理解していないのをアピールしているようなものです。
……まぁ,国会の皆さんも,別な意味で,コロナのことを理解していないのだけど……(だから平然と,専門家会議の意見を無視したり曲解したりする)

だとしても,この文章に書かれている衛生対策の多くは,ほとんど効果の期待できないものが多く,実に無駄が多い。誰かが「これでコロナに勝つ!」みたいな,たいして根拠のないことを言ったのを鵜呑みにしたり,専門家が情勢に合わせて最適と思われる対策をアドバイスしているのに,そのアドバイス前に巷で流行したことを,そのまんまやっていたりする。そりゃ,やることばかり増えて大変です。大変だけど,感染症対策としては穴が多いのです。

無駄,無意味が多すぎrのです。

効果がゼロとは言いませんが,ほとんど意味が無いと言うか,今やるべき感染対策に足しになる部分が乏しいことを,「頑張ってます」アピールに使うのは,良くありません(正直,やめて欲しい)。
たとえば,帰宅後に衣服をすぐ着替える前に,まず,手を良く洗って,清潔な手で着替えないと意味がありません。たっぷり時間を掛けてうがいをしているようですが,うがいは上部気道にしか届かず,コロナが感染して炎症を起こす場所は,呼吸器系のずっと下のほうなので,これもほとんど意味がありません。
ほとんど意味のないことに手間暇をかけて,「自分は頑張っている」とアピールするのは,相当に見当違いな主張です。まず,この感染症について,基本から学んでほしいと思います。

以前,TV番組で,武井壮さんが,これとほぼ同じことをやって頑張っていると誇らしげに説明して,即座に同席していた専門家の先生からたしなめられると言う一幕があったのを見ましたが,それと同じことを,誰もブレーキを掛けてくれない状態で,いまだに,せっせと実行しているのですね。


無駄なことをやって疲弊する前に,よく勉強して,確実に効果の見込める対策を覚え,感染リスクの高い要所要所を押さえて,感染防御に大穴をあけないよう,ひとつひとつの対策を着実にやってゆくことが大切です。

今,あちこちで見かけるアルコール消毒も,「やっている」と言う人は多くても,きちんと実施できている人はとても少ないのです。アルコールや逆性せっけん液を手指消毒に使う場合,消毒液を手のひらに広げるだけでなく,爪の隙間,指の間,手の甲,手首などにも,消毒薬が乾燥する前に,意識して,よく擦り込むことで効果を発揮します。手に取ってモミモミするだけでは全く不十分です。次亜塩素酸水は,ボトルに入れられてスプレーして使うようにしてある場所もありますが,それはほとんど,使用時点で既に効力を失っています。消毒スプレーも,ミストのつかなかった部分は消毒されていません。びしょびしょになるくらい噴霧しないと意味がありません。

「やっている」と言っていても,「ちゃんと出来ていない」と言うことが,とても多いのです。まずはそこから,勉強し直し,実践し直しです。

でも,これが現在の,一般的な「衛生対策」なのだと思います。
きちんと指導して実践する,と言うことを,行政府は責任を持てやりましたか?口頭説明や文書だけの指導で終わっていませんか?そして国民1人1人も,ちゃんと学んで,どういう理由でこのような丁寧な消毒が必要なのか,押さえておくべきリスクの高いポイントはどこなのか,きちんと理解し,必要な所に必要な感染対策を実施できているでしょうか。

それが出来ていないから,マスクをすればOKとか,夜8時以降は飲み屋を閉めろとか,理由説明の不十分な,形骸化した対策が横行するわけです。
まして罰則規定を盛り込んだら,感染対策の理由と目的を完全に見失います。既に現時点で,ろくろく理解していないのだし。

今やるべきことは批判ではありません。
感染対策をしっかり学び,1人1人が正しい対策を実践できるかどうかが,今後の感染拡大阻止を,最も大きく左右します。
国民だけではありません。永田町の浮世離れした人たちも,自らの意思で学び,感染症対策の実践がどういうものなのか,ちゃんと身につけてください。

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