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2021年01月25日22:52

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ドゥーチュィムニー「[沖縄関係の墓碑銘2020]社会・教育編 「語り部」の安里要江さん、女性運動リードした由井晶子さん」

 2020年の社会・教育分野の墓碑銘を刻む。(敬称略。かっこ内は年齢と死去した日)



 【社会・教育】

 沖縄戦で夫と2人の子ら親族11人を失い、昨年5月まで県内最高齢の語り部として活動を続けた安里要江(99歳、11・12)は、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった。

 沖縄戦で親族12人を失いそのうち兄と姉を含む11人は疎開船「対馬丸」に乗船して亡くなった津波古ヒサ(93歳、12・8)は「ひめゆり学徒隊」で沖縄戦に動員され、戦後は語り部として悲惨な体験を伝え続けた。

 沖縄戦中、座間味村で起きた「集団自決(強制集団死)」を生き延びた宮城恒彦(86歳、8・21)は1988年から戦争体験者への聞き取りを始め、自費で証言集28冊を発行した。

 元沖縄タイムス取締役編集局長で「金城芳子基金」運営委員長などを歴任した由井晶子(86歳、4・15)は、91年に戦後の全国の新聞社で初の女性編集局長となり、県内の女性ジャーナリストの先駆けとして女性・社会運動に尽力した。

 石油備蓄基地(CTS)の建設を巡る1970〜80年代の「金武湾闘争」で、住民側の反対運動の中心で活動した崎原盛秀(86歳、11・4)は「金武湾を守る会」の共同世話人を務めた。

 元沖縄弁護士会長の大城浩(68歳、5・23)は名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認を検証する、県設置の第三者委員会の委員長を務めた。

 元琉球放送テレビ本部報道制作局番組担当局長の大盛伸二(64歳、7・22)は県出身バンドBEGINなどと共同企画した「おきなわのホームソング」でプロデューサーを担い、2008年に日本レコード大賞企画賞を受賞した。

 元日本助産師会県支部長の奥松文子(94歳、2・12)は沖縄戦当時、沖縄陸軍病院南風原壕で負傷者の看護に当たった。

 元県社会福祉協議会常務理事の親川富藏(95歳、10・27)は沖縄の社会福祉事業の発展に尽くしたとして1998年に沖縄タイムス賞を受賞した。

 闘牛カメラマンとして活躍した久高幸枝(46歳、5・29)は沖縄の闘牛文化の発展に尽力した。

 元県人権擁護委員連合会会長の比屋定喜代子(79歳、2・6)、元県教育長の仲里長和(83歳、3・23)、元県教育委員長で琉球大名誉教授の宜保美恵子(86歳、3・23)、学校法人「尚学学園」副理事長の名城政一郎(62歳、7・14)、県内最高齢の田港小夜(113歳、8・7)、県うちなぁぐち会前会長の桑江常光(82歳、9・2)、琉球料理研究家の渡口初美(85歳、11・26)、女優・モデルの金城茉奈(24歳、12・1)も永眠した。
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