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2021年01月07日15:29

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燃えよデブゴン TOKYO MISSION(肥龍過江 Enter the Fat Dragon)

 「るろうに剣心」シリーズのアクション監督として知られる谷垣健治がメガホンをとったアクションコメディ。「イップ・マン」シリーズや「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」で活躍するアクション俳優のドニー・イェンが、激太りした熱血刑事に扮し、日本を舞台に活躍する。自分の結婚式当日に遭遇した銀行強盗犯を追跡し、そのさなかに警察長官を轢き殺してしまいそうになったことで、閑職のデスクワークに左遷された熱血刑事のファーロン。プライベートでは婚約者から別れを切り出され、暴飲暴食に走った挙句に激太りする。やがて強盗事件の容疑者を日本まで連行する任務についたファーロンだったが、ヤクザの麻薬抗争に巻き込まれて容疑者が行方知れずに。それでも、並外れた身体能力と正義に燃える心を失っていなかったファーロンは、日本の遠藤警部と協力し、捜査を進めていく。遠藤警部役で竹中直人が共演するほか、丞威、渡辺哲、お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーら個性的な日本人キャストがそろう。(映画.comより)





<2021年1月2日 鑑賞>

 サモハンの旧作は見てません。なので、実際のところはリメイクなのかリブートなのかよくわからないのですが、ドニー・イェンにデブゴンをやらせるなんて、いったい誰が思いついたのでしょう(笑)。

 話はあってないようなもの。とにかく、気の抜けた警察で一人気合が入っていたドニー。彼が異動したことで、仲間たちは「やった〜!これで定時で帰れる〜」と雄たけびをあげたり。警察は真っ当な組織であってほしいけど、まぁ私生活が大事なのはみんな一緒ですものね。で、熱血過ぎて女優(この子が美人!上の写真参照)の彼女にも捨てられ、閑職に追いやられたドニーは怠惰な生活を送っているうちどんどん太り、見事に「デブゴン」に。でも、サモハン同様、動きは敏捷なのです。彼がおかしな男(映画監督のはしくれ)を日本に護送するなかで、いろんな事件に巻き込まれる、そんな話です。

 日本の警察の窓口は竹中直人。当然マフィアとつながっていて、不正しまくり。かつらはいつもずれてるわ、あたりかまわず屁をこくわ、やりたい放題。日本人の私としては、いまさら竹中直人にこんなこと連発されてもおもしろくもなんともなかったけれど、香港ではウケるのかもしれません。個人的にウケたのは、ドニーが、誰だったか(忘れててすみません)ちょっとハンサムな青年に「ニコラス・ツェーに似てるからって、調子に乗るなよ」って言ったところ。そう言えば、一時日本にもよく来てたな、彼の映画。ダニエル・ウーとか、あの頃は男前が束になって。懐かしいな、本国では今でも人気者なのでしょうね。あと、日本のヤクザ連中が、彼のことを「○○にもいたデブじゃないか?」とか、やたらデブ、デブと言うので「わざとらしい」と思いました(笑)。

 日本ヤクザの次期ドンも、ドニーとタメを張るほどの(そう見えただけかもしれませんが)カンフーの使い手でした。アホ映画に見えて実は、強いドニーは堪能できるし、人情味あふれる友人は出て来るし、元来の香港映画の魅力を感じることができる映画だったと思います。疲れているけど映画が観たいときなんかにおススメです。あ、そうそう。私が見た田舎の映画館では、券売機の表記が「燃えよドラゴン」と、間違っていたのでした(笑)。リバイバル上映でも企画されているのかと一瞬見直しました。でも、ただの間違いだったのです。ああいう券売機って、自分で入力するのね!
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