■今回予告
“学校”は絶望にみちていた。
少女たちの健気な思いは、
欲望のまま、悪意の極彩色の糧となる。
色なき絶望の世界を、
かすかな希望を集め抜け出した白い少女は、
“外”で、ひとりの半魔と出会う。
ビーストバインドトリニティ
『カラーレス・ワールド』
心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。
■レギュレーション
▼ＰＬ人数
・２〜４人。番号の小さいハンドアウトを優先して使用する。
・ＰＬが２人以下の場合、サポート能力を持ったＮＰＣが登場し支援する。
▼ＰＣの作成方法
・クイックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・ＰＬの所持する経験点の使用に制限はない。
▼使用を許可するデータ
・公式に発表されているものに限る。GF誌先行掲載データの使用も可。
・「彷徨える少女」「名探偵」「怪獣使い」「サバイバー」は扱いが難しいため、必ずGMに相談すること。
・「モータル」は使用を禁止する。
▼大罪について
・『アドヴェント』および該当データを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
・ただし、大罪はデータだけの要素ではないため、必ず事前にＧＭに設定を説明し許可を取ること。
▼他のセッションで使用したＰＣの持ち込みについて
・持ち込みを可とする。
・元のＰＣを、他のＰＣに合わせて経験点を減らし弱体化させて参加していた場合、減らした分の経験点は返却する。
・同時に、このセッションでＰＣが失われても、元のＰＣには影響しないものとする。（簡単に言えばパラレルワールドのような扱いとする。）
■シナリオハンドアウト
●ＰＣ� �池袋の半魔
絆：マシロ 関係：庇護
▼クイックスタート：血塗られし魔剣
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミは、池袋で人に紛れ暮らす人ならざる者、半魔だ。
ある日、半魔専門のバーである「ルーナン」にいた所、真っ白い髪と肌を、自分の傷から流れた血で赤く汚した少女が現れた。
マシロと名乗った傷だらけの彼女は、一般常識も依頼料も持ち合わせていないようだったが、「何でもするから、“学校”にいる自分の友達を助けてほしい」と懇願した。
寄る辺がないのは明らかな少女の、必死な願い。
キミは彼女に手を差し伸べていた。
【ＳＡ：マシロの願いを叶える】
●ＰＣ�◆Ъ抂�と戦う半魔
絆：クロノ 関係：借り、ビジネス、興味など
▼クイックスタート：幻想の乗り手
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミは、日々邪悪と戦う半魔だ。
ある時、キミはメルキセデク社の特殊部隊・ＭＭＭからの襲撃を受けた。
洗脳・改造した魔獣を使役する彼等を辛くも撃退した所、キミから受けた大きなダメージによって、襲撃者の一人であるクロノという魔獣は正気を取り戻した。
死にかけの彼女は、キミの力を見込んで、自分の同胞を助けて欲しいと懇願した。
彼女の背後には、確かに邪悪なる意志を感じる。
キミは、彼女の頼みに頷くのだった。
【ＳＡ：邪気を祓う】
（※）「師匠に命じられた」「そういう家系」「趣味」など理由は何でも良いので、とにかく邪悪と敵対するＰＣをお願いします。
（※）ただし、クロノに同情して行動する、などのモチベーションで動けるのであれば、必ずしも常日頃から邪悪と戦っていなくとも大丈夫です。その場合はＳＡも【ＳＡ：クロノの頼みを聞く】に変更します。
●ＰＣ��：死霊課刑事
絆：ドクター・カンバス 関係：敵対
▼クイックスタート：降りた天使
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：死霊課刑事
キミは［昼の側］と［夜の側］の秩序を守る、警察庁死霊課の敏腕刑事だ。
凄腕であるキミの手から、かつて逃げ延びた凶悪な存在――生命を弄ぶマッドサイエンティスト、ドクター・カンバス。
彼がメルキセデクと契約し、池袋入りしたという情報が齎された。
彼が現れた先では必ず災厄が起きる。
捜査を開始したキミは、ドクター・カンバスの研究所へ続く転送装置を発見し、突入した。
【ＳＡ：ドクター・カンバスを確保する】
●ＰＣ�ぁ�魔獣組織所属
絆：ドクター・カンバス 関係：標的
▼クイックスタート：苦悩する怪人
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミは魔獣の組織に所属する構成員だ。
ある時、キミに指令が下る。
メルキセデク魔物利用機関に、ドクター・カンバスが協力を始めたという。
ドクター・カンバスは悪辣なマッドサイエンティストで、“最強の魔物を作る”ことに取り付かれた狂人だ。
かつて組織にも痛手を与えたこともある奴を、今度こそ仕留める。
組織の願いであれば、それを遂行するのがキミの役目である。
【ＳＡ：命令を遂行する】
（※）所属する組織は、死霊課、ペルソナ・ネットワーク、リンドヴルム等を想定していますが、ハンドアウトを満たすものであれば、他の組織やオリジナル組織でも構いません。
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