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2021年01月03日15:12
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ライジング若冲 若冲はんと大典さん
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NHKの新春ドラマ『ライジング若冲』が面白かった。
最初若冲でBLやるって知って「若冲でBL？ってコトはまさか、売茶翁とのワケないから、相手は大典さんだよなぁ〜。（若冲はんって吃驚するほど、交友関係出て来ないんだ(^_^;)）大典さんと、若冲はんが仲良しだったのは確かだし、研究者の中には『2人の関係は友情以上の愛情があったのでは？』と言う人もいるし、大槻ケンヂ氏の言葉を借りれば『おまえらホントにただの友達か？』という雰囲気はあるのだが（大槻氏の言葉は、ホームズとワトソン君に向けての言葉だが）、それってどうなのかしら？その関係がギャグっぽくなってたら嫌だなぁ。」と思って観たら、これが面白くて良かったという。
七之助氏が「観る人によってはBLに見えるかも。」と言っていたが、あれは、観る人によらなくても、BLに見えるドラマだった（笑）。
でも、そのBL部分が、嫌味がなくて「若冲はん。初めての恋！」みたいな感じで可愛くて美しかった。
因みに。私の解釈…というか設定（笑）では、大典さんと若冲はんはヲタ仲間。若冲はんからしたら「やっと、話が通じるヲタ友見つけたーーー！！」って感じだったのかな？と。
若冲はんが妻帯しなかったのは本当だし、おそらく女性が苦手だったのも本当だと思う。でも、これって、所謂ヲタ気質であまり生身に興味なかったんじゃねえかな？と思っている（私もヲタで、生身好きじゃねえ人間なのだが）。若冲はん、一生童貞のまま死んじゃったのかな？と。妻帯しなかった理由のもう１つに若冲はんは、仏教の熱心な信者だったからってのもあるかな？と。若冲はんベジタリアンだよね？まぁ、生家が青物問屋なので、丁度良かったといえば丁度いい（笑）。
でも、その部分をBLで纏めると、このドラマのようになり、それって結構面白いと思った。ガイ・リッチー版のシャーロック・ホームズの映画観た時と同じ感情。「ああ、ホームズとワトソン君の関係をそう描いて良いんだ！」って思ったのと同様、「ああ、若冲はんと大典禅師の関係、そう描いて良かったんだ！」って言う。
石橋蓮司氏の売茶翁が凄く良かった。出て来た瞬間「売茶翁本物じゃん！」って思った。何だ本物って。でもそう思った。売茶翁の生前葬で、大事にしてた茶道具をお焚き上げするところで泣いた。名前まで付けて大事にしていた茶道具。それを「私の死後、価値の分からない奴の手元に行って辱めを受けるより、こうやってお焚き上げして供養するんだよ。」と。「来世は輪廻転生して花におなり。」と。ここで、涙ボロボロ〜。断捨離ブームの昨今ではありますが、私も物に対してこういう接し方でお別れをしたいと思った。
あと、単純に売茶翁の淹れるお茶が美味そう（私は大のお茶好き）。
売茶翁が引退して、悲しむ岩次郎。思わず、画面に「岩次郎、オマエ、将来円山応挙って名前の超メジャー絵師になるんだよ！君が足のない美人幽霊を描いたら、それが話題になって、以来、日本の幽霊から足がなくなっちゃったんだから！皆、足のない幽霊を描くようになっちゃったんだから！１つの絵のスタンダードを作るって凄いコトじゃね？それは若冲はんにも成し得なかったコトなんだよ！」と言いそうになった。言ったところで、画面越しだから伝わらんし、そもそもドラマだし。中川大志氏上手かったな。応挙は狂言回し的な役回りではあったけれど。
最後の相国寺の本堂。暗闇の中から蝋燭の光で、動植綵絵が浮かび上がるシーンもウルっと来た。ああ、この絵は、蝋燭の光の元で観るのが正しいのかと思った。秀吉の金の茶室ってあるじゃない。あれって、今の明るい照明の中で観ると「成金趣味丸出しだな」と思ってしまうのだが、あれって、蝋燭の光の中で観ると、暗闇にボオっと金色が光って、まさに極楽浄土に行ったように感じるんですって。「それと同じだ。」と思った。暗闇から浮かぶ動植綵絵は、森羅万象、宇宙。確かに極楽浄土のように感じたろう…と。
鳳凰図が若冲はんで、芦雁図が大典さん。その時の若冲の衣装が白で、大典さんは僧衣で墨染の黒だから、まるで婚礼衣装のようだった。てか、あれは「2人は精神的に契りを交わしましたよ。」という意味なのだろう。
でも、あの状況下であのバリバリ本気の若冲はんに「死ぬまで一生そばにいてください。友として。」って言われたら、大典さん「はい。」って言うしかねえよな！(^_^;)「いやぁ〜、それはちょっと〜」って言える雰囲気じゃねえよぉ〜。
この場面、ツイッターで「これは2人にとっての俗世への決別も意味してるんではなかろうか？」と解いている人がいて、「なるほど」と思った。
さよなら俗世、私たちはもっと高みに参ります。か。
で、史実、本当に2人は死が2人を分かつまで一緒におりました。
余談だが。私、若冲はん好きなので、石峰寺に行ったコトがあります。若冲はんが最後にいた場所。若冲はんプロデュースの五百羅漢、可愛かったなぁ。若冲はんのお墓へお参りもした。若冲はんに「私ももっと絵が上手くなりますように！」とお願いして来たが、若冲はんに「それは、あんたの心意気、心がけしだい…違いますか？」と言われたような気がした。
このドラマは青春群像劇を思わせる部分もあって、池大雅、応挙、若冲…この3人に、交友があった史実はないけれど、どこかのパラレルワールドで、仲良く時にはぶつかりながら切磋琢磨してる…そんな世界があっても良いじゃないか…と思わせてくれた。想像するのは自由だしね！
最後の番付は史実だよね。日本人、江戸の昔からランキング大好き国民よな。若冲はん2位でちょっとムッとしてて笑った。で、1位になったの岩次郎…応挙。一矢報いたワケだね。ここで岩次郎君が応挙と分かる仕掛けだったのかな。
あと、このドラマの功労賞は間違いなく、動植綵絵を含めた若冲の絵の複製美術を担当したスタッフだと思う。あれ、大変だよね。お金もかかるし…。動植綵絵は、数年前、嵐の大野氏が出ていた若冲の美術番組で複製原画を作ってたから、ひょっとしてそれを流用したのかな？と思ったけれど（まさか、あれ、捨てないよね？）。
あの複製美術で１つの美術展が出来ると思った。
1月16日にBSで完全版をやるらしいのですが、その時も、オマケの売茶翁の若冲紀行をやってくれるだろうか？このオマケの紀行がとても良かった。
錦小路のシャッターには、若冲はんの絵が印刷されているのですね。知らなかった。夜に行けば観られるのか！なんだかんだ、今も京都の人達に愛されてるね若冲はん。
次回は仙�僂気鵑離疋薀泙鬚笋辰討�れないかな？と思う私です。
さて、若冲はんと大典さん。若冲はんが亡くなってすぐに大典禅師が亡くなったのは知ってたが（これって、大親友が死んじゃって、ガッカリして死んじゃったのかな？と思ってる）、大典さんが若冲はんの誕生日に死んでたって知らなかった。どこまでもエモエモ光線をぶっぱなすな！大典さん！
今は大典さんと若冲はんは、仲良く一緒に極楽浄土にいると思う。大典さんは僧侶だし、若冲はんは、熱心な仏教徒だったしね。
極楽浄土なら、本物の鳳凰もいるだろう。今度は鳳凰も実際に観て描けるね、若冲はん。
おまけ。東京富士美術館にある若冲の象さんの絵。目が凛々しい（笑）。若冲はんて、動物の正面顔好きだよね（笑）。
最初若冲でBLやるって知って「若冲でBL？ってコトはまさか、売茶翁とのワケないから、相手は大典さんだよなぁ〜。（若冲はんって吃驚するほど、交友関係出て来ないんだ(^_^;)）大典さんと、若冲はんが仲良しだったのは確かだし、研究者の中には『2人の関係は友情以上の愛情があったのでは？』と言う人もいるし、大槻ケンヂ氏の言葉を借りれば『おまえらホントにただの友達か？』という雰囲気はあるのだが（大槻氏の言葉は、ホームズとワトソン君に向けての言葉だが）、それってどうなのかしら？その関係がギャグっぽくなってたら嫌だなぁ。」と思って観たら、これが面白くて良かったという。
七之助氏が「観る人によってはBLに見えるかも。」と言っていたが、あれは、観る人によらなくても、BLに見えるドラマだった（笑）。
でも、そのBL部分が、嫌味がなくて「若冲はん。初めての恋！」みたいな感じで可愛くて美しかった。
因みに。私の解釈…というか設定（笑）では、大典さんと若冲はんはヲタ仲間。若冲はんからしたら「やっと、話が通じるヲタ友見つけたーーー！！」って感じだったのかな？と。
若冲はんが妻帯しなかったのは本当だし、おそらく女性が苦手だったのも本当だと思う。でも、これって、所謂ヲタ気質であまり生身に興味なかったんじゃねえかな？と思っている（私もヲタで、生身好きじゃねえ人間なのだが）。若冲はん、一生童貞のまま死んじゃったのかな？と。妻帯しなかった理由のもう１つに若冲はんは、仏教の熱心な信者だったからってのもあるかな？と。若冲はんベジタリアンだよね？まぁ、生家が青物問屋なので、丁度良かったといえば丁度いい（笑）。
でも、その部分をBLで纏めると、このドラマのようになり、それって結構面白いと思った。ガイ・リッチー版のシャーロック・ホームズの映画観た時と同じ感情。「ああ、ホームズとワトソン君の関係をそう描いて良いんだ！」って思ったのと同様、「ああ、若冲はんと大典禅師の関係、そう描いて良かったんだ！」って言う。
石橋蓮司氏の売茶翁が凄く良かった。出て来た瞬間「売茶翁本物じゃん！」って思った。何だ本物って。でもそう思った。売茶翁の生前葬で、大事にしてた茶道具をお焚き上げするところで泣いた。名前まで付けて大事にしていた茶道具。それを「私の死後、価値の分からない奴の手元に行って辱めを受けるより、こうやってお焚き上げして供養するんだよ。」と。「来世は輪廻転生して花におなり。」と。ここで、涙ボロボロ〜。断捨離ブームの昨今ではありますが、私も物に対してこういう接し方でお別れをしたいと思った。
あと、単純に売茶翁の淹れるお茶が美味そう（私は大のお茶好き）。
売茶翁が引退して、悲しむ岩次郎。思わず、画面に「岩次郎、オマエ、将来円山応挙って名前の超メジャー絵師になるんだよ！君が足のない美人幽霊を描いたら、それが話題になって、以来、日本の幽霊から足がなくなっちゃったんだから！皆、足のない幽霊を描くようになっちゃったんだから！１つの絵のスタンダードを作るって凄いコトじゃね？それは若冲はんにも成し得なかったコトなんだよ！」と言いそうになった。言ったところで、画面越しだから伝わらんし、そもそもドラマだし。中川大志氏上手かったな。応挙は狂言回し的な役回りではあったけれど。
最後の相国寺の本堂。暗闇の中から蝋燭の光で、動植綵絵が浮かび上がるシーンもウルっと来た。ああ、この絵は、蝋燭の光の元で観るのが正しいのかと思った。秀吉の金の茶室ってあるじゃない。あれって、今の明るい照明の中で観ると「成金趣味丸出しだな」と思ってしまうのだが、あれって、蝋燭の光の中で観ると、暗闇にボオっと金色が光って、まさに極楽浄土に行ったように感じるんですって。「それと同じだ。」と思った。暗闇から浮かぶ動植綵絵は、森羅万象、宇宙。確かに極楽浄土のように感じたろう…と。
鳳凰図が若冲はんで、芦雁図が大典さん。その時の若冲の衣装が白で、大典さんは僧衣で墨染の黒だから、まるで婚礼衣装のようだった。てか、あれは「2人は精神的に契りを交わしましたよ。」という意味なのだろう。
でも、あの状況下であのバリバリ本気の若冲はんに「死ぬまで一生そばにいてください。友として。」って言われたら、大典さん「はい。」って言うしかねえよな！(^_^;)「いやぁ〜、それはちょっと〜」って言える雰囲気じゃねえよぉ〜。
この場面、ツイッターで「これは2人にとっての俗世への決別も意味してるんではなかろうか？」と解いている人がいて、「なるほど」と思った。
さよなら俗世、私たちはもっと高みに参ります。か。
で、史実、本当に2人は死が2人を分かつまで一緒におりました。
余談だが。私、若冲はん好きなので、石峰寺に行ったコトがあります。若冲はんが最後にいた場所。若冲はんプロデュースの五百羅漢、可愛かったなぁ。若冲はんのお墓へお参りもした。若冲はんに「私ももっと絵が上手くなりますように！」とお願いして来たが、若冲はんに「それは、あんたの心意気、心がけしだい…違いますか？」と言われたような気がした。
このドラマは青春群像劇を思わせる部分もあって、池大雅、応挙、若冲…この3人に、交友があった史実はないけれど、どこかのパラレルワールドで、仲良く時にはぶつかりながら切磋琢磨してる…そんな世界があっても良いじゃないか…と思わせてくれた。想像するのは自由だしね！
最後の番付は史実だよね。日本人、江戸の昔からランキング大好き国民よな。若冲はん2位でちょっとムッとしてて笑った。で、1位になったの岩次郎…応挙。一矢報いたワケだね。ここで岩次郎君が応挙と分かる仕掛けだったのかな。
あと、このドラマの功労賞は間違いなく、動植綵絵を含めた若冲の絵の複製美術を担当したスタッフだと思う。あれ、大変だよね。お金もかかるし…。動植綵絵は、数年前、嵐の大野氏が出ていた若冲の美術番組で複製原画を作ってたから、ひょっとしてそれを流用したのかな？と思ったけれど（まさか、あれ、捨てないよね？）。
あの複製美術で１つの美術展が出来ると思った。
1月16日にBSで完全版をやるらしいのですが、その時も、オマケの売茶翁の若冲紀行をやってくれるだろうか？このオマケの紀行がとても良かった。
錦小路のシャッターには、若冲はんの絵が印刷されているのですね。知らなかった。夜に行けば観られるのか！なんだかんだ、今も京都の人達に愛されてるね若冲はん。
次回は仙�僂気鵑離疋薀泙鬚笋辰討�れないかな？と思う私です。
さて、若冲はんと大典さん。若冲はんが亡くなってすぐに大典禅師が亡くなったのは知ってたが（これって、大親友が死んじゃって、ガッカリして死んじゃったのかな？と思ってる）、大典さんが若冲はんの誕生日に死んでたって知らなかった。どこまでもエモエモ光線をぶっぱなすな！大典さん！
今は大典さんと若冲はんは、仲良く一緒に極楽浄土にいると思う。大典さんは僧侶だし、若冲はんは、熱心な仏教徒だったしね。
極楽浄土なら、本物の鳳凰もいるだろう。今度は鳳凰も実際に観て描けるね、若冲はん。
おまけ。東京富士美術館にある若冲の象さんの絵。目が凛々しい（笑）。若冲はんて、動物の正面顔好きだよね（笑）。
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