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2020年12月15日17:18

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ジョン・ル・カレ氏死去

ジョン・ル・カレ氏死去 英スパイ小説の巨匠
(2020年12月14日09時58分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121400172&g=int
『【ロンドン時事】東西冷戦期を中心としたスパイ小説で知られた英作家ジョン・ル・カレ氏(本名デビッド・コーンウェル)が12日夜、英南西部コーンウォール地方の病院で死去した。89歳。死因は肺炎。代理人が13日、明らかにした。


〔写真特集〕追悼2020
https://www.jiji.com/jc/d4?p=tit020&d=d4_ftcc

 1931年、ドーセット州生まれ。オックスフォード大卒業後、英国内情報機関、保安部(MI5)に入り、後に対外機関の秘密情報部(MI6)に転属。旧西ドイツの英大使館では書記官の肩書で情報活動を行った。
 61年「死者にかかってきた電話」で小説家デビュー、63年の「寒い国から帰ってきたスパイ」で世界的名声を博した。その後も「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」などの傑作で地位を不動のものにした。2019年、欧州連合(EU)からの離脱をめぐって揺れる英国を舞台にMI6担当官の活躍を描いた「エージェント・ランニング・イン・ザ・フィールド(邦訳 スパイはいまも謀略の地に)」を発表、遺作となった。 』

作家ジョン・ル・カレ逝去のお知らせ(2020/12/14)
https://www.hayakawa-online.co.jp/new/2020-12-14-141411.html
『2020年12月12日、『寒い国から帰ってきたスパイ』『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』などのスパイ小説で知られる作家のジョン・ル・カレが、肺炎のためイギリス・コーンウォール地方の病院で亡くなりました。享年89。

ジョン・ル・カレ(本名デイヴィッド・コーンウェル)は1931年10月19日生まれ。第二次大戦中は陸軍に従軍。除隊後オックスフォード大を一級優等学位で卒業。わずかな間イートン校で教鞭をとる。MI5(イギリス保安部)に勧誘され、その後MI6(イギリス情報部)に移籍し実際に外務省職員として諜報活動を行う。在籍中はドイツ・ボンの領事館に配属された。
1961年に『死者にかかってきた電話』で作家デビュー。外務省職員が自分の名前で小説を出版することは許されなかったのでペンネームを「ジョン・ル・カレ」とした。1963年に発表した第三作『寒い国から帰ってきたスパイ』で英国推理作家協会賞ゴールドダガーおよびアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞を史上初めて同時受賞し、国際的なスパイ小説の大家としての評価を確立した。1984年にはアメリカ探偵作家クラブの、1988年には英国推理作家協会の巨匠賞を授与された。著作の全世界の累計発行部数は六千万部を超える。 その他代表的著作に『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』『スクールボーイ閣下』『スマイリーと仲間たち』『スパイたちの遺産』があるほか、自伝に『地下道の鳩』、評伝に『ジョン・ル・カレ伝』がある。
実際に冷戦下の諜報活動に従事した経験や綿密な取材によるリアルな描写、個性的なキャラクターの造詣でもってして長年イギリスのスパイ・スリラーの巨匠でありつづけた。冷戦終結後においても、武器の国際違法取引を題材にした『ナイト・マネジャー』や、EU離脱以後のイギリスのスパイを描いた遺作の『スパイはいまも謀略の地に』など、晩年に至るまで常に最新の国際情勢をとらえた執筆を行っていた。
日本においてもその評価は高く、1992年刊の「冒険・スパイ小説ハンドブック」のスパイ小説部門で第一位を獲得するなど、高い人気を誇っている。

ここに謹んで哀悼の意を表します。 』

[FT]スパイ小説を文学に昇華 ジョン・ル・カレ氏死去
(2020/12/15 16:23日本経済新聞 電子版)
『東西冷戦を舞台に様々な人間性や政治の複雑さを巧みに掘り下げた英国の小説家、ジョン・ル・カレ氏(本名デービッド・コーンウェル氏)が12日、英南西部コーンワルで死去した。89歳だった。同氏の著作権代理人が発表した。「寒い国から帰ってきたスパイ」や「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」などの名作で知られる。


60年に及ぶ作家としてのキャリアで冷戦スリラーのジャンルを確立し、スパイ小説を筋書きの予…』

英作家ジョン・ル・カレ氏が死去 数々の傑作スパイ小説
(2020年12月14日)
https://www.bbc.com/japanese/55297885
『 冷戦時代のスパイ活動を描いた「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」、「寒い国から帰ってきたスパイ」など、数々の人気小説で知られる英作家、ジョン・ル・カレ(本名デイヴィッド・コーンウェル)氏が英南西部コーンウォルの病院で現地時間12日夜、肺炎のため亡くなった。89歳だった。出版代理人が13日夜(日本時間14日朝)、明らかにした。


 ル・カレ氏の出版代理人を15年近く務めてきたジョニー・ゲラー氏はル・カレ氏を、「冷戦時代をくっきりと描き出し、恐れを知らずに権力者に真実を語り続けた」、「まぎれもない英文学の巨人」と呼んだ。さらに、「人間のあり方というものに関心を持つすべての人、すべての本好きは、この喪失を深く感じることになる」とも述べた。


 「私たちは英文学の偉大な存在を失った。素晴らしいウィットと優しさ、ユーモアと知性の人を失った。私は友人と先生、そして奮い立たせてくれる人を失った」と、ゲラー氏は書いている。
 遺族はゲラー氏を通じて、「ジョン・ル・カレことデイヴィッド・コーンウェルが、肺炎と短い間闘った後、土曜日夜に亡くなったことを、深い悲しみと共に確認しなくてはなりません」と声明を発表した。


「結婚50年近くになる最愛の妻ジェインと、ニコラス、ティモシー、スティーヴン、サイモンの息子たちが残されました」


 「私たちは全員、彼の死去を深く悲しんでいます。入院中、思いやり深く手厚く看病してくれたトルーロのロイヤル・コーンウォル病院の素晴らしいNHSチームに感謝します。一緒に悲しんでくれていると、承知しています」


「結婚50年近くになる最愛の妻ジェインと、ニコラス、ティモシー、スティーヴン、サイモンの息子たちが残されました」


 「私たちは全員、彼の死去を深く悲しんでいます。入院中、思いやり深く手厚く看病してくれたトルーロのロイヤル・コーンウォル病院の素晴らしいNHSチームに感謝します。一緒に悲しんでくれていると、承知しています」


<関連記事>

追悼:英作家ジョン・ル・カレ氏 スパイ小説で弱い人間を描き続け
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-55298730

英作家ジョン・ル・カレに聞く なぜ「政治家はカオスが大好き」なのか
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-50043059


 MI5在籍中に初の小説「死者にかかってきた電話」を執筆。ドイツ勤務中に「ジョン・ル・カレ」のペンネームで、この第1作と次の「高貴なる殺人」を発表。続けて発表した、冷戦下の東西ドイツとイギリス情報部員を描いた「寒い国から帰ってきたスパイ」が世界的ベストセラーになった。


 1964年に情報部員だとソ連側に知られたことで退職し、執筆活動に専念するようになった。


 ル・カレ氏は自分の身元をソ連側に明かしたとされる、イギリス出身の二重スパイ、キム・フィルビーに着想を得て、1974年には英情報部と二重スパイの攻防を迫真の筆致で描く「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を発表し、スパイ小説の大家としての評価を不動のものにした。


 その後も冷戦中に数々のスパイ小説を発表。冷戦後は武器密輸や国際金融、ロシア・マフィアや製薬業界などを題材に、作品を発表し続けた。


 自分が5歳の時に家を去った母親と生き別れた経験や、保険金詐欺で逮捕されるなど犯罪に関わり続けた父親との確執が、作品に反映されていると自ら語っていた。


 その作品の多くは映像化された。BBCが1970年代にドラマ化した「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」で主役ジョージ・スマイリーを演じたアレック・ギネスの演技は、それ以降の小説でのスマイリーの描写に影響したという。


 2011年公開の映画版「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」(邦題「裏切りのサーカス」)や、BBCがドラマ化した「ナイト・マネジャー」などには、ル・カレ氏自身がさりげなくカメオ出演している。


(英語記事 Cold War novelist John le Carré dies aged 89 / Obituary: John le Carré)
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-55297558
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-19888446



英スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレ氏死去
(12/15(火) 18:00配信 映画.com)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6a4743b31cafaee6c6387a275a2213bb98744c6
『「裏切りのサーカス」「寒い国から帰ってきたスパイ」といったスパイ映画の原作者として知られる英作家ジョン・ル・カレ氏が12月12日(現地時間)、英コーンウォールの病院で肺炎のため死去した。享年89歳。

 1931年にデビッド・コーンウェルとして生まれた彼は、スイスで1年間外国語を学んだのち、イギリス陸軍の諜報機関に入隊。52年のオックスフォード大学在学中に、国内の情報活動を担う情報局保安局(MI5)に勤務。60年に国外を対象にした秘密情報部(MI6)に転属し、旧西ドイツにおいて情報活動を行った。

 自らのスパイ活動をもとに、ペンネーム「ジョン・ル・カレ」として小説家デビュー。63年に発表した「寒い国から帰ってきたスパイ」がベストセラーとなったことをきっかけに、MI6を辞めて執筆に専念。その後、イギリス南西部のコーンウォールで暮らしていた。

 「寒い国から帰ってきたスパイ」が65年に映画化されたことを皮切りに、「ティンカー・テイラー、ソルジャー、スパイ」が79年に英BBCでミニシリーズ化されたのち、2011年に「裏切りのサーカス」として映画化された。「リトル・ドラマー・ガール」が1984年にジョージ・ロイ・ヒル監督によって映画化されたのち、2018年に英BBCで「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」としてミニシリーズ化された。ほかにも、「ロシア・ハウス」(90)、「テイラー・オブ・パナマ」(2001)、「ナイロビの蜂」(05)、「ナイト・マネージャー」(16)など映像化作品が多数ある。』

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