滋賀県でオーケストラ

　この土日、滋賀でオーケストラを聴いてきました。
土曜は京響のクリスマスコンサートを草津クレアホールで。最寄り駅は南草津（関東の人は草津といえば温泉しか思い浮かばないでしょう）。指揮はびわ湖ホールの音楽監督沼尻竜典さん。シューベルト「未完成」モーツァルト「ピアノと管弦楽のためのロンド」モーツァルト「交響曲第41番」。どこがクリスマスコンサートやねん？と思うようなプログラムですが、自らピアノソリストを務めたモーツァルトで、クリスマスメロデイーを奏でてくれました。マエストロ沼尻はサービス精神旺盛ですね。クラシックで滋賀を盛り立てていこうという気概を感じます。名曲ぞろいだけど、ジュピターシンフォニーの最終楽章は何度聴いても、精神が高揚します。対位法とフーガの壮麗な大伽藍と個人的には感じてます。
　南草津駅は駅近のマンション群が印象に残っているものの、降りるのは初めて。初め駅と反対側に１０分くらい歩いてしまい、なかなかホールが現れず、少しあせりました
　日曜はびわ湖ホールで日本センチュリー交響楽団。プログラムはハイドン「驚愕」モーツァルト「交響曲４０番」ベートーヴェン「交響曲第１番」。指揮は鈴木秀美。鈴木氏は古楽のチェリストというイメージしかなく、初めて指揮を聴きましたが、なかなかプログラミングを含め、面白いですね。このプログラムなら最後はモーツァルトだろうと思いましたが、ベートーヴェンはメインにふさわしい堂々たる演奏でした。
　どれも知った曲とはいえ、こういう思わぬ感動があるのが、生演奏の醍醐味だなと改めて思った２日間でした