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2020年11月22日20:41

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本割での"借り"を、直後の決定戦でしっかり返し、大関の責任をしっかり果たした貴景勝。

■大関・貴景勝、2度目の優勝 来年初場所で綱とりへ
(朝日新聞デジタル - 11月22日 17:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6316105
大相撲十一月場所千秋楽、東大関貴景勝が小結だった一昨年(平成30年)の十一月場所以来2年ぶりとなる2度目の優勝を決定戦の末、果たしました。
さて、一敗の貴景勝と二敗の小結照ノ富士の対戦が組まれた結びの一番、大関が立ち合い右に往なすも照ノ富士が立て直して一旦離れ、左で張って右を覗かせ、左を抉入れ両差しにして右切り返しから浴びせ倒しに仕留めて照ノ富士に軍配。貴景勝、照ノ富士共に13勝2敗で並び、優勝決定戦へ。
そして迎えた決定戦。立ち合い、貴景勝低く当たって下から押し上げ、照ノ富士の上体を起こして一直線に西に押し出し。貴景勝の2度目、大関としては初めての優勝が決まりました。
それにしても、白鵬、鶴竜の両横綱に加え、序盤戦で朝乃山、さらに新大関の正代の二大関が立て続けに休場して出場する唯一の上位力士となった貴景勝でしたが、そうなった直後も「自分は自分なので、あまり人のことを考えず、その日の一番集中して自分がどういう相撲を取っていくか、それだけ考えてやっていく」と冷静に土俵を務め、終始賜杯レースをリードし続けていたのが今場所の貴景勝でした。中日には自身初の勝ち越しターンで全勝としたものの、翌九日目の前頭四枚目の翔猿戦で立ち合い慎重になり過ぎて相手の動きを見てしまい、リズムを掴めず叩き込みに屈して不覚を取る一番がありましたが、十日目以降に後を引くことはなく、大関の、唯一出場の上位力士の責任をしっかり果たした15日間だったと思います。今日の本割では照ノ富士に豪快な浴びせ倒しを決められましたが、その負けを冷静に受け止めたか、決定戦では低い当たりから照ノ富士を一蹴、賜杯ゲットを決めました。
それにしても、このところは大関の優勝がないばかりか怪我などで休場、陥落が相次ぎ、貴景勝自身もその双方を経験、今場所は朝乃山も正代もその例外では無くなり、まさに大関の番付が"鬼門"と化したように思えますね。大関の優勝は平成29年一月場所の稀勢の里(翌場所に第72代横綱に昇進、現在は荒磯親方)を最後に先場所まで21場所途絶えていたようで、その間、後に大関に昇進する栃ノ心や朝乃山、そして今場所末で初土俵以来の通算連続出場を1301に伸ばした玉鷲など、関脇以下の力士の優勝が目立って増えました。そして今年。幕尻の前頭十七枚目で帰り入幕の徳勝龍の"まさかの快進撃"の初優勝(14勝1敗)に始まり、三月場所こそ横綱白鵬が優勝しましたが、名古屋ではなく国技館での代替開催となった七月場所では同じ帰り入幕にして幕尻の照ノ富士、そして先場所が関脇だった正代が優勝と、大関の番付としては"冬の時代"となった感がありましたが、一年納めの十一月場所で貴景勝がその威厳を示した恰好となりました。
表彰式では、一月場所の徳勝龍以来の土俵下での優勝インタビューが行われ、https://www.nikkansports.com/m/battle/sumo/news/202011220000797_m.htmlのような内容でしたが、休場者続出で唯一の上位力士となったことについて「怪我したくて怪我している訳ではないと思いますし、自分も新大関の時に怪我しましたし、なかなか思ってることと実際に起きることは違ったり、思い通りにいかないこともある。その中で自分は万全で出場できましたので、自分が出来ることとしては一生懸命、お客さんの前でいい相撲を見せること。それだけを考えて15日間やりました。」と語ったように、貴景勝らしい言葉を慎重に選んだ謙虚な印象がありましたね。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞は優勝を条件に照ノ富士、敢闘賞には志摩ノ海と今日勝つことを条件に千代の国、技能賞には照ノ富士で、照ノ富士が優勝を逸したことで殊勲賞は「該当者なし」となりましたが、千代の国は琴恵光を小手投げに退け10番に乗せ、帰り入幕として見事敢闘賞を獲得。そして、残る各段優勝は十両が東2枚目の翠富士(24歳、伊勢ケ濱部屋)が10勝5敗となり、決定戦の末に優勝。4敗の単独トップで迎えた本割で5敗旭秀鵬の叩き込みに屈し、同じ相手との決定戦で低い立ち合いから一直線、相手が内無双にきたタイミングで一気に押し出し。来場所の新入幕が期待されます。また、同じ鳴戸部屋同士の決定戦となった序二段は、六枚目の欧深沢(19歳)が五十五枚目の欧鈴木を寄り切りで制して優勝しました。
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