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2020年11月13日01:28

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NHK『漫勉neo』諸星大二郎回見る。

NHK『漫勉neo』諸星大二郎回見る。

ほとんど何も語ってないといっていいくらい、語尾を濁したポツポツ喋り。
絵はテキトーに描いてるだけ…。発想も見た夢を描いただけ…。何も考えずに描くとこうなりますよという見本として見てもらえば…。あまり自信ないです…
もう大家なのだから、もっと自信を持てばいいのに…となぜかイライラしながら見る(笑)。

これをベテランの謙遜だと思う人もいるかもしれないが、別冊文藝『諸星大二郎』の江口寿史の寄稿マンガを読めばデビュー当時からそうだったことがわかる。ホント、あのマンガに描かれているとおりの人物だったもの。単にシャイで、トークが下手な人なのだ。

しかし、あの大コマは巧いと思うけどなあ。夜の海の感じ、人物の配置やポーズ、完璧だと思うけどなあ。
昔、某古本屋でバイトしていたとき、一緒にマンガの整理をしていた人が
「こんな汚ならしい絵でよくマンガ家なんかできるよね、って人いるよね」
とかいうので、「え、どれですか?」って私が訊くと
「ほら、これ」って表紙を見せたのが諸星大二郎のマンガだった。
その瞬間(あ〜、俺、この人とはマンガの話はできないな)と思った。

今日の番組を見ながら、そんな25年位前のことをふと思い出した。

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