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2020年11月09日21:46

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絵日記2020/11/9(月)しんじつの…

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しんじつの草の根沈み蛇は穴へ
       金子兜太

以下ネットより引用
>春の彼岸の頃に蛇は穴を出る。秋の彼岸の頃に蛇は穴に入る。季語の上ではこのような習わしになっていますが、蛇が冬眠の準備を始めるのはもう少し先のことです。掲句は、『詩経國風』(1985)所収。「あとがき」によると、『詩経』は、孔子によって編まれた極東最古の詩集で、その中で「風」に分類された詩編は、恋を歌い、農事を歌い、暮らしの苦しさを訴え、為政者への反省をうながす歌謡です。ところで、小林一茶は41歳のとき、一年がかりで孔子の『詩経國風』と睨めっこをしながら俳句を作り俳諧 修行をしました。当代随一の一茶信奉者である金子兜太(※芭蕉や山頭火の研究者としても有名である)は、一茶の句を理解するためには原典を読まないわけにはいかないと考え、「読むほどにミイラ取りがミイラになってしまったのである。(中略)古代中国の歌のことばをしゃぶりながら、私は歌の背後の現実と人々の哀歓愛憎にまで感応してゆき、俳句にことばを移しつつ同時にその感応を書き取ろうとした」とあります。句集は「麒麟の脚のごとき恵みよ夏の人」から始まり、所々に『詩経』の言葉が織り交ざる句が連なりますが、掲句は句集の終わりから二番目の位置です。この句は、孔子と一茶へのオマージュのようでもあり、あとがきでは自身を「盲蛇」に喩えているので『詩経』に対峙した自画像のようにも読みとれます。「しんじつ」とは、真の実 です。それは、言の葉から花が咲き、結実することです。そのためには、草の根を沈めて、盲蛇のような自分は『詩経』の穴の中に沈んで、沈潜して、ようやく真の実りを得られるのかもしれません。そんな寓意を読みとりました。(小笠原高志)

 今日のドローイングのストロークはこの句から「くさのねしずむ」。



      落葉



 今日届いたCDを紹介します。


ジル:レクイエム
内容紹介
>◆エラート・アニヴァーサリーシリーズ ◆
フランス音楽とバロック音楽の名門エラート社。 発売:BMGビクター

>カンプラと同じ南仏エクサン・プロヴァンスに生まれたジャン・ジルは、その才能を大いに期待されましたが、モーツァルトのように30代半ばで夭折してしまいました。その最良の遺産が南仏情緒豊かなレクイエムで、ジル自身の葬儀でカンプラの指揮で演奏されました。その後18世紀フランスにおいて最も人気のあるレクイエムとなり、ラモーの追悼式やルイ15世の葬儀でも演奏されました。

>アーティストについて
フレモー指揮パイヤール室内管弦楽団他
ソートロー(ソプラノ)、マラブレラ、コラッツァ(テノール)、デプラース(バス)
アラン(オルガン)、フィリップ・カイヤール合唱団

録音:1964年頃

 只今2回目を聴いている。よく言えば18世紀の薫り高き優しさに溢れたレクイエムだが、5大レクイエム(モーツァルト、ヴェルディ、フォーレ、ベルリオーズ、ケルビーニ)を聴き慣れている私にとっては物足りない感じは否めない。モーツァルトの様に気高く、フォーレの様に心安らげるレクイエムを望むのは、贅沢過ぎるのかな?



      落葉



 ここの処、調子悪くて遂に本が読めなくなってきた。特にジル・ドゥルーズのニーチェ研究や宮川淳の芸術論がダメなんである。小説も集中出来ない。どうやら「中途半端モード」から「視聴覚モード」に変わりつつあるようだ。
 せっかく「読書モード」に入った時の為に本を沢山購入したんだけど、今回は無駄になったようである。CDで音楽(特にクラシック)を聴いている時がいちばん和める。本はマンガなら読める。藤子・F・不二雄全集を買い集めておいて良かった(笑)。
 さて18時である。ビール飲みながら音楽を聴くか?それともDVDでアニメでも観るか?



      落葉








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