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2020年11月06日03:14

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これが「響きあう夢」の続き(結末)だったとはガッカリ。。。

これが「響きあう夢」の結末だったとは非常にガッカリです。

「響きあう夢」では、音は周囲が本来なら主演は千鶴子だったはずと陰口を言われながらも頑張りとおした人物だったのに、仮に夫の人気目当てだったとしても一旦つかんだチャンスを自分から手放して表舞台から引く決断をしてしまいました。。。

音のモデルだった古関金子は1937年〜1940年にプロとして歌手活動を再開し、「エール」の同時代の1949年から1950年にわたり放送された古関作曲の3篇の放送オペラ『朱金昭』(チュウ・チン・チョウ)、『トウランドット』、『チガニの星』でも活動していたとのことです。

そちらを元に「エール」のストーリーとして放送した方が良かったと思うのですが、「エール」の脚本家は、何故か、音がプロとして表舞台に立つことを「自ら」選択する辞退する道を選択してしまいました。

音が古関金子の路線をたどってはいけなかったのでしょうか。。。

これからは音は良くも悪くも専業主婦として内助の功的に裕一を助ける存在になっていくのでしょうが、それなら「エール」でないドラマでもよかったです。


ちょっと変だと思ったのは、放送再開後の「エール」は「弟子がやって来た!」で五郎が廿日市に厳しく言われたくらいで作曲家の夢を断念してしまったり、あれほど負けん気が強く、音楽の情熱があった音が大舞台への道を断念してしまうという、夢をあっさり断念してしまう点が目立ちます。

「弟子がやって来た!」にしても廿日市にあれぐらい言われたぐらいで夢を断念してしまうプロ志望の人がいるでしょうか?
(100%の保障はできませんが、田ノ上五郎役の岡部大も「あれぐらい言われたくらいでは断念しない」というと思います)

NHKの舞台裏で何が起きたか分かりませんが、放送再開後は夢を簡単に諦めてしまう登場人物が目立っています。

古関金子は「エール」の「スター発掘オーディション!」のあたりでは歌手活動を再開しているのに、「エール」ではあえて10年くらい遅くして、体力や気力が衰え始める30代後半頃に設定しなおし、なおかつドラマ上では反抗期の子供を抱えるという難しい頃にして、表舞台(プロ)の歌手活動を断念させるストーリーに書き換えています。
(深読みするなら、「スター発掘オーディション!」は本来は音が歌手活動再開のきっかけとなるオーディションの話とも思えます)

「エール」がこれからどういう話になるかは分かりませんが、音の歌手活動再開をあえて10年遅くしていることを考えると、音がプロとして表舞台に立つことは厳しいでしょう。


役者でドラマを見る人やホームドラマ的なドラマを求める人にとってはそれでもいいのでしょうが、「エール」を「21世紀最高の朝ドラ」を期待していた私にとっては非常に残念な音の結末でした。

20代前後と、体力や気力が衰えて、さらにドラマでは反抗期の子供を抱えて精神的に難しい30代後半では違うのでしょうね。
あえてそういうドラマになってしまうところが悲しいです。


「家族のうた」から「エール」は別のドラマになってしまったのでしょうね。

それでも裕一が主人公の「ちょっと面白い朝ドラ」として見続けるとは思います。


もし、音役の二階堂ふみに質問できる機会があったら、「選べるとしたら、古関金子のようにプロとして活躍し、主婦と両立する人生か、「エール」のように音楽はアマチュアレベルで断念して専業主婦で人生を終えるのとどちらがよかったですか?」聞いてみたいです。

ノベライズでいいので林宏司の「エール」の原案を読んでみたいものです。
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