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2020年11月02日09:00

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渋谷の若者は、文法の裏技を知りたがり、インチキ講師に引っかかるタイプが多いでしょうね。

渋谷ハロウィン、警察官多数で厳戒態勢 仮装激減でセンター街にも変化
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=6289906

江戸時代の祭りを思い出します。
いや、戦後もずっと続いた制度といっていいでしょうが、
祭りのときだけ、自由恋愛、フリーセックスというわけです。

なぜ、祭りのときだけか…というと、それまで、村の掟に従って生きるという、今日でいうと親や学校の囲い込みのようなタコつぼ的なシステムの支配下にあるからです。

大学生から、「文法を教えてくれ」という非常に強い要望があります。
その心理は、文法というパスポートを手に入れられれば、文がわかるというものであり、勉強が人から教わり暗記するものだと思っているということです。

もちろん、内容がわからなければ、意味など分かるはずがありません。内容を理解する原動力は、主体的に考えるという姿勢です。

そして、勉強が進んだ大学生以降の文学部学生によくあるのが、
文法は非常に楽しい。しかし、それを論じるバックボーンの読書量(外国語であれ古文であれ漢文であれ)が足りないから、断念するというものです。

たとえば、ある大学院生が、「時を表す副詞節が現在形である理由」として新しい説を思いついたとします。しかし、それを証明したり、従来の説の欠陥をつくだけの量と質をもつ例文が思いつかないから、論文にならない…という現象です。
ありふれた話です。

可視的な文法を支えている私的な経験が多くあること。
これを、「充実」というのではないでしょうか。
パスポートの裏付けとなる実体です。その実体があってこそ、パスポートを使いこなしたり、場合によっては書き換えることができます。

同じことです。
ハローウィンのときに、バカ騒ぎができるというのは、社会という他者が与えたものです。
他人から与えられた、パスポートです。
それを使い騒ぐのは楽しいでしょうが、こういう若者は、普段から楽しいのでしょうか。

やがて、若者たちがセンター街から卒業するのは、センター街が、砂を噛むような管理された奴隷のような現実の陰画だからではないでしょうか。

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