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2020年11月01日19:15

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第52回全日本大学駅伝対校選手権大会

No.0731
学生三大駅伝である“全日本大学駅伝”。
10月の出雲駅伝が某ウイルス騒動のせいで中止となり、
ここからが戦国駅伝の幕開けとなります。

序盤の1区は、入りの1kmが2分48秒というペースでレースは進み、
札幌学院大のローレンス・グレ選手が先頭に立つ。
しかし、先頭のグレ選手を猛追するライバル勢。
7km地点でグレ選手を追い抜いた選手達の中でも異彩を放つのが、
先日の箱根駅伝予選会で大活躍を見せた順大の三浦選手!!
残り300mで一気にスパートをして、2位の城西大とは3秒差の襷リレー!!

2区は序盤の3kmを待たずして、
城西大の菊地選手が順大の伊豫田選手を捕えトップに。
その後方では、21位で襷を受け取った皇學館大の川瀬選手が13位集団を捕える。
川瀬選手の快走はこの後も続き、ついに15人抜きの6位浮上!!
一方で東海大は17位に落ち込み、大ブレーキ。
3区への襷リレーは、城西大の菊地選手が単独トップ!!
川瀬選手は17人抜きの快走を見せ付け、皇學館大は4位に!!

3区、早稲田大のエースである中谷選手が城西大を捕えトップに!!
8km過ぎに明治大の手嶋選手が2位集団から抜け出し、単独2位に。
かなり後方からのスタートとなった東海大は、塩沢選手の活躍で13位まで浮上。

前半戦山場の4区に入り、
東海大の石原選手が一気にシード圏内の8位に浮上!!
ここで2区の遅れを取り戻すかのように、東海大の怒涛の走りは続く!!
石原選手は、東洋大、駒澤大まで追い抜き、
区間新のペースで一気に順位を押し上げる!!
一方、トップでは早稲田大の太田選手が区間新をマーク!!
更にその記録をも追い抜く
スーパールーキーの石原選手が新たな区間新をマーク!!!!!

後半戦の5区、ここでまたレースの流れを変える展開が。
トップの早稲田大を追い詰めるべく、
青山学院大の佐藤選手がまず明治大の金橋選手を捕え2位に!!
東海大は遅れ出し、5位集団は駒澤大と東洋大に。
青山学院大は、早稲田大との差を10秒にまで詰めるが、
早稲田大のルーキー、菖蒲選手が何とかトップで襷リレー!!

波乱の6区、東海大は長田選手が区間新の驚異的な追い上げでついにトップに!!
この区間で青山学院大は6位まで順位を落とし、
またもレースは大混戦を極める。
この時、青山学院大の山内選手は脱水症状なのか、レース中盤から表情を歪めていた。

7区に入り、この区間で青山学院大は大エースの神林選手を起用!!
6区での遅れを取り戻すかのような驚異的な快走を見せ付け、
先頭集団の明治大、東海大に追い付く!!
レース終盤で駒澤大の小林選手が、東海大の西田選手に追い付くが、
再び西田選手が2位に浮上。
襷リレーでは、青山学院大がトップ通過をし、
東海大よりも僅か2秒後に駒澤大も襷リレー!!

ついにレースは最終区の最長区間へ!!
大本命である3強(青山学院大、東海大、駒澤大)が
レースの流れをどう変えていくのか!!
直前のオーダー変更で竹石選手→𠮷田選手に変更した青山学院大、
その青山学院大を追う東海、駒澤。
東海大はエースの名取選手を起用!!
ライバル勢は、昨年の覇者である東海大をマークする為、
名取選手の走り方や癖を分析し、どこで名取選手を潰すかの戦略が徹底していた。
駒澤大は昨年のスーパールーキーである田沢選手を起用し、一気に大逆転を狙う!!

トップの𠮷田選手を追う東海大の名取選手、駒澤大の田沢選手!!
8.8km地点で東海、駒澤が青山学院に追い付くが、
この時点で青山学院大は、敢えて“追い付かせた”のか、
それとも“追い付かれてしまった”のか。

レースは終盤へ向け進んでいくが、
私から見れば、名取選手を上手く風除けにしている田沢選手の動きがブレない。
昨年同コースを走っている名取選手と、未経験の田沢選手。
両者の勝負は本当に“終盤までは分からなかった”!!

青山学院大の𠮷田選手がそのまま脱落し、更に明治大にまで追い抜かれてしまう。
10.6km過ぎ、名取選手がペースアップをし、田沢選手は離れずに追走を続ける。
残り5kmになっても、残り3kmになってもこの戦況は変わらず。
息もつかせぬほどのレース展開に、私は一時も目が離せなかった。

18.6km過ぎに、ついに駒澤大の田沢選手が仕掛けて先頭に立つ!!
あまりにも驚異的過ぎるハイペースに、名取選手はついに追い付けず。
一昨年の青山学院大の大会記録を大幅に塗り替える、
5時間11分8秒の大会新で駒澤大は、ついに6年振りの王者に返り咲く!!!!!

東海大は23秒差で2位に終わった。
3位は明治大、3強の中の青山学院大を制した実力は本来の明治大に戻った瞬間だった。
4位に青山学院大が入り、来年の箱根駅伝に向けてリベンジを誓った。

優勝インタビュー時、田沢選手はやはり名取選手を風除けに使った事を話した。
名取選手もその事は既に中盤前に気付いていたらしく、
最後は実力不足で完敗した旨を話していた。

過去の全日本の中でもダントツで今年の終盤戦には痺れたし、
駒澤大の優勝の瞬間、テレビの前で大声を出してしまったほど嬉しかった!!!!!
駒澤、東海共に両方応援している大学なので、
どちらが勝ってもおかしくは無かったし、
2位の東海大は、本当によく最後まで戦ってくれたと思う。

これで益々来年の箱根駅伝が楽しみになったし、
今年の全日本以上の歴史に残る競り合いに大いに期待したいと思う。

2020/11/01 MARL
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