筑波山の中腹に女性杜氏の小さな酒蔵があります。
茨城県でも一番小規模で
しかも、東日本大震災の直後で
原発の風評被害により売り上げは低迷、
そこへきて路線バスの廃止が重なり
大変な苦境の中でした。
・・・でも、彼女は頑張りました。
色々な日本酒を作り出し
カフェを始めたり、酒蔵の池に船を浮かべて
イベントをしたり・・・・
父から継いだ100年の歴史を守ろうと必死でした。
わたしが社労士事務所を始める前の
サラリーマンだったちょうどそのころ、ご縁があって
経営革新計画をつくるお手伝いをしました。
筑波山名産の福来みかん(ふくれみかん)果汁を入れた
ライトテイストの濁り酒を作り
筑波白酒(つくばはくしゅ)の命名は
私がさせてもらいました。
その当時から近隣の棚田で採れる酒米と
筑波山の湧き水だけで
お酒を造りたいという夢を語っていた彼女・・・。
先日久しぶりに訪れると
「びっぐさん、ついに発売できました!!」
といって、それはそれは美しい日本酒を見せてくれました。
それが、これ ☟
https://www.minanogawa.jp/stella_sense/
どん底状態だった小さな酒蔵を
今では海外の高級なレストランで珍重されるブランドにまでして、
『いばらき経営革新優秀賞』の最優秀賞まで獲得しました。
ほんの少しでも地元企業のお役にたてたかと
物凄くうれしいご報告です。
女性杜氏さんのお顔はそれはもう
きらきら輝いて見えました。
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