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2020年10月21日05:46

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古楽の楽しみ、他 LXXI (随時追記)

古楽の楽しみ 2020/9/14(月)放送分
▽17世紀 サン・マルコ大聖堂で活躍した作曲家たち(1)
ご案内:今谷和徳/今週は、17世紀にベネチアのサン・マルコ大聖堂で活躍した作曲家たちの作品をご紹介します。一日目は、バッサーノとロヴェッタの作品をお送りします。

世界有数の観光都市

ヴェネツィア共和国の首都
議会によって運営されていた
議員が国家元首にあたるドージェ(総督)を選ぶ
総督の住む宮殿がありその隣にサンマルコ大聖堂
司教座聖堂になったのは19c初め、それまでは総督のプライベートな礼拝堂
16cになってから本格的な音楽活動が始まる
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ジョヴァンニ・バッサーノ
16c終から17c初めにかけて活躍

「モテトゥス「羊飼いらよ、何を見たるか」」
バッサーノ:作曲
(合唱と合奏)レ・トラヴェルセ・バロック、(指揮)エティエンヌ・メイエ
(3分08秒)
<ACCENT ACC 24345>

「モテトゥス「神のみ母なる乙女、御身のご誕生は」」7声
バッサーノ:作曲
(合唱と合奏)レ・トラヴェルセ・バロック、(指揮)エティエンヌ・メイエ
(3分01秒)
<ACCENT ACC 24345>

「モテトゥス「今日、キリストは生まれたまいぬ」」7声
バッサーノ:作曲
(合唱と合奏)レ・トラヴェルセ・バロック、(指揮)エティエンヌ・メイエ
(2分20秒)
<ACCENT ACC 24345>

「モテトゥス「めでたし、天の女王」」12声
バッサーノ:作曲
(合唱と合奏)レ・トラヴェルセ・バロック、(指揮)エティエンヌ・メイエ
(2分58秒)
<ACCENT ACC 24345>
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1576年総督の管楽器奏者
1601器楽合奏団の長に選ばれ1617年に亡くなるまでその地位にあった
他の作曲家の作品を編曲したり器楽用に書き直したのも出版

三曲はいずれもパレストリーナの5声のモテトゥスに基づく
「王は私を酒倉に連れてゆき」
バッサーノ:作曲
(合奏)ムジカ・フィグラータ
(3分30秒)
<BRILLIANT CLASSICS 93350>

「わが愛する者よ、あなたは美しい」
バッサーノ:作曲
(ソプラノ)サンティーナ・トマゼッロ、(バス)マルチェッロ・ヴァルジェット、(合奏)ムジカ・フィグラータ
(3分53秒)
<BRILLIANT CLASSICS 93350>

「わが愛する者よ、あなたはすべてに美しい」
バッサーノ:作曲
(合奏)ムジカ・フィグラータ
(3分34秒)
<BRILLIANT CLASSICS 93350>
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「「ミサ曲とコンチェルト様式の詩編曲集」から 詩編曲「エルサレムよ、主をたたえよ」」
ジョヴァンニ・ロヴェッタ:作曲
(合唱と合奏)カントゥス・ケルン、(指揮)コンラート・ユングヘーネル
(11分52秒)
<harmonia mundi HMA 1951706>

1614年〜大聖堂の器楽奏者
1627年モンテヴェルディのもとで副楽長となり、モンテヴェルディの死後受け継ぐ

Lauda Jerusalem Dominus
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ルイ王太子(後の14世)誕生の際ヴェネツィア滞在中のフランス大使が依頼した曲を集めたもの

「「ミサ曲とコンチェルト様式の詩編曲集」から 8声のマニフィカト」
ジョヴァンニ・ロヴェッタ:作曲
(合唱と合奏)カントゥス・ケルン、(指揮)コンラート・ユングヘーネル
(9分55秒)
<harmonia mundi HMA 1951706>

フランスで料理に関心が払われるようになったのは16〜17cに入ってから、カトリーヌ・メディチがアンリ二世に嫁いだ際大勢の料理人を連れてきたのが切欠。
メディチ家で贅を尽くしていたカトリーヌ姫にとってパリは田舎…
『村上信夫のおそうざいフランス料理』にそんな事が書かれていた気がして引っ張り出したら果たせるかな。
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古楽の楽しみ 2020/9/15(火)放送分
▽17世紀 サン・マルコ大聖堂で活躍した作曲家たち(2)
ご案内:今谷和徳/17世紀半ばにベネチアのサン・マルコ大聖堂で活躍したフランチェスコ・カヴァッリの作品を集めて、モテトゥスや詩編曲などをお聴きいただきます。

1602クレーマ生まれ
ヴェネツィアにおける最も重要なオペラ作曲家
24ものオペラを書いて上演
教会音楽の上でも注目すべき存在

1614歌手として活動
1620頃〜1630オルガニスト
1639サン・マルコ大聖堂の第二オルガニスト
1645第一オルガニスト
1668年楽長
1676年に亡くなるまでその地位にあった
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「モテトゥス「おお、慈悲深きイエスよ」」
フランチェスコ・カヴァッリ:作曲
(合唱と合奏)ガリレイ・コンソート、(指揮)バンジャマン・シェニエ
(4分59秒)
<CHATEAU DE VERSAILLES CVS006>

「モテトゥス「手を打ち鳴らせ、歌え」」
フランチェスコ・カヴァッリ:作曲
(合唱と合奏)ガリレイ・コンソート、(指揮)バンジャマン・シェニエ
(3分51秒)
<CHATEAU DE VERSAILLES CVS006>
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「8声のミサ曲から グロリア (1656年出版のカヴァッリの曲集から)」
フランチェスコ・カヴァッリ:作曲
(合唱と合奏)ガリレイ・コンソート、(指揮)バンジャマン・シェニエ
(14分30秒)
<CHATEAU DE VERSAILLES CVS006>

聖務日課・典礼で歌われる宗教曲集
コンチェルト様式
弦楽器
随意に楽器を加えて演奏される8声の作品

cavalli、同じくロマンス諸語のフランス語だとcheval。シュヴァリエさんはありふれた苗字だった筈…('ー`)
寝ぼけた頭でぼんやり思い出す
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「詩編曲「主はわが主に言いたまいぬ」 (1656年出版のカヴァッリの曲集から)」
フランチェスコ・カヴァッリ:作曲
(ソプラノ)イツァベル・アリアス・フェルナンデス、(テノール)ジャンルーカ・フェラリーニ、
(合唱)クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団、(合奏)アンサンブル・ラ・ピファレスカ、(指揮)ブルーノ・ジーニ、ほか
(11分47秒)
<DYNAMIC CDS 623>

聖務日課で歌われる詩篇曲が数多く含まれている
先程と同じく2つのヴァイオリンとチェロ+随意に楽器を加えて演奏される8声
8人の独唱者
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「6声のマニフィカト」
フランチェスコ・カヴァッリ:作曲
(ソプラノ)イツァベル・アリアス・フェルナンデス、(テノール)ジャンルーカ・フェラリーニ、(合奏)アンサンブル・ラ・ピファレスカ、(指揮)ブルーノ・ジーニ、ほか
(10分18秒)
<DYNAMIC CDS 623>

晩課で歌われる聖母マリアのマニフィカトを5曲残す
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古楽の楽しみ 2020/9/16(水)放送分
▽17世紀 サン・マルコ大聖堂で活躍した作曲家たち(3)
ご案内:今谷和徳/17世紀後半にベネチアのサン・マルコ大聖堂で活躍したヨハン・ローゼンミュラーの宗教曲と器楽作品をお送りします。

1619年中部ドイツ生まれ
1642〜聖トーマス教会にて音楽教育に携わる
1655年5月 生徒と男色に耽った罪で投獄されるも脱獄
北イタリアのヴェネツィアへ
トロンボーン奏者
サンマルコ大聖堂で活躍

「わが愛する方の声が」
ヨハン・ローゼンミュラー:作曲
(カウンターテナー)アレックス・ポッター、(合奏)アンサンブル・ケリクス
(10分18秒)
<Ramee RAM-1009>
〜〜〜〜〜
リュリが太陽王の不興を買ったのも男色だったような記憶があります。
一方東洋の島国では衆道に寛容でした…
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「ソナタ 第3番」
ヨハン・ローゼンミュラー:作曲
(合奏)アンサンブル・ケリクス
(4分40秒)
<Ramee RAM-1009>

ヴェネツィア時代にも器楽合奏曲を数多く残す
1682年北ドイツのヴォルフェンビュッテル宮廷楽長に就任し
同年ケルンでソナタ集を出版
ヴェネツィア時代の作品か、その影響を強く受けたものとされる

1660年にはサンマルコ大聖堂での作曲家の地位を確立
養育院ピエタでも教鞭を
そんな中でもドイツとのつながりを保っていた
1667年 ヨハン・フリードリヒがヴェネツィアにやってきた時作品集を献呈
ルター派からカトリックに改宗している
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「おお、いと優しき救い主」
ヨハン・ローゼンミュラー:作曲
(カウンターテナー)アレックス・ポッター、(合奏)アンサンブル・ケリクス
(10分31秒)
<Ramee RAM-1009>

ソナタ第三番の旋律、どこかしらコレッリが顔を覗かせているような。リズムの取り方は全然違うけれど。
赤毛の司祭ヴィヴァルディも養育院ピエタで教鞭を執っていたはず。
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グローリアを二曲残している
「グローリア」
ヨハン・ローゼンミュラー:作曲
(合奏)カントゥス・ケルン、(指揮とリュート)コンラート・ユングヘーネル
(14分53秒)
<harmonia mundi BVCD-605>
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古楽の楽しみ 2020/9/17(木)放送分
▽17世紀 サン・マルコ大聖堂で活躍した作曲家たち(4)
ご案内:今谷和徳/17世紀後半にベネチアのサン・マルコ大聖堂で活躍したジョヴァンニ・レグレンツィの宗教曲と器楽作品をお送りします。

ジョヴァンニ・レグレンツィ(Giovanni Legrenzi, 1626年8月12日 - 1690年5月27日)はイタリア・バロック音楽の作曲家・オルガニスト。
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「「宗教曲集」作品1から 詩篇曲「主よ、われは心をあげて」」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(ソプラノ)ブリジット・プロート、(カウンターテナー)ヴァンサン・ダラス、(バス)ベルトラン・ボントゥー、
(チェロ)ジャン・クリストフ・マルク、(テオルボ)ヨナタン・ルーバン、(オルガン)ジル・トレイユ、(指揮)オリヴィエ・オプデベーク
(10分53秒)
<Pierre Verany PV-703111>
1654年出版
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1655年作品2(ソナタ集第一巻)をヴェネツィアにて出版
ソナタ17曲と、ヴァイオリニストであった父親ジョヴァンニ・マリア・レグレンツィの作品が6曲が含まれている
17のソナタには全て表題が付けられている

「「ソナタ集 第1巻」作品2から ソナタ「ラ・ドナータ」」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(合奏)パルナッシ・ムジチ
(3分38秒)
<CPO 777 030-2>

「「ソナタ集 第1巻」作品2から ソナタ「ラ・フォスカリ」」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(合奏)パルナッシ・ムジチ
(2分51秒)
<CPO 777 030-2>

「「ソナタ集 第1巻」作品2から ソナタ「ラ・マニーナ」」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(合奏)パルナッシ・ムジチ
(3分44秒)
<CPO 777 030-2>
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1670年、作品10をボローニャにて出版
独唱曲を集めたもの

「「宗教曲集」作品10から 詩篇曲「主よ、われはため息をつき」(器楽合奏)」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(合奏)アンサンブル・ゼニット
(7分47秒)
<Brilliant classics 96006>

「「宗教曲集」作品10から 「声にて賛美せよ」(器楽合奏)」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(合奏)アンサンブル・ゼニット
(5分53秒)
<Brilliant classics 96006>
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1670年代以降
世俗声楽曲3
ソナタ集1宗教曲集1出版
手書きの楽譜のままで残されているのも数多い

「「宗教曲集」作品1から 詩篇曲「しもべらよ、主をたたえよ」」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(ソプラノ)ブリジット・プロート、(ソプラノ)ヴィルジニ・ペラン、(バス)ベルトラン・ボントゥー、
(チェロ)ジャン・クリストフ・マルク、(テオルボ)ヨナタン・ルーバン、(オルガン)ジル・トレイユ、(指揮)オリヴィエ・オプデベーク
(7分08秒)
<Pierre Varany PV-70311>

「「宗教曲集」作品1から 詩篇曲「すべての国々よ、主をたたえよ」」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:作曲
(合唱)コーリ・スペッツァーティ、(チェロ)ジャン・クリストフ・マルク、(テオルボ)ヨナタン・ルーバン、(オルガン)ジル・トレイユ、(指揮)オリヴィエ・オプデベーク
(3分07秒)
<Pierre Varany PV-703111>
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古楽の楽しみ 2020/9/18(金)放送分
▽リクエスト・アラカルト
ご案内:大塚直哉/皆さまからのリクエストにおこたえしてお送りします。「古楽のキーワード」のコーナーでは「ポルタティーフ・オルガン」について解説します。
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「リコーダー・ソナタ 変ロ長調 HWV377」
ヘンデル:作曲
(リコーダー)ペーター・ホルツラーク、(チェロ)ライナー・ツィパリンク、(テオルボ)エリザベス・ケニー
(5分56秒)
<AEOLUS AE10186>

「グラウンド」
フィンガー:作曲
(リコーダー)ペーター・ホルツラーク、(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ライナー・ツィパリンク、(テオルボ)エリザベス・ケニー
(3分45秒)
<AEOLUS AE10186>

「「恋するヘラクレイトス」」
バルバラ・ストロッツィ:作曲
(ソプラノ)スザンネ・リュデーン、(合奏)ムジカ・フィオリータ
(6分12秒)
<HAMRMONIA MUNDI(仏) 905249>
作曲者自身も歌手であった
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神奈川県にお住まいの方から
ポルタティーフ・オルガンの音源を
パイプがあり楽器を抱えながらふいごを操作して演奏
ソロ楽器としても

15cドイツの作品を
1460〜70年頃成立したブクスハイム・オルガン曲集:ほぼ作曲者不詳
一人で演奏している時は勿論だが弾かれた弦の響きも美しい

「「ブクスハイム・オルガン曲集」から レデウンテス・イン・ラ」
作曲者不詳:作曲
(オルガネット)ギレルモ・ペレス
(1分26秒)
<PASSACAILLE PAS 950>

「「ブクスハイム・オルガン曲集」から 驚くほどの乙女の美しさ」
作曲者不詳:作曲
(オルガネット)ギレルモ・ペレス、(合奏)タスト・ソロ
(3分13秒)
<PASSACAILLE PAS 950>

オルガネットは自分でふいごを操作するので一音一音にかなり表情がつけられるのが魅力
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埼玉県にお住まいの方から
ヴィオラ・ダ・ガンバの音色が好き

足で抱える弦楽器
チェロに似ているが弓の構え方や弦の数が違う
様々な楽器の魅力を引き出す天才、テレマンも小さい頃から親しんでいたのでは

「「音楽の練習帳」から ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ホ短調 TWV41:e5」
テレマン:作曲
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ロレンツ・ドゥフトシュミット、(合奏)アルモニコ・トリビュート・アウストリア
(8分41秒)
<ARCANA A312>
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東京都にお住まいのバッハ大好きさんから
"かっこう"をリクエストした「またお会いしましょう」さんのお相手は私では?
野外イベのための作品、打楽器や管楽器が活躍
2002年オランダでのライブ録音

「組曲「王宮の花火の音楽」から 序曲、平和」
ヘンデル:作曲
(合奏)ル・コンセール・スピリチュエル、(指揮)エルヴェ・ニケ
(9分02秒)
<GLOSSA GCD 921616>
〜〜〜
アップテンポなのでびっくりしたけど
打楽器パートがかなりアレンジされている、(・∀・)イイ!
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