■今回予告
役目を失った歌姫の末路。
今ひとたび、歌を届けたい――
その思いが呼び込む惨劇の種子
虚無へ導く歌声と共に、今、電子の舞台の幕が上がる。
ビーストバインドトリニティ
『ＶＯＩＣＥ for ＶＯＩＤ』
心焦がすは魔の渇望、心繋ぐは人の絆
■レギュレーション
▼ＰＬ人数
・２〜４人。番号の小さいハンドアウトを優先して使用する。
・ＰＬが２人以下の場合、サポート能力を持ったＮＰＣが登場し支援する。
▼ＰＣの作成方法
・クイックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・ＰＬの所持する経験点の使用に制限はないが、同じスタイルのＰＣ同士で余り差がつかないように留意するとよい（活躍の場が偏ることを避けるため）。
▼使用を許可するデータ
・公式に発表されているものに限る。ＧＦ誌先行掲載データの使用も可。
・「彷徨える少女」「名探偵」「怪獣使い」「サバイバー」は扱いが難しいため、必ずＧＭに相談すること。
・「モータル」の使用は想定していない。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合、「モータル」の使用は禁止します。
▼大罪について
・『アドヴェント』および該当データを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
・ただし、大罪はデータだけの要素ではないため、必ず事前にＧＭに設定を説明し許可を取ること。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合の目安は、「大罪がキャラクターの人格や行動指針に深く関わっていること」になります。
▼他のセッションで使用したＰＣの持ち込みについて
・持ち込みを可とする。
・元のＰＣを、他のＰＣに合わせて経験点を減らし弱体化させて参加していた場合、減らした分の経験点は返却する。
・同時に、このセッションでＰＣが失われても、元のＰＣには影響しないものとする。（簡単に言えばパラレルワールドのような扱いとする。）
■特記事項
・本シナリオは大変短いため、「エゴのロールによって１シーンに得られる罪は１点まで」の制限を適用しないものとする。
・処理の簡略化のため、ＮＰＣの判定は、一部を除き「３と４で７」の出目が出たものとし、固定値で処理する。（例：命中判定を２Ｄ６＋７で行う場合、自動的に達成値は１４となる）。邪毒によるＦＰの喪失も同様に扱う。
・上記補足：ダイスロールの結果であることを表す印として、数値の後に「*」を付記します。（先ほどの例なら「１４*」となります）
■シナリオハンドアウト
●ＰＣ� А硲帖匹陵Э�
絆：“Ｄ” 関係：友情、慈愛などポジティブな感情
▼クイックスタート：血塗られし刃
▼コンストラクション：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミは、人々に交わり生きる魔獣、半魔だ。
大切な日常や、絆となる人々を守るために、魔の力を振るうこともある。
そんなキミには、人間だけでなく魔獣の友人も存在する。
ネットの海から生まれた生命、電脳魔術師。
その中でも“Ｄ”と名乗る個体と、キミはひょんなことから懇意になった。
“Ｄ”は歌うために生まれて来た存在だったらしいが、最近はその役割がもうないことを納得しながらも寂しがっていた。
だが、ある日彼女から招待状が届く。
“多くの人に歌を届けられるようになった。コンサートを開くので、絶対来て聞いて欲しい”。
キミの元へ届けられた音楽アプリ「ＶＶＯＩＣＥ（ヴォイス）」が、そのコンサートへのチケットのようだ。
――メッセージの、熱に浮かされたような内容。
何か、嫌な予感がした。彼女の元へ行き、この予感を確かめなければ。
【ＳＡ：“Ｄ”の歌を聴く】
●ＰＣ�◆Ш邏焚函�荒神直（あらがみ・すなお）の友人
絆：荒神 直（あらがみ・すなお） 関係：友情
▼クイックスタート：幻想の乗り手
▼コンストラクション：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミたちは、人々に交わり生きる魔獣、半魔だ。
大切な日常や、絆となる人々を守るために、魔の力を振るうこともある。
キミの友人である若き作曲家・荒神 直（あらがみ・すなお）はアンノウンマンだが、そんなキミの絆の一人だった。
だが、彼女はある日昏倒し、仮死状態に陥る……その原因は、「ＶＶＯＩＣＥ（ヴォイス）」という音楽アプリのようだ。
彼女の音楽アプリから、キミはその先のドミニオンへ飛び込むことになるのだった。
【ＳＡ：直を助ける】
●ＰＣ�◆Щ狄瀬�ンダルヴァを追っている
絆：“誘う者”ガンダルヴァ 関係：敵対
▼クイックスタート：降りた天使
▼コンストラクション：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミは、人々に交わり生きる魔獣、半魔だ。
大切な日常や、絆となる人々を守るために、魔の力を振るうこともある。
“誘う者”ガンダルヴァは、そんな日常や絆を破壊する存在――魔獣のエゴを突き虚無の尖兵へと仕立て上げる能力を持つ、危険な死神だ。
かつて姿を現すたびに、甚大な被害を発生させてきた。
そして今、ガンダルヴァの活動の確認と時を同じくして、世界各地で仮死状態に陥る人々が現れた。
奴を追うキミは、被害者の共通点に気付く。
それは、出自不明の音楽アプリ「ＶＶＯＩＣＥ（ヴォイス）」をインストールしていることだった。
キミは、そのアプリを実行し――その先のドミニオンへ飛び込むことになるのだった。
【ＳＡ：ガンダルヴァを止める】
※死霊課刑事やハンターを想定しています。
●ＰＣ�ぁ�魔物組織所属
絆：“誘う者”ガンダルヴァ 関係：敵対
▼クイックスタート：苦悩する怪人
▼コンストラクション：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミは、魔獣組織に所属する半魔だ。
現在、死神“誘う者”ガンダルヴァの活動が確認されていた。
死神は、あらゆる魔獣にとっての絶対敵と言って過言ではない。
調査と排除を命令されたキミは、ヤツが「ＶＶＯＩＣＥ（ヴォイス）」という音楽アプリを通じて何かをなそうとしていることを突き止める。
そのアプリこそが、ドミニオンへの入口だった。
【ＳＡ：命令を遂行する】
※組織はＰＬの自由に決めて構いませんが、「池袋に平穏を取り戻す」ことがモチベーションとなる組織や上司であってください。
ペルソナ・ネットワーク、鬼鳳会、ツバサ団などを想定していますが、オリジナルの組織でも構いません。
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